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16 鑑定の儀 前編

ご意見いただいたので少しだけ付け加えてみました。

皆さんも不自然だと感じる点があれば、ぜひご意見ください。

よろしくお願いします。

 

 今日で僕は5才だ。


 父さんから今日は家でおとなしくしているようにと言われた。

 昼からどこかに出かけるらしい。


 どこ行くんだろう。誕生日のお祝いでもしてくれるのだろうか。


「父さん、今日はどこに出かけるの?」


「今日は、教会での儀式に参加するんだよ。だからこれに着替えておいで」


 いかにも貴族です! って感じの服を手渡された。見ただけで貴族とわかる、華やかな衣装だけど、だからと言って金持ちが見せびらかすようないやらしさはなくて、なかなか悪くないね。


「儀式?」


「そうだよ、鑑定の儀と言ってね、5歳になると教会で魔道具を使ってステータスを鑑定してもらうんだ。そこで運がいい子たちは生まれたときからスキルを持っていたりするんだよ。ちなみにレイラは【生活魔法】中 、ライルは【片手剣術】大 を持っていて驚いたよ。ぼくの予想では、オルトもきっとすごいスキルを持っていると思うよ」


 父さんの話によると、鑑定ができる魔道具はとても貴重らしく、王宮と一部の金持ち貴族、教会、冒険者ギルドぐらいにしかいないらしい。しかし、この国の住民は貴族も平民も全員、5才になると魔道具を使って鑑定してもらえるそうだ。そのために国が多額の金を教会に寄付しているらしい。おそらく、将来有望な人材を見つけるためだろう。


 ここで僕はある問題に直面した。

 そう、僕のステータス、ヤバすぎる問題である。


 今現在の僕のステータスがこれだ。

 ――――――――――――――――


 名 前:オルティス・ペンドラゴン


 種 族:人?


 年 齢:5才


 レベル:18


 体 力:550


 攻撃力:541


 防御力:523


 俊敏性:492


 スキル:いっぱい


 ――――――――――――――――


 この国の成人年齢18才のステータスの平均が20だ。5才ならきっと7くらいが平均だろう。

 どうにかして隠蔽しなきゃ。バレたら面倒ごとがやってくる予感しかしないよ。。

 

 さて、どうするか。。


 悩んでいると、勝手に僕の目の前にステータスが出てきた。

 あれ? なにも念じてないんだけど。。

 ん? このステータスよく見ると僕のじゃない。表現がおかしいが、僕のなんだけど僕のじゃない。



 ステータス

 ――――――――――――――――


 名 前:オルティス・ペンドラゴン


 種 族:人


 年 齢:5才


 レベル:1


 体 力:1


 攻撃力:1


 防御力:1


 俊敏性:1


 スキル:なし


 ――――――――――――――――


 添付メッセージ:そのままのステータスを見られたら困るじゃろうから、偽装用のステータスも作っておいたぞ。編集もできるから好きにするとよい。 BY 神界のレジェンド



 神様ー!!!!

 僕が思っていたよりあの神様は素晴らしいお方だったようだ。

 教会に行ったらお供え物でもしてみるか。あ、でも神界のレジェンド殿は神殿に来いとか言ってたような? それにこっちの神様は別の神様だったな。そういや神様たちの名前知らないや。聞いておけばよかったな。今度神殿ってのを探してみようかな。



 さっそく偽装用ステータスをいじってみた。

 ――――――――――――――――


 名 前:オルティス・ペンドラゴン


 種 族:人


 年 齢:5才


 レベル:7


 体 力:7


 攻撃力:7


 防御力:7


 俊敏性:7


 スキル:【片手剣術】大


 ――――――――――――――――


 うん、これでいいだろう! スキルなしだと父さんに疑われそうだから、兄さんと同じにしておくか。

 これでどう見ても平均的な5才児だ!


 僕はいつも着ているゆったりとした服から貴族らしい服に着替えた。

 よし、偽装もして服も着替えて、準備完了だ! 鑑定の魔道具よ、かかってこい!


「父さん、準備できたよ!」


「よし、セバス、準備出来てるかな?」


「馬車は玄関前に待たせておりますのでいつでも出発できます。」


「さすがだな、では行こうか」


 僕は父さんと執事のセバスの3人で馬車に乗り、教会へと向かった。


読んでいただきありがとうございます。

また次話もお楽しみにー。


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