11 初の狩り 中編
マップで見ると、オークは近くにおらず、ここから歩いて30分くらいの場所にジャイアントボアがいる。まずはこっちに行ってみるか!
ジャイアントボアもおいしいからね!
森の中をうまく歩けるか心配だったが、【神の身体】のおかげで大人顔負けの身体能力があるのだ。余裕だった。険しい山道も僕にかかればまるでハイキングだ。楽しいなー。
鼻歌うたいながら歩ているとあっという間に目的地に着いた。
大きな岩の向こうの川辺に水を飲んでいるジャイアントボアが1頭見える。まだこちらに気付いていない。
よし、逃げられないように周りを囲ってしまおう。
僕は【全魔法】を使ってジャイアントボアの体を覆うように一瞬で岩の壁をつくり、上の部分だけ開けておいた。
ジャイアントボアは身動きが取れないようだ。
僕はそのまま離れた場所から首元を狙って飛ぶ斬撃を想像しながら風魔法を発動する。
スパッときれいに首が切断できた。
血抜きの仕方がわからないからこうしてみたのだ。
まぁ、血がピュウピュウ噴き出してるし、間違ってはいないよね?
ある程度血抜きをしたらアイテムボックスに収納して、マップを確認する。
オークいないかなー。おっ! いたいた!
200メートルほど先に1匹見つけたので走って近づく。
そこには棍棒を持った二足歩行のぶたがいた。
わお、想像通りの見た目だな。どうやらまだ僕に気付いていないみたい。次はどうやって倒そうかなー。よし決めた! やっぱり攻撃魔法と言えばファイヤーボールでしょ!
「くらえ、ファイヤーボール!!」
詠唱は必要ないんだけど、一度言ってみたかったんだよね。
ファイヤーボールはまっすぐオークに向かって飛んでいく。
僕の身長くらいの火の玉を想像してみた。
そのままオークに直撃して、ものすごい爆発音とともに熱風がとんできた。
「あっつ!」
直撃したところを見ると直径10メートルほどのクレーターができており、後には何も残っていなかった。どうやら威力が強すぎたみたい。
せっかくのお肉が。。。
火魔法は扱い注意だね。。
気を取り直して、近くを探すとオークを1匹発見。
今度はやりすぎないように慎重にいこう。
今度は魔法で岩を削り出し、剣っぽいものを作ってみた。
「そこのぶた! 僕の華麗なる剣技を披露してやろう。光栄に思うがよい!」
剣を構えた。僕の言葉を理解してかはわからないが、オークが怒ったように突進してきた。
剣を一閃。
オークの首が落ちる。
・・・・・。
「弱っ!!!」
少しがっかりだけど、おいしい肉が楽に手に入ると思えばいいか!
(オルティスは知らないが、オークは一匹の場合、Dランク冒険者2人がかりでようやく倒せるような魔物で、数が増えるほどに危険度も増していく。)
その後も僕はオークを見つけては狩るのを繰り返していった。
大量のお肉をゲットしてホクホクしていると、目の前に大きな洞窟の入り口があることに気付いた。
これってもしかすると・・・。




