38 Dランククエスト 後編
オークを2匹見つけた4人はそれぞれの武器を構えた。
レンは大剣。アリサとエリナは魔法杖。
リーシャは槍を持っている。
レン「準備はいいか? まずは俺の合図でアリサとエリナが魔法をぶっ放して、弱ったところを俺とリーシャがやる。いいな?」
3人が首を縦に振る。
レン「いち、にの、さん! いまだ! やれ!」
アリサとエリナが無詠唱で魔法を行使する。
リーシャ「な! 無詠唱!?」
レン「ほらいくぞ、リーシャ!」
リーシャ「あ、ああ」
レンは一直線にオークのもとに走り出し、すれ違うと同時に大剣を横に振り一撃でオークの首を刎ねた。
リーシャはもう一方のオークを目指して走る。槍を構え、頭を狙って突きを放つが躱され、リーシャが硬直した隙を狙ってオークの右腕が伸びてくる。
オークは力はあるがスピードは人と大して変わらないため、なんとか避ける。一撃でも貰えばアウトのため必死に躱すリーシャ。
そこにアリサが放ったファイヤーボールが飛来し、オークの目に直撃。その一瞬のスキを見逃さず、リーシャはオークの頭を刺突。
槍の先がオークの頭を貫き、見事オークの討伐に成功した。
「すごい、1人じゃ倒せなかったオークをあっさり・・。これがパーティなんだ。」
「あんた、なかなかやるじゃない!」
「ああ、いい動きだったな。さすがソロでDランクやってただけはあるぜ」
「ありがとう、でもみんなのおかげさ。私ひとりじゃオークは倒せなったよ。オルトだけじゃなくてみんな強いんだね。」
リーシャは今までソロで頑張ってきた分、パーティのありがたみを感じて感動しているようだ。
うん、いいねいいねー。こういう感動シーン、好きだよ僕は。
え? いつから見てたのかって? レンたちより先にオークの近くで待機してたんだよ。30分もあればオークを数10匹狩ってくることくらい僕には余裕さ!
パチパチパチパチ
「素晴らしい! いい連携だった! 感動したよ!! リーシャもなかなか筋がよさそうだね! 少し改善したらもっと凄腕の槍使いになれると思うから後で僕が教えてあげるよ!!」
「「「げっ!」」」
「え? オルト? 別行動だったんじゃ。。」
「げって言うなよ! いくら僕でも傷つくよ?」
「すまんすまん、で、いつからそこにいたんだ?」
「君たちがここに来る前からだよ」
「よかった、なら会話は聞いてないんだな。。」
「ん? 会話ってなんだい?」
「いや、大したことじゃないんだ、気にすんな。で、そっちはどうだ? って聞くまでもないか。。」
「ばっちり! 多めに狩ってきたから昼ごはんはオーク肉にしよう!」
「な!? この短時間であの数のオークを倒してきたと言うのか? 君は本当に何者なんだ。。」
「リーシャ、気にしたら負けだ。オルトだからな」
「そうよ、オルトだから」
「オルト君だからね。。」
ちょっと、そんなこと言うならオーク肉あげないよ?
そしてエリナ。毎回そのボソッと言うやつ、何気に気に入ってるでしょ。。
その後僕たちは依頼を頑張り、午前中でDランククエストを30達成した。昼ごはんにバーベキューをしてオーク肉や野菜を食べ、その後は少し修行の時間にした。
4人は最後バテバテだった。まだまだだね。
Cランクになったら少しペースを落として、もっと修行の時間を増やしてもいいかもしれない。Sランクになるために4人にはもっと強くなってもらわなくちゃね!
あとは護衛依頼さえ終えれば、昇格試験を受けられる。
楽しみだね。
読んでいただきありがとうございます。
次話もお楽しみに。




