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機知的思考と文学

機知的思考と文学


こんにちは。アリアドネです。


これからのエッセイは主に機知的な発想に基づいていきます。

とは言っても、皆さんの中で機知という言葉を知っている方はどれぐらいいらっしゃることでしょう。

となったら、この言葉の知名度は低いのではないでしょうか。

よく、機知に富んだ人、という慣用表現で用いられる言葉ですが、この言葉について突き詰めて考えていけばそれこそ難しいのです。

機知とは一体どのようなものかといえば、物事の深層の間に共通点を見いだすことです。

物事には表層と深層がありますが、僕が言っているのは深層についてです。

よく深層心理という言葉で使われていますね。

深層という言葉が意味するものは、物事に隠された、本質です。

皆さんが本質という言葉を耳にした時、いったいどのようなものを想像するでしょうか。

物事の本質について突き止めることは非常に難しい、そのようなイメージでしょうか。

読書という肩書を持っている人々はおそらく、物事の本質をつこうとしています。

自然科学の分野において特にそのようなことが言われていますね。

この現実が一体どのような仕組みになっていくのかということを解明するのが科学であって、それこそ科学は、深層的なものに対して深く究明していこうとしているわけです。

そのようなことを踏まえて、機知というものが成り立っています。

例えば A という事象があってそして B という事象があるとします。

Aの本質は C であって B の本質が D であるとしますと、C と D の間に共通点 E が生まれます。

C と D の関係性について理解したいのであれば、共通点 E を理解する必要があるでしょう。

物事はつながりがあればあるほど分かりやすいものですから、確かに C と D を理解する上でEは必要ないのかもしれませんが、あった方が分かりやすいことは確かです。

だからこそ機知というものは、実は物事を理解することにとても役立つのです。

だからこそこれからは深層的なものについて、その共通点をあぶり出していきたいと思っています。


では機知はどのように実際に使われているのかといえば、文学においては、「比喩表現」がまず第一に挙げられることでしょう。

比喩を用いることによって物事の深層的なものを伝えることができます。

これは僕が言えることではないのかもしれませんが、実は文学というものは、文学が分かれば分かるほど、そして文学に対して鋭い感受性を持っている人間ほど、言葉で言い表すことができないものがあまりにも多いことに気づくはずなのです。

それを言い表すことができるのが比喩表現です。

だから比喩表現を使うということは、文章を書くことによって絶対に欠けてはならないものなのです。

僕はよく比喩表現を使います。

それは比喩表現を使わないと書いた心地がしないし、書くことができないからです。

最近の現代小説では、その出番が圧倒的に少ないということからも、比喩が禁断の果実のように思えますが、やはりより多くのものを表現するためにも、比喩表現は使うべきです。

そして普段機知的な思考をしていれば、比喩表現を使いやすくなることは明らかです。

そういうわけでより深いものを追求するためにも、機知的思考はとても役立ちます。

そういうわけでこれからは、物事の奥深くに潜んでいるもの同士の共通点を見いだすことに少し力を注いでみようかと思っています。


それでは、Bye!


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