23 試験 後編
すみません、話が合わない部分があったのでほんの少しだけ訂正しました。
僕たちは気絶している受験生たちを起こして回り、ギルドのボード前に集まった。
受付嬢のお姉さんとギルド長がボード前にやってきた。
ギルド長「では、これより合格者を発表する」
お姉さんがボードに一枚の紙を張り出した。
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合格者氏名 得点(100点満点)
オルティス・ペンドラゴン 100点
レンフォード 97点
エリナ 94点
アリサ 80点
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「ちょっとなんで私だけ点数低いのよ!」
「アリサ君は実技はよかったんだが、筆記がな。。。」
「「「なるほど」」」
「ちょっとあんたたち、なんで納得してんのよ!」
「オルトはさすがだな」
「余裕だったね、でもみんなもよく頑張ったじゃん!」
「まぁ、オルト君のスパルタ修行に比べたらあれくらいはね。。」
「そうよ! あの鬼修行に耐えたんだからこれくらい当然よ!」
「アリサ筆記は?」
「あ、あれはちょっと調子が悪かっただけよ!」
「「「アリサ。。」」」
「3人ともその哀れみの目はやめなさいよー!!」
こうして僕らは勉強が苦手なアリサ以外は余裕で合格した。
ギルド長に翌日2階の部屋に来るように言われていたから、僕たちは朝から集合して部屋の前まで来ていた。
コンコン
「入れ」
「「「「失礼します」」」」
「おお、君たちか、座ってくれ」
この部屋はたぶんギルド長の部屋だ。机の上に書類がびっしり積み重ねてある。よく見るとギルド長の目元にはクマさんがいるではないか。苦労してるんだな。。
僕たちは勧められたソファーに腰かけた。
「えー、まずは冒険者試験合格おめでとう」
「「「「ありがとうございます」」」」
「今回君たちの成績は素晴らしいものだったからね、本来はGランクからのところを、君たちはEランクから始めてもらうことになった。アリサ君だけはギリギリだったがね」
アリサが恥ずかしそうに顔を赤らめている。
こうして見ると可愛いんだけど、口を開くと残念なんだよな。あと胸がもう少・・・
「オルト? なんか失礼な事考えてない?」
アリサの顔が般若の面に見える。
「ゴホゴホッ。そんなことないよー」
「そして、オルティス君、お父さんは元気かい?」
「はい、元気ですよ。もしかして父のお知り合いでしたか?」
「実は昔、アルフレッドと一緒に冒険者をやっていてね。昨日の試験で君を見ていたらあいつの小さい頃を思い出して懐かしくなったよ。君はお父さんに似てとても強くなりそうだな。いや、あいつ以上の大物になるかもな」
「そうだったんですか!? 父の冒険者の頃の話は全然教えてくれないんですよー。今度お時間があるときにでもお話聞かせてください!!」
「ああ、あいつはあの二つ名が恥ずかしいみたいだからね。自分では話したくないんだろう。私でよければ聞かせてあげよう。ドラゴンスレイヤーの冒険譚を」
「よろしくお願いします!!」
よし、これで父さんをいじるネタが手に入りそうだ。ニヤニヤ
「で、ギルド長、僕たちを呼び出したご用件は?」
「ランガでいいよ」
「では僕のこともオルトと」
「わかった。今日、君達に来てもらったのはこれを渡すためだ。本当は昨日渡したかったんだが、これをつくるのに少し時間がかかるんでね。」
そう言ってランガさんが渡してきたのは黄色の金属プレートに名前が書かれているネックレスだった。
このプレートは古代の不思議な魔道具の力を使っているそうで、冒険者ギルド以外での作製は不可能らしい。仕組みはわからないがクエストを受注すると、そのクエストを達成したかどうかが自動でこのプレートに記録されるらしい。
つまりラノベによくある討伐証明などが必要ないのだ。そしてこのプレートをギルドにある魔道具にかざすと、それまでのクエスト成績が全て見られるそうだ。
さすがファンタジー世界。便利だね。
「プレートの色はランクによって変わるから覚えておくといいよ」
Sランク 黒
Aランク 金
Bランク 銀
Cランク 赤
Dランク 青
E~G 黄
だそうだ。つまり父さんはブラックカード所持者だったのか。なんだか金持ちって感じだな。最近まで貧乏貴族だったけど。。
「上位のランクを目指して頑張ってくれ。ランクアップの条件については知ってるかな?」
「いいえ、知りません」
「そうか、では説明しよう。それぞれのランクごとに条件があってね。Dランクに上がるには、Eランククエストを50以上達成して、その後、昇格試験に合格する必要がある。試験はそんなに難しいものじゃないから安心してくれ」
「なんだ、簡単だね」
「そうだな、数をこなすのがちょっと面倒なだけだな」
「まあ、君たちならすぐだろうから、Cランクに上がる条件も教えておこう。Dランククエスト達成数30以上、護衛依頼の達成が1回以上で昇格試験の受験資格がもらえる。Cランクからはベテラン冒険者とみなされるため、昇格試験が少し厳しくなる。とりあえずはCランクを目標に頑張ったらどうだ?」
「そうですね、まずはCランクを目指して頑張ります! ご説明ありがとうございました。ではそろそろ行きますね!」
「ああ。君たちの活躍を期待してるよ」
こうして僕たちの冒険が始まったのだった。
読んでいただきありがとうございます。
次話もお楽しみに。




