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37 Dランククエスト 前編

 

 翌日。

 Dランク冒険者となった僕たちはリーシャも交えた『飴ちゃん』では初の冒険に出かけた。


 僕「よし、今日中に護衛依頼以外は終わらせよう!」


 3人「「「はーい。。」」」


 リーシャ「え? Dランクの依頼だよ? 普通は1日に1つだよ?」


 レン「リーシャ、うちのパーティに入ったからには常識は捨てたがいいぞ。。」


 アリサ「そうよ、すぐになれるわ。。」


 エリナ「オルト君だからね。。」


 みんなひどいなー。

 まぁでも、僕もいちいち驚かれると困るからね。リーシャにも早く慣れてほしい。


 僕「よし、まずは一番数が多いこの依頼からやっていこーう」


 レン「どれどれ? オーク肉の納品か。全部でいくつだ?」


 僕「納品依頼は全部で20枚で、数にすると、40匹。余裕だね」


 アリサ「それを余裕と言えるのはあんただけよ。。」


 僕「どうしようかなー。1匹づつやってたら日が暮れちゃうし。。でもクエストしつつ4人の修行もしたいしなー。。」


 3人「「「ひー!」」」


 リーシャ「ん? 3人ともどうした? 顔色が悪いぞ?」


 レン「お、オルト。俺たち4人で2、3匹倒してくるから、他はオルトに任せてもいいか? 時間がもったいないから別行動にしようぜ! な?」


 アリサ「そ、そうね、それがいいと思うわ! 私たちは4人で連携して倒せることが確認できれば問題ないでしょ?」


 リーシャ「む? 一緒に行動しないのか?」


 レン「ばか、あんたは黙ってろ! な、オルトどうだ?」


 僕「んーー、そうだね! そうしよう!」


 3人「「「ふーーー。」」」


 僕「じゃあ4人はここをまっすぐ30分ほど歩いたところにいるオークを倒してきてね! ちょうど2匹いるみたいだから。僕はひとっ走りしてくるよ!」


 僕はオークの群れを探して走り出した。本当はアイテムボックスにオーク肉は大量にあるんだけど、これは僕が食べるものだから駄目だ。


 依頼ついでに僕たちが食べる分もお肉を狩っておこうと思う。

 だがオークはだいたい2,3匹づつでしか行動しないみたいだから探し回らなくちゃいけない。


 案外大変だね。ま、【マップ】がある僕には関係ないけどね!



 ******************



 一方その頃のオルト以外の『飴ちゃん』


 レン「はあ。助かったー」


 アリサ「ほんとね。。」


 エリナ「危なかったね。。」


 リーシャ「みんなどうしたんだ? もしかしてオルトのことが嫌いなのか?」


 レン「いや、そういうのじゃないんだけどな。ただあのままだと今日1日は地獄になってたぜ」


 アリサ「そうね、それとリーシャもきっと修行の時のオルトだけは嫌いになるわよ。。」


 リーシャ「そんなにひどいのか。。」


 レン「ひどいってもんじゃないぜ。あいつ回復魔法が使えるようになってから容赦ないからな。。あれなら魔王に挑めって言われる方がまだ楽さ。。」


 リーシャ「・・・・・・。」


 エリナ「でも修行が終わった後にくれるオルト君特製の甘味だけは最高なの。あれを食べるために頑張ったよ。。」


 レン「確かにオルトは俺たちをヤル気にさせるのがうまいよな。。」


 アリサ「ええ、悔しいけど気付いたら掌の上で転がされてるのよね。。」


 リーシャ「そうか、仲が悪いわけじゃないんだね、よかったよ」


 レン「ああ、実際ここまで戦えるようになれたのも、全部あいつのおかげだしな」


 アリサ「リーシャの実力は知らないけど、一度オルトに修行付けてもらうのもいいかもね。驚くほど成長を実感できるわよ」


 エリナ「申し訳ないけど、修行するなら私たちは巻き込まないでね。。」


 リーシャ「そ、そうか。。一度頼んでみるとするよ。。」


 レン「シー! いたぞ! オーク2匹だ!」



 4人がそれぞれの武器を構え戦闘態勢に入る。



読んでいただきありがとうございます。

次話もお楽しみにー。

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