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71 ハーレム

 


「ここは? 知ってる天井だ」


 なんで僕は部屋で寝てるんだろうか。


 そうだ! 確か僕はアリサ、リーシャ、エリナの3人と婚約したんだ!


 つまり僕はシャノン王女も含め4人と婚約したことになったんだ!



 前世じゃ考えられなかったよ。

 ハーレムなんておとぎ話だと思ってたのに!

 男の夢が現実に!! ヒャッハー!


「あ・・・」


「すまん、わざとじゃないんだ」


 僕がベッドで飛び跳ねているところをレンにがっつり見られた。


「イヤン、えっち」


「元気そうでよかったよ。どうやらうまくいったそうだな」


「レンがあの恰好させたんでしょ?」


「ああ、どうだった?」


「最高」


「だろ?」


 2人でサムズアップ。


 さすがレンだ。僕の好みをよくわかってる。


「みんなは?」


「ああ、あいつらならリビングだ。浮かれまくってて居心地が悪いんだ。どうにかしてくれ」


「それはごめんよ、リビングに行こうか」


***********


「みんな、おはよう」


「えへへ」


「ふふ。ふふふ」


「クフフ」


 あれ、みんな上の空って感じ。

 聞こえてなかったかな?


「おーい」


「・・・あ! 気が付いたの?」


「よかった、急に倒れるから心配したんだよ?」


「そうだよ、気を付けてね?」


「うん、ごめんね」


 あれ、なんかみんないつもより優しくない?

 やっぱり婚約したら変わるものなのかな?


 婚約したんだと意識するといつも以上に可愛く見えてきて直視できない。。


「おいオルト、お前1人くらいはしっかりしてくれよ。。」


「おっとごめん!」


「今日くらいはまぁいいけどよ。。で、ちょっとみんなに話があるんだが」


「どうしたのレン?」


「お前らみんな婚約しちまったわけだろ? まず1つ、陛下と王女に報告する必要がある」


「そうじゃん! 大丈夫かな? 怒ったりしないかな?」


「まあ、それは後で頑張ってくれ。で、2つめ。騎士団はどうする? このまま継続でいいのか?」


「私は少なくとも成人して結婚するまではこのままでいいと思うわ」


「私も同じ意見だね。少なくともオルトが成人するまではこのままでいいんじゃないかな」


「私もそう思う」


「みんなが言うなら僕もそれでいいかな」


「わかった。では最後だ。俺はどこで暮らしたらいい?」


「え?」


「いや、だって考えてもみろ。婚約した奴らの中に俺1人混じって一緒に生活するのは問題があるだろ?」


「そうかな? どう思う?」


「別にいいんじゃないの?」


「そうだね、私は気にしないよ」


「うん、レン君なら大丈夫」


「ほら、みんなもこう言ってることだし、問題ないよ!」


「俺が気にするんだが。。まあ各個人に部屋があるからいいか。。」


「よし、決まり! じゃあ、陛下たちに報告に行ってくるね!」


 シュンッ。


 転移魔法で王宮の僕専用部屋に転移する。


 そこから陛下の執務室に向かう。


 コンコン

「オルティスです」


「入れ」


「失礼します」


「どうした? もうシャノンに会いたくなったのか? 息子よ」


「いや、まぁある意味そうなんですが、お2人に話があってきました」


「なんじゃ? ではシャノンも呼ぼう。おい、呼んできてくれ」


 入り口付近に立っていた執事がシャノン王女を呼びに行く。


「フム。なんとなくお主の話は察しが付いた。正妻に話をする際は緊張するもんだが落ち着いて話すがよい。あの子が受け入れてくれるかはお主の態度が大事だぞ。同じ男として応援しよう」


 さすが陛下、察しが良すぎる。


「オルティス様! お待たせいたしました! 本日はどのようなご用件で?」


「はい、シャノン様と陛下にお話があってきました」


「そうですか。では座ってお話ししましょう!」


 僕たちは執務室にあるソファーに腰かける。


「えー、実は僕の騎士団に所属する女の子3人とも婚約をしたことを報告しに参りました」


「婚約なさったのですね! おめでとうございます!」


 あれ、そんなにあっさりと?


「え? 怒ったりしないんですか?」


「怒る? どうしてですか? 貴族が多くの女性を娶ることはよくあるお話です。それにオルティス様ほどの素敵な殿方を私が独り占めできるなんて思っていませんわ! でも、あまり増えすぎると嫉妬してしまうかもしれませんので、ほどほどにしてくださいね?」


「はい・・」


 て、天使だ・・・。

 怒られることを覚悟して来たのに、逆に僕を素敵だってほめてくれたよ。

 しかも最後にこんなに可愛くお願いされちゃったら僕のハートは破裂しちゃうよ!


 可愛すぎるよシャノンちゃん・・・。


「では、私もその方々にご挨拶させていただけませんか?」


「挨拶ですか?」


「ええ、将来のお嫁さん仲間ですもの、これから仲良くしたいです」


「そうですよね、もしよければ今からここに連れてきますがよろしいですか?」


「まあ! 嬉しいですわ! 父上、よろしいでしょうか?」


「ああ、構わんよ。お連れしなさい」


「はい」


 僕は転移魔法で一度’滅龍の家’に戻り、皆を連れて戻ってきた。


「なんで俺まで・・?」


「あ、ごめん、つい癖で」


 いつも『飴ちゃん』はセットで移動させるからレンまで連れてきちゃった。

 まあいいや。


「は、初めまして、アリサです!」


「り、リーシャです!」


「え、え、エリナです!」


「「「よろしくお願いします!」」」


「初めまして。私シャノン・レオナルドと申します。将来はあなた方と同じくペンドラゴンになりますけどね。フフ。こちらこそよろしくお願いしますね」


「かわいい・・・」


「こら、エリナ! 失礼よ!」


「だって・・」


「あら、嬉しいですわ。こんな可憐な方からそういっていただけるなんて」


 僕の婚約者たちが可愛すぎます。

 是非いろんな人に自慢したい。


 しばらくみんなでおしゃべりタイムだったけど陛下は忙しい人だからそろそろお暇しなきゃ、ということで帰ることにした。


「とても素敵なお時間でしたわ。アリサさん、リーシャさん、エリナさん。これからもよろしくお願い致しますね」ニコッ


「「「天使・・」」」


 3人とも見事にシャノン王女の可愛さの虜になったようだ。

 女性まで魅了してしまうとは恐ろしい。。


「では、今日は遅くまで失礼しました」


「よいよい。ああそうだ、暇なときにまた来てくれ。ペンドラゴン男爵にも挨拶しておきたいからな。その打ち合わせでもしようじゃないか」


「はい! また来ます!」


 こうして正妻公認のハーレムが確立されたのだった。


 アーサー爺ちゃん、ローズ、僕は幸せです! ありがとう!






読んでいただきありがとうございます。


次話もお楽しみに!

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