REMEMBERーWorld Memorialー 「貴方のProlog」
ーこれはある少女が作り出した寿命の短すぎる世界での記録ー
「貴方はこの真実にたどり着くことができますか。」
REMEMBER、開演です。
ーこれは一人のちっぽけな人間が作った寿命が短かった世界でのお話ー
「貴方」は今真っ白な世界の中で目覚めた。
あたりは雪に覆われたように白く、何もない。音もしない、「貴方」が今目が見えているのかすら危ういほど、今いる場所の広さもわからなかった。
すると、細々と何かが聞こえる。「貴方」は声を出そうとするが、どうやっても声が出ない。まるで真空の中にでも居るように。
それは誰かの声だった。「貴方」は必死に耳を傾ける、その声は段々と大きくなって、はっきり聞こえる程の大きさになった。
「…ある世界のある少女が、不幸にも命を落としました。」
「少女は転生を強く願い、世界を一つ創りました。」
「その世界には沢山の自然が溢れ、人間も動物もいました。」
「しかしそんな平和だった世界でも悪夢が襲ってきたのです…。」
「貴方」はなんの話か理解できなかった。わかったことは聴力はあるということだけだった。
「これは一人の【モノ】とその親友たちと仲間の物語、私達の世界とはどこか違う、瓜二つの世界に記録として刻まれた物語…。」
「…貴方は真実にたどり着くことができますか。」
真後ろで音がした。振り返ってみると、純白な扉がずっしりと構えていた。「貴方」は立ち上がってその扉に近づき、触れようとした。
「その扉の先にあるものが気になるの?」
先程とは違う幼さが残った声が背後から響いた。振り返ると、
翼をもつ少女が「貴方」を押して、既に扉の向こう側へ突き落とされてしまっていた。
To Be CONTINUE...
おはこんばんにちは、Sakumi Amesthstでございます。
次回から本編!初っ端から私の友のキャラが出てきますが、許可は取っているので御理解下さい。
初めてなので文章が拙いですが、頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。