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34 新メンバー

 

 僕はオークキングを倒した6年前のことを詳しく話した。


「えっとー、つまりあの時の金髪少年が君だったというのかい?」


「うん、そゆこと。僕のせいでパーティ組めなかったんだね。ごめんね」


 ・・・・・・。


 長い沈黙。


 気まずい。

 やっぱ怒ってるかな?


「あっはっはっはっは!」


 リーシャが突然泣きながら笑い出した。

 壊れちゃったのか? 僕のせいか? やばい、どうしたらいいんだ!


「大丈夫? 僕のせいでおかしくなった?」


「いや、すまない違うんだよ。ようやくあの時の真実がわかってホッとしてね。実はずっと不安だったんだ。あの時見たものは幻覚で、皆が言うように私は嘘つきなんじゃないかとね。。でも私は間違ってなかった。それがわかってなんだか力が抜けてね。ありがとう、オルト君。君には過去にも救われていたんだな。感謝してもしきれないよ」


「いやいやでも、僕のせいで今まで苦労してきたみたいだから、お礼なんてやめてよ!」


「そうよ、オルトに迷惑かけられたんだからむしろ謝礼もらってもいいのよ」


「うん、アリサの言うとおりだ。お詫びに何かさせてよ!」


「そんな迷惑だなんて! 私のほうこそお礼させてくれ!!」


「いいや僕が!」


「いや私が!」


「いや僕が!」


「私が!」


 バンッ!


「ああー、もううるさいわね!! オルトが悪いと思う人手をあげて!」


 リーシャ以外、僕も含め4人が手を挙げる。


「はい、決まりね。オルトが悪いからオルト、なにか謝礼を!」


「うん。リーシャ、何がいいかな? お金? それとも宝石とか?」


「なにもいらないよ。気持ちだけいただくよ。ありがとう」


「そうはいかないんだよ。なにがいいかなー。うーん。。」


「じゃあこんなのはどうだ? リーシャはオルトのせいで今までパーティを組めなかったんだろ? なら俺たちのパーティに入ってもらえばいいじゃないか」


「それだ!! レンもたまにはいいこと言うじゃないか! リーシャ、僕たちのパーティに入らないか?」


「たまにはって。。」


「パーティに? 私が? いいのかい? ソロに限界を感じてたから嬉しいけど、君たちは高ランクなんだろ? 私じゃ足手まといになるよ」


「いや、僕たち今日が初めてのクエストだったEランクだよ」


「え? いやいやいや! オークキングやゴブリンキングをあっさり倒した君がEランクなわけないだろ!!」


「ほんとだよ。僕ら10才になったばかりだからやっと冒険者になれたんだよ」


「なるほどそういうことか、納得がいったよ。実力はあるのに年齢制限で冒険者になれなかったのか。でも、それならなおさら私じゃ足手まといになる。私の実力では君たちについていけないからね」


「そんなことないわよ、化け物はこのオルトだけで後はみんな普通だから」


「そうだぜ、俺らは普通の初心者冒険者だから安心してくれ。おかしいのはこいつだけだよ」


「うん、それにもしリーシャさんが足手まといになると思うのなら、オルト君に修行つけてもらえばいいと思う。どんな魔物も怖くなくなるよきっと。。」


 ちょっとみんなそれはどういうことかな? 僕が魔物より怖いってことかな? これは明日からすこし厳しく指導しないとダメみたいだね。ニッコリ


「「「ひっ!」」」


「なんだいその怖い笑顔は。。でも、そこまで言ってくれるのなら私に断る理由はないよ。よろしく頼む。改めて、リーシャだ」


リーシャが右手を出す。


「『飴ちゃん』へようこそ! レンフォードだ。レンと呼んでくれ」


「アリサよ」


「エリナです」


「オルティス・ペンドラゴン」


 みんながそれぞれ握手を交わす。


「ペンドラゴン!?」


「ああ、特に気にせずオルトって呼んでね」


「わかった。よろしくみんな。年の差は気にせず気軽に話しかけてくれたら嬉しい。そしてずいぶん可愛い響きのパーティ名だな。それはどんな意味なんだい?」


「あ、そっか。これが僕たちのパーティ名の由来。飴ちゃんだよ!」


「これはオルト君オリジナルの甘味でね! トレントの樹液から作られてて、とっても甘くておいしいんだよ!! リーシャさんもきっと気に入ると思うよ!! 食べてみて!!」


「そ、そうなのか。エリナは飴ちゃんが好きなんだな。。いただきます」


 リーシャは突然のエリナの豹変ぶりに引きながら、飴ちゃんを口に運ぶ。


「うん、おいしい! なんだか楽しそうなパーティに入れて嬉しいよ。ありがとう!」



「よっし。おーい! みんな聞いてくれ!! 今日は僕らのパーティに新メンバーが加入した!! めでたい日だから少し騒がせてもらうよ! お詫びと言っちゃなんだが、この場にいる全員今日は僕の奢りだ!! 好きなだけ食べて飲んでくれ!!」


 僕は酒屋にいた人たちに向けて叫んだ。

 ラノベでよくある、ここは俺の奢りだ! ってやつ。一度やってみたかったんだ。

 手押しポンプの売り上げで儲けているお金の一部は、そのまま僕のお小遣いになってるから懐には余裕がある。もし余裕がなかったらこんなこと絶対しない。


「「うぉー!!」」


「そりゃ、めでてー! よかったなー!!」


「おめでとう!!」


「いいぞ坊主!! 好きなだけ飲ませてもらうぜー!! ひゃっはー!!」


 みんなノリがいいね。

 この日は楽しくてみんなで夜遅くまで騒いだ。

 お酒が飲めたらもっといいんだけど。。


 騒いで迷惑をかけたお店には後でオーク肉と飴ちゃんをいっぱいプレゼントしておいた。僕はアフターフォローもできるイケメンなのさ! 惚れてもいいんだぜ?




『飴ちゃん』メンバー紹介! パチパチパチ


オルティス(10):主人公。チート。中身はおじさん。


レンフォード(10):レン。ガタイのいい大剣使い。目つきが悪い。


アリサ(10):少し口うるさい。赤髪。ちっぱ…


エリナ(10):ちっこい。基本大人しい。甘味大好き。青髪。巨乳。


リーシャ(16):新メンバー。スラッとしている。普通サイズ。


全員顔面偏差値は高いです。美男美女です。

レンは目つき悪いけど。


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