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襲撃前夜

家に帰った痛翔達は明日が休日という事で浮かれていた。

「ヤッホー明日は休みだぜ何しようかな!」

「護衛対象、明日は皇太子が視察に来て下さるからお休みになるのでありますから皇太子を拝見に行くのはどうでしょう?」

「はっ、誰が好き好んでせかっくの休日なのに見ず知らずのおっさん見に行かなきゃならねえんだよ」

 ナイトールの提案は見事ばっさり切られた。

「まっ、何をするにも先立つものが無いとな!という事で先ず明日は銀行に行ってお金を下ろすぞ」

「この近くの銀行と言いますと医療市で2番目に大きいとされている「富部医療特選銀行」の事ですよね」

 痛翔は無言で頷いた。


 所変わって警察署内。

もうほとんどの人が明日の為に帰っており警察署内には人っ子一人いないはずだが、一部屋だけ灯りがついておりそこに人影があった。

 そう皆様も気づいているだろうが鈴木巡査だ。

 鈴木巡査は資料室で右手でノートパソコンを操作し、左手で資料をめくり読み漁っていた。

 右でカチカチ左でパラパラまるで人間技じゃない様な動きを見せている。

 はっきり言って気持ち悪い。

 鈴木巡査の後輩である正義は明日が休みの為あの後さっさと帰った。

 鈴木巡査も別に残って手伝ってもらうつもりは無い為黙って見送った。

 すると鈴木巡査は手を止めて逆に口を開いた。

「やっぱりもうここしかあいつガンズが狙いそうな場所は無いよな・・・・・・・・」

 そう言うと鈴木巡査は机の上にこの辺り周辺の地図を開きある所を指差した。


 また所変わって今度は豪塚達のアジト・・・・・・・いやもう達じゃないな1人だなっていう事で豪塚達のアジト改め豪塚の隠れ家に変更しよう(楽)。

 隠れ家の中では明かりが全くついて無く少し光って見える灯りは豪塚が今いる座っている前にある机の上に1本だけ立っている蠟燭の灯りだけだ。

「う~くそ結局俺1人になっちまった」

 缶ビール片手にそんな事をぼやく豪塚、一体何故まだニュースにもなっていないゲゲゲとキッス2人が逮捕された情報を豪塚が知っているかと言うと。

 実はゲゲゲとキッスが鈴木巡査の同僚に連行されている時建物の影から豪塚は見ていたのだが助けに行ったら自分が捕まると(・)()う(・)()にしといて(・・・・・)逃げたのだ。

「まあ最初は1人だったんだ原点に戻ったと考えるべきか・・・・・・」

 仲間が捕まったと言うのにかなり冷静に考え込んで明日に備える豪塚。

 再びビールをごくごくと飲み手に持っている明日の強盗の計画表と明日襲う銀行の見取り図を見ながらまた1人呟(つぶや)く。

「人数が俺だけというのはかなり厳しいが、そこは俺のこの能力で上手くカバーするか別にあの銀行はこの見取り図を見る限り単純な設計をしている2階なんて防火シャッターを閉めれば上手く上下に分断出来る。簡易に協力者を集める事も考えたが結構は明日だそんな付け焼き刃で揃えた人選なぞ駒にすらならない・・・・俺が1人でやった方がまだましという結論に至ったな」

 豪塚は缶ビールを飲み干しその缶を手で握り潰し床に投げつけた。

「くそーこういう事はキーボードの役目だってのに・・・・・・そうかあいつもういないんだ・・・・他の奴もいないし、あ~あ」

 豪塚は深くため息を吐き再び見取り図を見て静かに笑う。


 痛翔オレ。

「よーしナイトール、俺は確認の為にもう一度明日俺達が行く場所をおさらいする!」

「いつにもましてテンションが高いですね」

「ああ俺は気分が良いぜこの調子だと明日も良い事あるに間違いない。先ず最初に明日俺が行く場所は~」


 鈴木誠二。

「完璧に特定出来たぞやっぱりあいつを先に帰らせて正解だったな」

 そう言い鈴木巡査は手元にあるコーヒーカップに入っている冷めたコーヒーを飲み干し呼吸を整える。

「明日ガンズが現れるのが一番高い場所は・・・・・」


 豪塚武。

「まさか1人でこの強盗作戦をする羽目になるとはな・・・・・全てあのレジェンド5のガキの所為だ。まあ明日俺が作戦を決行して騒ぎになったらきっと奴も出て来るだろう。俺の事をこけにしやがって見てろ目にもの見せてやる、その為にも明日襲う場所を確認しなきゃな確かここは・・・・・」


「「「富部医療特選銀行!」」」

3人の言葉がそれぞれ別の場所にも拘わらず同じ言葉同じタイミングと被った奇跡など3人は知る由も無く痛翔は明日を楽しみに布団に入り、鈴木巡査は警察署の戸締りをし終えプライベートの自家用車に乗り家に帰宅した。

一方豪塚はまだ飲んでいた・・・・・・ふっふっふっふっふ。

「何だ別に飲みたくもねえのに体が勝手に・・・・・これは神のお導きってやつか・・・・まあ良い今夜は明日に向けて飲みまくるとするかー」

 ああ神だよお前にとっちゃあ疫病神だけどな!。

 ここまで後押ししたんだ明日は負けるなよ我らがヒーロー。

今回の話はまあ言ったらおまけみたいなものです。物語的にあっても無くても差ほど大差ないですが私は書いておこうと思いましたので書きました。皆様は軽い気持ちで読んでもらえれば・・・・・まあ、あっという間に読めましたよねこの短さでは。それでは次の話も楽しみにしておいて頂けたら光栄です。

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