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67 帝国の動きと陛下の画策

すみません。

少し修正させてもらいました。

 

 ****************

 使節団が帰ってきた帝国




 使節団の団長「・・・報告は以上でございます。たった5人でドラゴンを倒してしまうほどの騎士団です。閣下、王国への進攻を今一度お考え直し下され」


 皇帝「何を言っておるのだ。まさか王国に懐柔されたのではあるまいな? そのような与太話を余が信じるとでも思ったか? つくならもっとましな嘘をつくべきだったな。衛兵! こやつを連れてけ!」


「な! お待ちください! 嘘など申しておりませぬ! 私は帝国のためを思って!」


「よい、お主の気持ちはよくわかった」


「で、では!」


「使節団のものは全て牢獄へ。拷問の後、晒し首にしろ」


「かしこまりました」


「ま! 待ってくだされ! 嘘ではありません! どうか、どうかお考え直しを!!」


 使節団の団長は2人の衛兵に連れられ無理やり収監された。


「王国に絆されるクズなどこの国には必要ない」


 使節団は全員、拷問の後処刑され、首を大広場にて晒されることとなった。


 皇帝は、使節団が王国から金を受け取って裏切り、嘘の報告をしたのだと断定した。

 いや、断定してしまったのだった。


 もしもこの時の報告を信じていれば未来は少し違っていたのかもしれない。


「おい、出撃準備が終わるまであとどれくらいだ?」


「およそ1ヶ月かと」


「半月に縮めろ」


「かしこまりました」


「ククク。待っていろ王国め。すぐに恐怖を味わわせてやる」



 ****************



 その頃の王国の国王執務室


「陛下、これで戦争がなくなれば僕はジャポネに行けるんですよね?」


「ああ、だが現皇帝は先代の皇帝に甘やかされて育ったせいか、とてつもなくわがままで極悪非道だと聞く。どうなるかわからぬから戦争の準備だけはしておかねばならぬ。あとは間者からの報告を待つのみだ」


「そうですか。あまり期待せずに待つことにします。。」


「ところでオルティスよ。話は変わるがお主は今いくつだったかの?」


「12才ですけど。それがどうしました?」


「そうかそうか、婚約者はおるのかね?」


「いやいや、まだそんなのは早いですよー」


「そんなことはない。騎士団長となったからにはこれからお見合いの申し出がひっきりなしだろうな」


「なんですと!? そんな、僕にハーレムは早すぎますよ!」


「誰がハーレムできると言ったのだ。。正妻の申し出の話だ」


「なーんだ。正妻の話でしたかー」


 この国では一夫多妻制が認められている。

 特に貴族は世継ぎが必要なためそれが勧められている。


「お主はどんな女子が好みだ?」


「そうですねー、多くは望みませんが、できたら可愛さと綺麗さを併せ持って、スタイルがよくて、いつもはおしとやかなのに夜は豹変して雌豹になって、なにより僕のことを一番に思ってくれる女性ですかねー」


「多くを望んでおるぞ。。」


「これでも妥協してる方なんですよ?」


「まあ良い、お主の好みに合う女子が1人おるのだが、一度会ってみらんか?」


「ほんとですか!? 僕のことが好きって言ってました!?」


「うむ、お主のことが以前から気になっていて、先日確信に変わったそうだ。もしお主が良ければ婚約も、との話だ」


「ひゃっほー! ついに僕にも春が来たのか! ぜひお願いします!」


「なんだ、てっきり騎士団の女子たちとできていると思っておったのだが?」


「ああ、アリサ達ですか? まあ、見た目は可愛いですけどね。たぶん僕は友達としか思われてないでしょうね」


「そうかそうか、それなら安心して会わせられるな。シャノン。入っておいで」


 え? もう来てるの!? 

 ちょっと陛下、そういうのは早く言ってよー!


 僕結構恥ずかしいこと言っちゃったじゃん! 

 全部聞かれてたってこと!?


「失礼します」


 シャノンと呼ばれた彼女は鮮やかな水色のドレスを身に纏っており、豊満な胸元とクビレが見事に強調されている。肌は美白で艶々。顔は驚くほど美人で、微笑んだ顔はわずかに幼さも感じられて可愛い。


 1つ1つの動作がいかにもお嬢様って感じ。

 どっかの貴族かな?


「初めましてオルティス様。私、シャノン・レオナルドと申します」


 ドレスの裾をつまんで軽く会釈してくれる。

 僕の視線は今にも零れ落ちそうな双丘に釘付けだ。


 ん? 待てよ? 見とれてよく聞いてなかったけど今なんて言った?

 レオナルドって聞こえた気がしたんだけど。

 まさかね・・?


「初めまして可憐なお嬢さん。オルティス・ペンドラゴンでございます。よく聞き取れなかったので、あなた様のご尊名をもう一度お伺いしても?」


「それは失礼致しました。私、シャノン・レオナルドと申します。よろしくお願いしますね」二コッ


 可愛い・・じゃなかった。

 やっぱり聞き間違いじゃなかった。


「レオナルド。。」


「どうだ、オルティス。気に入ったかね?」


「えっとー、レオナルドってどういうことですか・・?」


「ワシの娘で第7王女だ」


「すみません。この話は無かったことに…」


 これは今すぐ逃げるしかない。

 扉に向けて歩き出す。


「待ちなさい」


 肩をつかまれる。

 意外と陛下は力が強い。

 くそ、逃げるには一足遅かったか。。


「まあまあ、座って話をしようじゃないかオルティスよ。なあ、シャノン?」


「はい! ぜひオルティス様とお話ししたいですわ!」ニコッ


 クッ! ・・・可愛い!


 僕は仕方なく陛下と第7王女と3人で話をすることに。



 またしても陛下にしてやられた。

 今日は帝国の話をするだけだと聞いてたのに・・。

 こんなことを画策していたとは・・・。 


 確かにタイプだけど王女なのか。。

 どうしたらいいんだー!





アリサ「なんだか嫌な予感がするわね・・」


リーシャ「うん、私も感じたよ」


エリナ「うん。敵が現れた予感」


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