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重たい執着男から逃げる方法  作者: 長野 雪
3度目の逃亡編
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13.相互理解の暗中模索

「えっと、クレスト様、お口に合うかわかりませんが……」

「何を言う、マリーツィア。君の作る料理が美味しくないわけがないだろう」


 相変わらず、褒められている気がしない褒め言葉に、思わず苦笑いを浮かべそうになった。まぁ、昨日の昼食では、私が調理したと(おそらく)知らずに褒めてくれていたから、自信は持っていいはず。たぶん。

 せっかくなので、お隣さんからお裾分けをもらった甘い果実酒の瓶を開けてみる。例の酒屋の三男さんの貢物のお裾分けなので、女性向けの味なのだけど、さすがにレックスにはまだ早い。

 ミルティルさん作の陶器の白いゴブレットに注げば、薄く桃色に色づいた水面が揺れ、ふわりと甘い香りを漂わせる。


「いただきます」

「……あぁ、いただきます」


 向かいに座ったクレスト様が、少し戸惑ったように、けれど、ちゃんと食前の挨拶をしてくれた。そういえば、二人きりで食事って初めてかもしれない。……えぇと、私がどうしようもなく弱っていたときを除けば。あれはまともな食事じゃないからカウントしないことにしよう。


「足りなければ、えぇと、パンとピクルスなら追加で出せますよ?」

「いや、十分だ」


 蕗の煮物を口に含んだクレスト様の表情を見つめる。あれは山菜の風味が強めだから、人によっては嫌いな味なんだよね。レックスは好きだから、とつい出してしまったけれど―――


「っ!」


 思わずフォークを取り落しそうになってしまった。


「マリー?」

「なんでもありません」


 正直、反則だと思う。

 一噛みした途端、あんな風に頬を緩められたら、褒め言葉を疑うのもバカバカしいじゃないか。


「あ、こちらのスプラウトのサラダは、食べる直前にこのドレッシングをかけると美味しいんです。こっちのスティック状に切った野菜は、このソースを付けてくださいね」


 もういい。開き直ろう。

 自分の作った料理を食べてもらえる機会なんてそうそうないんだから、十分堪能してもらおうじゃないか。


「……マリー?」

「はい」


 一口大に切った鶏肉をハーブ液に漬け、そこに魔術で微細振動を加えて味を浸透させて、大きな葉っぱに包んで蒸し焼きにした、まぁ、私の得意料理を口にしたクレスト様が、何故か真面目な顔でこちらを見つめた。


「昨日の鹿肉も、君の手料理か?」


 どうしてわかるのっ?


 鳥肌が立った腕を無意識にさすった。確かに、あの鹿肉と同じように微細振動の魔術陣で時間短縮を図ったけど、それをクレスト様が知っているはずもない。


「そ、うですけど、口に合いませんでした?」

「いや、この上なく美味しい。今まで食べたことのあるどんな料理よりも」

「ほ、誉め過ぎです。普通の家庭料理ですよ?」

「―――マリーツィア。君さえよければ、また、作って欲しい」

「……っ、そ、うですね。フェネル料理長にも聞いてみます」

「あぁ、俺の方からも言っておく」


 あぁ、しっかり料理長に謝っておかないと。職場を踏み荒らしてすみません、って。


 結局、さすが男性と言うべきか、多めにつくった夕食はきれいに完食された。騎士団は身体を動かす仕事だし、きっと食べる量も多いんだろう。


「クレスト様、食事の量は足りました?」

「あぁ、堪能させてもらった。君の手料理で胸がいっぱいだ」


 あれ? 胃の方は?

 疑問が浮かんだけれど、もうそこは黙殺しておくことにする。朝から疲れることが多過ぎて、もういろいろと投げっぱなしにしたい。


「山道を駆け下りて、クレスト様もお疲れですよね? そちらの扉の奥が寝室になっていますので―――」


 水を張った桶に食器を漬け込みながら案内すれば、なぜか背後に立たれてしまった。


「マリーツィア」


 やばい。

 私の背筋を冷たい汗が流れ落ちる。

 いつもより低い声音。「マリー」と縮めずにフルネームを呼ぶことすら、その心情を表しているとしか思えない。


「わ、わたしも、片づけ終わったらすぐに寝ますし」

「マリーツィア」


 どうしよう。振り向きたくない。

 でも、このまま放置した方が、きっと怖い結果になる。


 私はエプロンで軽く手を拭って、身体ごと振り返った。

 レックスとここで女の二人暮らしをすることになってから、防犯にはとても気を遣っている。常に二の腕には身体強化の陣を刺繍したバンダナを巻いているし、ポケットには昏睡の魔術陣を刺繍したハンカチーフを忍ばせている。

 大丈夫だ。と自分に言い聞かせた。


「なんでしょう、クレストさ、ま……」


 覚悟していたはずなのに、語尾が不自然に小さくなってしまった。さすが『氷の貴公子』様、ブリザードを背負っている、なんて冗談も口に出せない。

 その顔は、とてつもなく、お怒りであらせられた。正直に言えば、逃げたい。


「マリーツィア、君に尋ねたいことがある」

「は、い」


 喉がカラカラだ。さっき飲んだ果実酒の水分はいったいどこに消えてしまったんだろう。


「どうして、俺に何も言わずに出て行った?」

「そ、れは―――、でも、私、ちゃんと、お手紙を」

「旅行の計画は一朝一夕で作ったものではないのだろう? 俺に直接告げるタイミングはいくらでもあったはずだ」


 それは、直接言えば、止められると思ったからに他ならない。

 ハールさんがクレスト様に何も言わないでいてくれたのも、きっとそれが理由だろう。

 ただ、それを直接、目の前で怒っているクレスト様に言えるかと言えば―――


「マリー?」


 私を見つめるエメラルドの瞳が、妖しい輝きを帯びる。その手が私の頬を撫でる。固い手のひらがゆっくりと右の頬をすり、すりと愛おしむように撫でるものの、その手が冷たく感じるのは気のせいか。


「マリーツィア……」


 名前を呼びながら、その手がするり、と降りて首筋にかかる。どくどくと心臓が脈を打っているのは、きっとクレスト様にも気づかれているだろう。だが、その彼の手が、親指が私の喉元へ動いたのを感じた瞬間、私の恐怖のバロメーターが振り切れた。


「っ!」


 首を絞められ、喉を潰されそうになった記憶がよみがえる。生命の危機に私の生存本能が正しく働き、気づけばクレスト様の手を振り払っていた。


「……喉は、人体の急所です」

「そうだな」

「あまり、そんな場所を触られたくはありません」

「そうか。―――それで?」


 恐怖を押し殺して手を振り払った理由を告げたのに、クレスト様はごまかされてはくれなかった。


「どうして、俺に何も告げずに出ていった?」

「……」


 どうしよう。無表情を保ったままのクレスト様の怒気がシャレにならない。


「マリーツィア。帰ってきたときの俺の絶望が分かるか? 君がまた、いなくなってしまったと気付いたときの、俺の―――」


 それは、たしかに申し訳なかったとは思う。でも、『クリス』のスペア作成や、レックスへの引き継ぎは必要なことだった。それに、そもそものきっかけは―――


「マリーツィア」


 不自然に視線が泳いだのがバレたのか、クレスト様の放つオーラがさらに一度室温を下げる。


「し、心配をおかけしないように、事情を説明した手紙も、旅行の計画書も、毎日の報告だってしてたじゃないですか」


 もうこの話はこれで終わり、とばかりに、私はくるりと体勢を変えて食器を洗おうとした。

 そこから、ぐいっと腕を掴まれ、引っ張られたのは覚えている。ぐるり、と視界が回り、遠心力を感じた。

 次に背中に軽く感じた衝撃。反射的に自分の身を守ろうとした手を掴まれた感触。


「マリーツィア。俺の質問に答えろ」


 あっという間に、私は壁に縫いとめられていた。両手首はクレスト様の片手で拘束されて頭の上に。逃げようにも足の間にクレスト様の膝が入り、動くに動けない。


「それとも、この愛らしい耳には俺の声が届いていないのか?」


 耳元に低い声が流し込まれたと思ったら、がりっと耳たぶを噛まれた。それこそ噛み千切られるんじゃないかと思うぐらいに、強く。


「クレ―――」

「マリーツィア。理由を聞かせてもらおうか」


 痛みに滲む視界には、クレスト様の肩口と金色の髪しか入らない。けれど、いつになく怒っていることだけは、十分身に沁みた。


「……だって、クレスト様、反対する、って思って」

「当たり前だろう。一人で邸の外に出るなど、到底許可できるものではない」

「それ、でも、必要だった、んですっ」


 そう。必要だった。

 心置きなく、クレスト様の隣にいるために。デヴェンティオに残した心を軽くするために。


 痛みと恐怖を堪えながらも答えれば、耳元に顔を寄せていたクレスト様が少しだけ体勢を変えた。私の真正面からまっすぐ向き合う形になる。


 その顔を見た瞬間に湧き上がった感情を、なんて説明すればいいのか分からない。ただ、思うより先に、身体が動いていた。


「マリーツィア……?」


 さきほどまでの怒りがどこに飛んだのか、困惑したクレスト様の呟きを耳で拾う。

 少しだけ上半身を動かした私は、クレスト様の右頬を舐めたのだ。口の中は少しだけしょっぱい。茫然と自分の右頬に触れるクレスト様の目元が赤く染まっている気がした。そんなこの人を可愛いなんて思う自分にびっくりだ。


「クレスト様、ちゃんと、話をしましょう」


 私はもう一度、身を乗り出して、今度は左頬を舐めた。

 たぶん、自分が涙を流していたことに気づいていないんじゃないかな、この人。


 とうとう私の手首を解放し、口元を押さえたクレスト様の瞳からは完全に険が取れていた。



 ◇  ◆  ◇



 耳が痛い。

 別に説教を頂戴しているわけではなくて、本気で血が出ていたみたい。クレスト様、噛み過ぎです。


 クレスト様の氷点下の怒りを受けて、ようやく気が付いたのは、私たちはお互いに信用がなさ過ぎるということだった。

 私はクレスト様が私の行動の自由を認めていないと思っていて、クレスト様は私がいつ逃げてもおかしくないと思っていた。

 婚約者同士だというのに、こんなことじゃいけないと、話し合いを提案して、それは、まぁ受け入れてもらったのだけど。


 ベッドに隣同士で座って密着した状態で話し合いって何だろう。遠い目をしたくなる。しかもクレスト様の手が腰に回っているのが、さらに危機感を煽る。

 いや、今はできるだけそのことを考えないようにしよう。話し合いの方が優先。いざとなったら身体強化と昏睡で、……何とかできるといいな。


「クレスト様は、一人で私が外出するのに反対なんですよね?」

「勿論だ」


 答えの分かりきった質問だったけど、直球で即答されると気力が萎える。いや、本題はこれから。気を引き締めよう。


「それは、身の安全を考慮して、ということですか?」

「……それもある」

「護衛をつければいいですか?」

「誰を連れていく気だ」

「えぇと、お義父さまに頼んで、信頼のおける人を紹介してもらうとか、でしょうか」

「却下だ」


 うーん、壁が高い。やっぱり今回に限って言えば、手紙だけでこっそり出てきたのは正解だったんじゃないのかな。


「クレスト様、そこまで提案を拒否されるのでしたら、もし私が『クリス』のスペアを作りたいから、ここへ来たいと言っていたら、どういった反応をされたのでしょうか?」

「……そもそも必要ないだろう」

「必要です」

「何故だ? 既に一つあるものを増やしてどうする」


 淡々と「理解できない」と口にされてしまうと、なんだか私の考えが間違っているようで不安になる。けれど、ここでうやむやに逃げたら、今までと何も変わらない。一つ一つ、お互いの考えを理解して歩み寄る必要があるんだ。きっと。


「『クリス』に何らかの不具合が生じた場合に困るからです。弟子を取った私には、監督責任がありますから。スペアを作ることで、万が一『クリス』に何かがあっても、急場をしのぐことはできます」

「そもそも、この薬屋を手放す選択肢はなかったのか」

「ありません。たとえどんな事情があっても、この町で薬屋を営むことを決めたのは私です。医師も薬屋もいなかったこの町で、それがどれだけ意味のあることかを考えれば、続けることができるのに店を畳むなんて考えられません」

「マリーツィア。君は優し過ぎる」


 クレスト様が私の頬をそっと撫でる。マメを何度も潰してできた、この固い感触が、私は好きだ。それが、クレスト様の努力の証だと知っているから。


「それは買いかぶり過ぎです。私は、優しくする相手をちゃんと選んでいますから」


 私に親切にしてくれた人には、ちゃんと優しさを返している。逆に敵には情けをかけていないはずだ。現に、この薬屋に藍色の釉薬を求めてやってきた商人が流刑にされようとも投獄されようとも何とも思っていないんだから。


「それに、ここに『クリス』を置く理由はそれだけじゃありません」


 私は、頬に触れるクレスト様の手に、そっと自分の手を添えた。


「バルトーヴ商会を通じて、商売を続けるために、鉱石の多い山の麓は都合がいいんです」

「マリー、子爵家に対する義理はもう果たしただろう」

「違います。お金を稼ぐためです」

「君はドレスも宝石も興味がないだろう。それに欲しいものがあるなら―――」

「クレスト様」


 そういうことじゃない、と私は首を小さく振った。この話をするのは、正直、まだ迷っているけれど、でも、今後のことを考えたら、ちゃんと話しておかないといけない。

 私は躊躇を振り切るように、ぐっとお腹に力を込めた。


「クレスト様は、いずれ伯爵家と縁を切られるおつもりでしょう?」

「―――カルルか。マリーツィア。たとえ君の頼みでも、それは」

「反対はしません。でも、ハールさんたちと離れたくないんです」

「……誰に聞いた」


 クレスト様の声のトーンが一段低くなる。でも、さっきのに比べたら、まだ耐えられる。大丈夫。


「すみません。正式に婚約が決まったときに、ハールさんに頼み込んで教えてもらいました。……ずっと、不思議だったんです。騎士団の手当てだけで、あんなによい暮らしができるのか、って」


 クレスト様の口元から、ギリという音が聞こえた。きっと知られたくないことだったんだろう。それでも、知っておきたかった。


「伯爵家からお金が出ていると聞きました。中隊長に昇格されても、その俸禄で使用人は二人程度しか雇えないと。―――クレスト様。私、我が儘なんです。ハールさんたちと別れたくない」


 腰と頬に回された手を振り切り、勢いよく立ちあがった私は、クレスト様の目の前に立った。見上げてくるクレスト様、という構図がなんだか新鮮で、ちょっとだけ面映ゆくなった。


「だから、私も稼ぎます。そりゃ、そんなに簡単な話ではないと分かっていますけど、しばらくはリューゲ・ディアマントと釉薬の収益もありますし、それで繋いでいる間に、また新しい―――」


 話の途中で、クレスト様が私のお腹の辺りに顔をうずめ、腕を回して抱きついてきた。金色のつむじを見下ろせる珍しい状況に、なんだか口元が緩みそうになる。でも、真面目な話をしているんだから、我慢、我慢。


「まったく、俺はふがいないな」

「そんなことありません。嬉しいことも苦しいことも分かち合うのが、その……夫婦、でしょう?」


 うぅ、この言葉、口に出すのが恥ずかしい。

 夫婦って。クレスト様と夫婦って。


「マリーツィア」


 クレスト様が少しだけ身体を離して、私を見上げる。どうしよう。クレスト様の上目遣いが可愛いことに気づいてしまった。いや、年上の男の人を可愛いって、いやでも、何だか新鮮で。


「君は俺のことをどうしたいんだ?」

「どう、って、……えぇと?」

「これ以上俺は君に愛を与えられないのに、君は次々に俺を嬉しがらせることばかり言う。それなら、俺はどうしたらいい?」


 う、なんだかクレスト様の瞳が熱を帯びている気がする。ちょっと怖い。けど、……嬉しい。

 クレスト様の熱が感染したように、私の頬が徐々に赤くなるのが分かる。まっすぐな眼差しに耐えかねて、つい逃げを打ちたくなってしまった。


「クレスト様、邸の外に出たいです」

「マリー、それは―――」

「子爵家のメイドさんから、王都の西の丘が、軽食を持ってピクニックするのに絶好の眺めだって聞いたんです。だから、その、」


 うわぁ、どう言ったらいいんだろう。

 一緒に行きませんか?

 私が軽食作ります?

 連れて行ってもらえませんか?


 そんなことをぐるぐると考えていたら、くすり、と笑いをこぼしたクレスト様が立ち上がった。ぶつからないように、と半歩後ずさった私の腰を抱き寄せてくる。そのまま私を上から見下ろしたクレスト様は、珍しく喜色を満面に浮かべていた。


「マリーツィア、俺に言わせてくれ。―――一緒に、その丘へ行ってみないか」

「っ! はい、お弁当、作りますね!」


 勢いよく頷いた私の額に、クレスト様の口づけが落とされる。


「マリーツィア。改めて言わせて欲しい」


 突然、クレスト様が膝をついた。

 え? なんで?


 手を取られ、その甲に口づけを送られる。


「俺の妻になってくれるだろうか。マリーツィア・クリスチャーニン」


 カルルさんのところに養女になる前の姓で告げられたのは、果たしてどんな意図なんだろう。

 でも、そんなことは、些細な問題だった。


「はい。私の方こそ、よろしくお願いします。クレスト・アルージェ様」


 とにかく、このプロポーズに答えを返すことが、何よりも優先すべきことなんだから。

【おまけ】~その後~


「さて、寝るか、マリー」

「はい。私は薬草庫の方で寝ますね」

「マリー。ここでともに寝るのではないのか?」

「いえ、その、ほら、正式な婚姻前の男女が、同じ寝台で寝るのは―――」

「既に何度もともに寝ただろう」

「いや、その、それは不可抗力で」

「マリーツィア」

「は、はい」

「同じ屋根の下にいるのに、俺にマリーツィアを抱きしめずに寝ろというのか?」(真顔)

「え、えーと……、ほら、お邸でも、同じ屋根の下で、別々の部屋で寝ているわけですから」

「だめだ。俺がマリー不足になる」

「え?」

「マリー欠乏症にならないために、マリーツィア、君という薬が必要だ」

「あの……」

「薬師の君が、患者を見捨てることはないのだろう?」(心なしかニヤリ)

(や、やられたー!)


 朝一番で戻って来て、畑の世話を始めたレックスに見つかって「ふーん」と訳知り顔で納得されたマリーはショックを受けるのであった。


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