53 王都観光と神殿
僕たちはドニーさんに案内してもらい、王都を観光していた。
レン「どんだけ米ってのが嬉しかったんだ。。」
アリサ「オルトもだけど、ドニーさんも機嫌がよすぎてなんだか不気味ね。。」
リーシャ「魔法の収納袋は商人にはものすごい価値があるだろうからね。。」
エリナ「お米って甘いのかな・・?」
ドニーさんが各地にあるものを紹介しつつ、気になったらそこに寄ったりしている。
ドニーさん「ここは最近人気のスイーツのお店だよ」
僕「よかったねエリナ。スイーツだってよ。あれ? エリナは?」
アリサ「もう店に入ってるわよ。。」
僕「いつのまに。。」
速すぎるよ。。僕でも気づかなかったぞ?
エリナは甘味のためなら、なんだってできちゃうんじゃなかろうか。。
僕「僕たちも入ろうか。ちょうどお土産にスイーツ頼まれてるし」
そのお店の商品はふっくらと焼かれた生地に、フルーツなどが挟まれている、フルーツサンドなるもので、ぶっちゃけ、パンケーキみたいなものだった。
僕も食べてみたけど、なかなか美味しかった。
だけどこれに生クリームやアイスがあれば完璧だと思う。
レン「エリナ、それはいくら何でも買いすぎじゃないか・・?」
エリナ「美味しいからいくらでも食べれるよ! レン君も食べてみなよ!」
レン「そうか、そんなにうまいんなら俺も1個だけ買ってくるよ」
レンがフルーツサンドを買いに行くと店員さんがビクビクしながら対応していた。
まあ、あのガタイでさらに目つきまで悪いもんね。
そんな強面がフルーツサンド買いに来たらビビるのもしかたない。。
アリサ「レン、何したの? あの女の子怖がってたわよ」
レン「普通に注文しただけなんだがな。。」
アリサ「ああ、レンは目つき悪いものね。しかたないわね」
レン「やめろ、それを言うな。。」
レンが落ち込んじゃった。
中身はいいやつなんだけどね。。かわいそうに。。
アリサももう少し控えめな表現をしてあげたらいいのに。
そう、その慎ましやかな胸のよ…
ボカッ。
僕「いってー! なんで殴るの!?」
アリサ「なんとなくムカついた」
僕「理不尽。。」
やっぱりアリサはエスパーだな。
鑑定じゃ見えない、隠しスキルでもあるんじゃないかな。。
ドニーさん「買い物は終わったかね? ではそろそろ次に行こうか」
僕たちはスイーツ店を後にした。
レン「エリナ、またくればいいだろ? そんなに落ち込むなよ」
エリナ「うう、フルーツサンド。。」
その豊かな双丘と両腕で挟み込んでいる紙袋にいっぱい詰め込んであるじゃないか。。
ドニーさん「次は王都でしか見られない神殿に行ってみようか」
僕「神殿って教会と何が違うんですか?」
ドニーさん「教会は神殿の代わりに各地に建てられたもので、教会の本部とでもいうべきものがこの王都に建てられている神殿なんだよ」
なるほど、つまり神殿が本社で、教会が全国に広がる支所や子会社みたいなものか。
そして、神様が顔出せと言ってたのがこの神殿なんだな。
ちょうどよかった。ついでに挨拶しよう。どうやるかわからないけど。。
ドニーさん「さあ、着いたよ」
神殿の入り口前に到着した。
大きさは教会よりも大きく、色は白を基調としたもので独特な雰囲気が感じられる。
まるで周りの建物とは隔絶された空間のようだ。
中に入ると色鮮やかなステンドグラスのようなものが天井や壁に張り巡らせてある。
そこから光が降り注ぎ、神殿内部を明るく照らしている。
とても幻想的である。
一番奥には神様を祀ったと思われる銅像があった。神様というか女神様だな。
なんだろう、表現が難しいけど、とにかく荘厳な雰囲気が漂ってる感じ?
ぜひ実際に見てほしい。
ん? 見えない? なら感じるんだ。
君ならやれる。
僕が目の前の光景にウットリしてると突然目の前が真っ白になった。
これはもしかして神様にお呼ばれしたのかな?
読んでいただきありがとうございます。
次話はあの方が久々に登場するかも?
お楽しみに―!




