76 出発
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前回のお話。
仕事はレンに押し付け、オルトは七剣の指導(という名のお遊び)。
『ドMゾンビ』が、滅龍騎士団のドMゾンビ部隊として加入。
ドMは心身ともに強いんだね。
終わり。
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「しゅっぱーつ!」
「「「「おー!」」」」
戦争から数か月。
戦後処理が終わり、ついに僕はジャポネに向けて王都を旅立ったのだった。
メンバーはいつもの5人だ。
今の呼び名で言うならば、滅龍騎士団、飴ちゃん部隊である。
帝国では、戦争時から反王国体制を貫く者は軒並み投獄され、上層部は一新。
皇帝からその部下まで、全て新体制となり政治機能も復旧している。
戦争の被害が少なかったことと、その後の王国の手助けもあり、事はスムーズに運ばれた。
表向きは王国と友好関係を結んだことになったが、帝国は王国に逆らえない。
実質王国の支配下となったようなものだ。
普通なら大国同士の戦後処理は少なくとも数年はかかるそうだから、たったの数か月で終結するのは異様な速さだそうだ。
なにはともあれ、これでようやくジャポネに行ける。
僕にはこの事実だけが大事なのだ。
正直、他のことはどうでもいい。
「まずは帝国まで転移するよー」
一度言ったことがある土地ならば転移魔法が使えるのだ。
帝国には戦時中に行ったからね。問題ない。
「よっと」
4人を連れて帝国に転移した。
「な! 何者だ!」
目の前には若い青年がいた。
「あ、ごめん。ここ皇帝の執務室か。。」
帝国と言って一番に思いついたのが前皇帝を捕まえた場所だったんだ。
よく考えずに転移してしまった。申し訳ない。
ってことはこの人は現皇帝かな?
「やあ。初めまして。突然ごめんね。僕はオルティス・ペンドラゴン」
「オ、オルティス・ペンドラゴン!? あの、たった1人で戦争を終わらせたという化け物!?」
「化け物ってひどいなー。ま、ちょっと間違って入っただけだから気にしないで。お邪魔しましたー」
「ちょちょちょ、ちょっとお待ちください!!」
「どうかした?」
「あなた様が本当にあのオルティス・ペンドラゴン殿か?」
「そうだけど」
「なんてことだ・・・こんなにも早くお会いできるなんて・・・」
僕に会いたかったの? もしかして敵討ちとか?
「私は新たに皇帝の座に就きました、プラドと申します」
「へえ、皇帝か。よろしくねー。じゃっ…」
「お待ちくだされ!」
「な、なんだよー。早くジャポネに行きたいんだけど」
「まあまあ、そんなことおっしゃらずに。その前に帝国で一泊していかれませぬか? 是非とも戦争時のお話をお聞かせ願いたい」
「え? 戦争の時のこと知らないの?」
「ええ。私ども現帝国上層部は全員、戦時中は捕らわれの身であったのです。前皇帝に異を唱える不届きものとして、地下牢の方に。。」
「あーなるほどね。それであんまり詳しくないのね」
「はい。ですので是非! 帝国を破滅から救ってくださった龍殺しのオルティス様のお話をお聞かせいただきたい!」
「待って。なんでそれ知ってるの!? それは使わないで!」
「それとは、龍殺しのオル…」
「だー! だからそれやめて! 恥ずかしいんだって! オルトって呼んでよ」
「かしこまりました。オルト殿と呼ばせていただきましょう」
「うん、それでよろしく。じゃあ、今日一泊だけしていこうかな。みんなもいい?」
「俺はなんでもいいぞ」
「オルトに任せるわ」
「私も任せるよ」
「帝国の甘味・・・」
「甘味をご所望なら選りすぐりのものを用意いたしましょう!」
「やったー!」
「決まりだね。じゃあ、よろしくね。プラドさん」
「こちらこそ。すぐに部屋を用意させるので少々お待ちくだされ」
その後すぐに僕たちの部屋が用意された。
希望を聞かれたから男と女で2部屋に分けてもらった。
あまりにバラけ過ぎると何かあった際の対処が難しいからね。
こうして、僕たちは帝国に一泊していくこととなった。
なにか美味しいものあるかなー?
読んでいただきありがとうございます。
次話もお楽しみに!




