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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

狂う

作者: 雨宵 雲雀
掲載日:2026/07/20

“狂人”と“狂信者”の話

【“狂人”】


「お前っ!! 裏切ったな!!」

「裏切り......? なんのこと......?」


今にも殴りかかってきそうな男と、それを抑えようとする数人の()()


でも、僕は本当に心当たりが無かった。




「お前は〈狂人〉だろう! なのになんで()()()に投票した! それが無ければ俺らの勝ちだっただろう!!」


............あぁ! “あの子”のことか!


やっと納得がいって、ポンッと手を打つ。


でもそれすらも気に食わなかったみたいで、彼の顔はより真っ赤になった。


茹でダコみたい




......で、理由だっけ?


「............面白いから?」


何故か怒っているみたいだから、素直に答える。


きっと今の僕の顔は、この上ないほどキョトンとした表情を浮かべていることだろう。




彼は文字通りわなわなと震えたかと思うと、顔がより赤くなって、青くなって、震える指先でこちらを指さしてきた。


う〜ん表情豊かってこういうことなのかなぁ




「お前......()()()()......」


恐ろしいものを見るような目を向けてくる彼に、柔らかく見えるような笑みを見せた。


よく分からないけど、僕のことが怖いみたいだし、これ以上怖がらせてはいけないよね。


「それはそうだよ」






「だって僕、〈狂人〉だもの」




◇◇◇◇◇

【“狂信者”】


「待ってください!」


慌てて、“彼”と‘その他’の間に割って入る。


上面を整えながら、ぼやーっと聞いていたら、何故か“彼”を追放する流れになっていた。


............なぜ? 彼は悪いことをしていないのに




突然入ってきた私を、怪訝そうに見つめている‘その他’たちに、悲しそうに見える表情を向ける。


「彼は悪いことをしていません! 私が保証いたします!」


それでも、‘その他’たちは“彼”を疑っているようだったが、私が()()すると、最後には納得して引いてくださった。




あぁ、やはり()()()すれば“彼”の正しさを理解していただけるのですね



 



“彼”と私、そして残り一人となった部屋で、‘その他’が血に染まった“彼”を、不遜にも睨みつける。


どうしてそんなに不満そうなのでしょうか......


「お前らっ!! グルだった......のかっ!」




......?


「グル......ですか?」


言われた言葉を理解できず、そっとしゃがみ込んで問い返すと、‘その他’は血と涙の入り交じったきったない顔をさらに歪ませる。


「お前も、黒だったソイツを庇っているじゃねぇか!!」




あら、もっと見るに堪えなくなってしまいました......


自然と眉が寄せられる。


いけません......“彼”の目の前でこんなこと......


慌てて柔らかな笑顔へと戻します。




「何を言っているのですか?」


汚い存在から目を逸らし、“彼”を見つめるとそっと微笑みかけてくださった。


あぁ、なんて素敵なんでしょう......






「彼が成されることに“悪いこと”なんてあるはずが無いでしょう?」

これは、ぼやーっとしてる時に「そういえば、“狂人”と“狂信者”って使われ方? とか似てる気がするけど、どこがどう違うんだろう......」って感じで生まれました。


人狼ゲームはにわかです。


なんなら役職とかルールとかもよくわかってないので、それっぽく書いた“もどき”とでも思っておいてください。


「今更何を言ってるんだ?」って言われたらお手上げですね。

「おっしゃる通りです」と言うしか......


そもそもこれってエッセイでいいのかな......?

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