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No.1867.曇り空
緩やかに流れてゆくグレーの雲
風もでてきてるし
雨でも降るんだろうか
鳴る事のない 携帯抱きしめて
眠りに落ちてしまった
夢の中でさえもあなたに逢えない
ノイズだけのテレビも寂しげ
一粒の雫が ぽとりと落ちた
涙を流しはじめたのは曇り空
遠すぎる 微笑みが離れていく
手の届かないところへ
走り出しても追いつけない
指先に触れてるのは 漆黒の闇
深い悲しみの瞳
許される事無き 罪と罰だけが
残像のように残っていた
一粒の雫が ぽとりと落ちた
涙を流しはじめたのは曇り空
一粒の雫が ぽとりと落ちた
涙を流しはじめたのは僕一人