もし地の文を語る語り手の女の子が口下手なコミュ症だったら?
いきなり現れた天使の少年が私に分厚い本を押しつけてきた。
私が何かを訪ねる間も与えず、天使はすぐに消えていった。
【世界を読み直す神書】≪ファンタスマゴリア≫
天使から渡されたその本は、声を出して読めば本の中にその声が響き渡って、世界が動き出すらしい。
けれど私はその本にミヒャエル=エンデの【はてしない物語】みたいな大冒険などは期待していない。
期待なんかしていない!
本当に。本当に! そんな大冒険なんかに期待なんかしていないんだからね!!
私が何かを訪ねる間も与えず、天使はすぐに消えていった。
【世界を読み直す神書】≪ファンタスマゴリア≫
天使から渡されたその本は、声を出して読めば本の中にその声が響き渡って、世界が動き出すらしい。
けれど私はその本にミヒャエル=エンデの【はてしない物語】みたいな大冒険などは期待していない。
期待なんかしていない!
本当に。本当に! そんな大冒険なんかに期待なんかしていないんだからね!!
天使と【神書】=≪ファンタスマゴリア≫
2019/09/02 14:28
(改)
語り手とphantasmagoria
2019/09/04 02:25
(改)
“ひかり”に照らされる幻影
2019/09/07 23:00
(改)