表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

新しい迷宮


白雪:おはようございます。今日のご予定は?


時臣が目を覚ましたのは9時。

失礼、21時。


白雪からメッセージが届いたのは12分前。


社会から置いていかれた、成人男性の成れの果てである時臣はいいとして、白雪は社会人。


恐らく、仕事が終わり、帰宅でもした頃なのだろう。


「あいつ、いつ寝てんだ…?」


sin:気分で適当に。お前は?


白雪:新しい迷宮が現れたって噂があるんです。それに行ってみようかなと。


sin:新しい迷宮?知らんぞそんなもの。


これでも時臣は、約72時間はぶっ続けで一つのことに集中できるいわゆる変態である。


その集中力を今、時臣はゲームだけに使っている訳で。


最近張り付いているこのオンラインゲームに、彼が知らないことなど既に無かった、はずなのである。


白雪:それが、ランキングに載った事のあるユーザーだけにURLが配布されているらしいのです。


sin:はぁ?そんな不公平な迷宮が出来たのか?

で、いつ配布されたのかは分かるか?


白雪:30分前です。sinは寝ていたので気づかなかったのではありませんか?


sin:昼夜逆転してて悪かったな…


白雪:いえ、よいのです。メッセージボックスに、送り主不明のURLはありませんか?


sin:あるな。だがこれ、危ないヤツではなかろうな。運営からじゃなく送り主不明なんてなぁ…


白雪:そこは確かに不安ではありますが、もう何人も迷宮に入っているらしく…



その迷宮のラスボスは、今の所、誰も倒せていないらしいのです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ