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作者: 紫玖りゅ


足元の伸びた影が僕を飲み込み

僕の姿はもう視えない



スクランブル交差点


孤独な人達が歩き去っていく



——日が暮れた世界に引導を渡したのは僕―――


 馬鹿は僕のことなんてちっとも知りやしない。 

           なんたって、馬鹿だから。――—




電車もそろそろ終わりだろうか。


太陽は線路のむこうに消えてった

月は喜々として青白く燃え始める



ふとんなにかの光が僕を照らした。


女の子だ。僕を見ている。

僕もじっと彼女を見た。



———まちがってるよ、みんな


ミルノリアがそう言った。


彼女はまっすぐ僕を見た。

なにも映らない目に僕を、僕の目を映した。


あいつは続けた。


———ともだちが欲しいの



暗闇の中で目を曇らせていた黒猫は


ヒトを認めた



——人間は本能的に生きない。

 美学だなんだ、とまったくめんどくさい。

そのくせ

   くだらないと、人の生き方を批評する。


ミルノリアは人が嫌いらしかった。


月光の下で目を光らせていた黒猫は


ヒトを嫌った。


ミルノリアは神になった。

僕の世界はミルノリアのまわりを回った


ただただ、ひたすらに



きのうまで飛び越えようとしていた壁は

いきなり魅力のないものになったな、と彼は思った




神の視点って打ったら

上野支店に変換された。(=´∀`)

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