表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

お金がいつの間にかなくなってた頃に

 お金って適当に使ってると、いつの間にかなくなってるって感じますよね。わたしは運よく30前後の時になんとかその状態から脱出し、貯金もできるようになりました。これは、どうやって抜け出したのか、っていうお話。


 子供の頃はお小遣いのやりくりが大変で、いつの間にって思うほど使えない。社会人になってしばらくはお金に無頓着だったし、銀行の口座残高はたまに見るけどマイナスになってなければいいかって思う程度。そんな自分が20代後半になって、ふと「給料の金額はわかるけど、そんなに使ってる気がしないのに、もうこんだけ?」と気が付いたのでした。


 仲間にそんな話をしたら「家計簿付けたら?」と言われたんですが、子供の頃から日記とかお小遣い帳とか続いたことがないので、家計簿とか無理、と即却下。とりあえず、飲み代だけノートに記録することにしました。当時、会社の寮に住んでて二食付き、通勤定期を使ってたので、お金が消えた先で最初に頭に浮かんだのが飲み代でした。とりあえず飲んだら翌日までにいくら使ったか、1000円単位で記録することにしました。1000円ってその場の思い付きです。でも、10円とか1円レベルで記録するとか絶対無理、と思ったのと、当時わたしが仲間と飲みにいくと、焼肉行って、居酒屋行って、そのあとカラオケ、みたいなコースだったので、万単位というより千円単位かなとそういう考えもあったと思います。


 で、飲んだ翌日金額を記録。飲みすぎて忘れてたら仲間に支払いを確認。集計は後で。で、1週間たって集計してみると1万超えてて「なるほどねー」とか思ってました。予想通り。そんなもん。そのあと1か月たってまた集計すると、まさかの10万円越えです。わたし、飲み代に10万円かかってるとは思ってなかったんです。


 本当に?と思いつつ、でも生活を改めるでもなく、飲み代を三か月記録したんですが、やっぱりだいたい飲み代が10万前後行くんですよね。すごい。でも、単価が安いところで満足してたのと、当時仕事が忙しかったのと、他に散財しなかったのが幸運だったと思います。


 飲み代がだいたい把握できると、それに寮のお金と合わせて、使途不明金が見えてきます。


 先月の繰越金(口座残高) + 給料 - 飲み代 - 寮費(家賃+食費<毎日二食>+光熱費)

  = 今月の繰越金 + 使途不明金


 こうなってくると他の使い道も知りたくなって、そのうち家計簿ソフトを買うなど、お金の道にはまったのでした。ちなみに飲み代も減らしました。


 ということで、いつの間にかお金がなくなってる、毎月何にいくら使ったかわからない、って人には、今すぐ給料の振込口座をみて、先月の繰越金がいくらで今月がいくらになったかチェックすることをおすすめします。それで使途不明金を計算してください。使途不明金の金額にびっくりした人は、まず気になる使い道だけ、ざっくりでいいので記録したほうがいいです。今時なら気になる支払いをできるだけキャッシュレス決済にすると、あっちで勝手に記録してくれるはずです。何なら口座とかに連動する家計簿アプリを使うと勝手にグラフとかできちゃいます。


 お金って大事に扱わないと、雑に使ってなくなっちゃいます。自分の一か月の収支をみて、大事に使えてるかどうか確認してください。大事だと思ってることに使ってるなら、まずは大丈夫。雑に使ってたら、要注意。「お金を大事に」って他人に言われても何をどうしたらいいかわかりませんよね?自分がお金をどう使ってるかいまいちわかってない人は、ぜひ自分の目で見て確かめてみてください。確かめて実感したら何か変わると思います。


 気づくのは早いほうがいいです。わたしも借金とかする前にわかって良かったですが、もっと早く理解してたらまた何か違ってたかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ