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25 クエスト?

 

「よし、じゃあパーティの名前も決まったことだし、クエストに行こう!」


「「「おー!」」」


 僕たちはクエストボードを眺めてみた。それぞれのランクごとに依頼がまとめてあって見やすい。

 Eランクの依頼を見てみると、ゴブリンやスライムの討伐依頼と、魔物が出る区域での薬草採取なんかがある。

 簡単なクエストはFランクやGランク、ランク不問のクエスト一覧に貼ってあるみたい。


「これって、同時に受注できないのかな?」


「そうだな、簡単そうだし、いくつか同時にやりたいな。聞いてみるか」


「お姉さん、ちょっと質問なんだけどー?」


 またあのお姉さんがいる受付に。

 隣の受付がおばちゃんだからじゃないからね。違うからね?


「あら、試験合格おめでとう! Eランクからなんてすごいわね! 私がなんでも教えてあげるわよ!」


「クエストを同時に受注することはできるの?」


「ええ、できるわよ。ただし! 期限を守れなかったり、失敗した場合は違約金が発生するから慎重にね!」


「そっか、よかった! じゃあ、たまたま討伐した魔物が依頼にあったら、それを後から受注しても達成になる?」


「お、いいとこに気が付いたわね。でもその辺は曖昧なのよねー。

依頼の内容にもよるんだけど、例えばオーク肉の納品の依頼であれば、オーク肉を納品さえすればなんでも達成扱いになるわ。

でももし、どこどこに出没したオークを退治してそのお肉を納品。という依頼であれば、指定されたオーク以外のオーク肉を納品しても達成条件は満たさないの。

討伐も一緒で、指定された魔物であれば達成になるはずよ。難しいよねー」


「んー。なんとなくわかったよ。ありがとうお姉さん! じゃあこの依頼全部受けるね!!」


 バサバサッ

 僕はEランクに貼ってあった依頼をすべてを持ってきた。

 一番早いのでも期限は4日後だ。余裕だよね。


 ちゃんとパーティの許可もとったからね?

 どうせ言っても無駄だって顔に見えたけど気のせいだよ。


「こ、これ全部? 冗談よね?」


「依頼のことで冗談なんて言わないよー、お姉さん面白いね」


「やめておきなさい。君たち初めてでしょ? 失敗したら違約金が大変なことになるわよ?」


「大丈夫だよ。失敗なんてしないよ! それにもし失敗してもお金はあるから!」


「はあ。忠告はしたからね? 冒険者はあくまで自己責任よ? ほんとにいいのね?」


「うん!」


「わかったわ。ではまず、あなたたちパーティ組むんでしょ? 名前は決めた?」


「うん、『飴ちゃん』だよ!」


「『飴ちゃん』? 変わった名前ね。登録しておくからギルドカードを出してちょうだい。」


「これが由来なんだ。よかったら1個どうぞ」


「ありがとう、これ何かしら? なんだか甘い香りがするわね」


「それ甘味だからあとで食べてみて」


「甘味ですって!? ありがとう!」


 モグモグ。 

 あ、仕事中に食べちゃうのね。。


「おいしい! 覚えたわ『飴ちゃん』! いい名前ね!」


 受付のお姉さんもどうやら飴ちゃんが気に入ったらしい。


「はい、これでパーティ登録は終わったわ。

森に住み着いたゴブリンの討伐依頼が1つと、スライムの核納品が15、薬草採取が20ね。

はい、受理しました。期限はしっかり確認するのよ! じゃあ気を付けてね」


「ありがとう! じゃあさっそくいってきます!」


「ちょおっと待った!! まさかあなたたちその格好で行こうとか思ってないわよね?」


「「「「あ。。」」」」


 僕たちはいつも通りのラフな格好でなんの装備も持っていなかった。


「完全に忘れてたな。オルトの鬼修行もいつもこの格好だったしな。しかたない、クエストは明日からにして、今日は装備を揃えに行くか。。」


「「「そうだね。。」」」


 僕たちはそのまま鍛冶屋を探しに行くことにした。


読んでいただきありがとうございます。

次話もお楽しみに。

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