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No.1864.不甲斐なさ
呪いたくなる程の己の不甲斐なさ
噛み締めて歯がギシギシいってる
思わずぶん殴った
ガラスの引き戸が 粉々になった
赤いもんがポタポタしている
拳の傷みなんかどうでもいい
あなたを深く傷つけてしまったんじゃないか
わかりもしないのに考えてしまうだけで
自分を許せなくて爆発しそうな程
この身に怒りって奴がこみ上げてくる
殺したくなる程の己の不甲斐なさ
噛み締めて歯がギシギシいってる
思わずぶん殴った
ガラスの引き戸が 粉々になった
突き刺さったままのガラスのかけら
抜くのも忘れて茫然自失
あなたの心の底を覗いて本心を知りたい
もしも重荷になってしまっているのであれば
全ての痕跡を消し去って消え去ろう
そんな事でしか罪を償う事は出来ないから