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第1章第3話【影×桜】『影を渡る声』

深夜のヴェルティアを歩く二つの影。

蓮はさくらの後ろ姿を見守りながら、都市の“呪素”の流れを感じ取っていた。

人の感情が光と影となって街を巡る——その流れに、彼女の想いが触れた瞬間、まるで共鳴するように空気が震える。


「……この声、誰やろ。頭の奥で、優しい声が聞こえるんよ」

さくらが立ち止まり、胸に手を当てる。

蓮は静かに頷く。

「その声は、過去の“誰か”が君に残したものや。影は言葉を越えて残るんや」


ビルの影が揺れ、遠くで雨が降り始める。

雨音が囁きに変わり、さくらの耳に届いた。

——ありがとう。

見えない誰かの想いが、夜を渡ってふたりを包み込む。

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