表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不倒不屈の不良勇者━ヤンキーヒーロー━  作者: トロ
第二章・第二部【SUPERYANKEE】
88/192

第二十話【強くなりてぇな】

 いなほとミフネによる死闘は、いなほの勝利と言うことで幕を降ろした。だがそれはそれとして、大会の勝敗は別となる。壮絶な打ち合いの果てに、両者共に行動出来るメンバーが一人ということもあって、大会優勝は確実と言われた二つのチームは、共倒れという形で大会から姿を消すということになった。


「というのが予選の結果だって、いなほにぃさん」


 リンゴを器用に剥き、ウサギさんの形に整えたそれを皿に盛ったエリスが、その内の一つをフォークで刺して「あーん」と全身を包帯で包まれたいなほの口に差し出した。


「ったく、俺が寝てる間にふざけた話だぜ」


 リンゴを乱暴に噛み砕き、いなほは腹立たしげに鼻を鳴らした。

 全身のほとんどの骨が骨折、さらに臓器の一部は切り裂かれ、右手は手首まで真っ二つ。人類なら普通に死んでいる怪我をしながら、こうして普通に起きているのが異常なら、起きたのがあの戦いの翌日であるというのは発狂すべき事柄か。

 現に彼を再び担当することになった女医さんは「きょへへへへへへーい」とエリスの前で奇声を発しながらスムーズに包帯を巻き直していたりした。

 きっとあれは現実に負けた誇りある人間の哀れな末路だ。

 あぁならないように頑張ろうと、エリスは子どもながらに思うのであった。

 それはともかく、怪我に関しては最低限アート・アートの手によって治療が施されていた。引き裂かれた右腕は親指ごとしっかりくっついているし、臓器のほうも綺麗に接着している。骨や筋肉に関しては「君にはまだ約束が残ってるからね。これがぎりぎりさ」というアート・アートの言い分によってそのままだ。

 なので今のいなほは、あのトロールキング戦後の状況と同じとも言えた。


「キースさんとネムネは、まだ寝ているようですけど、暫くしたら目が覚めるって」


「そっか……しぶとい奴らだぜ」


 口とは裏腹に、隠しきれぬ安堵がいなほから溢れていた。

 キースとネムネに関しては、肉体の構造がいなほとは違ってまともなので、アート・アートによる全体的な治療が施された。代償というわけではないが、キース達は魔力枯渇状態が数日続き、その間は眠るということだ。

 おそらく、アート・アートがいなほを完治しなかったのはそれが原因なのだろう。

 約束。学院への脅迫状事件のリミットが迫る中、眠っているわけにはいかないのだ。

 いずれにせよ大会への参加は絶望的である。もう少し楽しみたかったという気持ちもあったが、これも仕方ないかといなほは割り切った。


「で、ミフネの奴らはどうした?」


「あの人達は……その、隣の病室ですよ」


 あんな戦いの後だからか、答えるエリスの声は歯切れが悪い。


「……うし」


 いなほは少し罰が悪そうなエリスに何か言うでもなく、未だ痛みで軋む体を強引に起こした。

 それについては気にもしていないのか。エリスは「手、貸します?」とだけ聞く。


「大丈夫だ。ちょっくら暇潰すからリンゴ剥いてろ。それと、俺は猫のほうが好きだ」


「……わかりました。って猫さんってどうやって剥くですか!?」


「猫耳つけりゃいいんだよ」


 いなほは足を引きずるようにして病室を後にした。隣の病室とは言っていたが、流石のいなほも一朝一夕で何とかなるダメージではなかったのだろう。その僅かな距離だけで、額には隠しきれぬ汗がにじみ出ていた。

 それでも顔をしかめることはせずに、いなほは何となく右の病室のほうに遠慮なく入室した。


「邪魔するぜ」


「……あら、いなほ様」


 いなほを出迎えたのは、自身も傷による疲労の色が濃いハナであった。

 最早隠すことも必要ないと感じたのか、ミフネと同じ長い耳を露わにしていた。暖かで愛きょうのある大きな金色の瞳。シミ一つない透き通る白い肌。小さくふっくらとした唇。全体のパーツが絶妙なバランスで整っているその美貌で静かに佇む様子は、やはりその見た目だけ見るなら、儚げな令嬢にしか見えなかった。

 彼女も、体の至る所に包帯を巻いており、いっそうその弱々しい雰囲気が引き立っている。しかし、その中身は弱々しさや儚さとは無縁の化け物というのは、笑える冗談だといなほは思った。

 ハナは静かに己の座っていた席の隣に新たな椅子を出して、いなほはそこに座った。


「テメェも、エルフって奴だったのか?」


「えぇ、まぁでも、私達姉妹やミフネ様は少々特殊なエルフですけど」


「特殊?」


「エルフのイメージと違いますでしょ?」


 自嘲しつつ己の長い耳をそっと撫でるその仕草をいなほは見ながら、疑問符を浮かべていなほは口を開いた。


「生憎と、エルフっての知らねぇんだよ。耳が長いだけで別に何処も変わらねぇだろ」


「あらあら……エルフと言えば有名なんですけど。何もしなくてもヒューマンよりも圧倒的に強くなるので、うとまれているのですが」


「茶化しているつもりはねぇよ。耳が長いのとか、テメェらがヒューマン? より強いのなんのとか……んなのどうでもいい」


 本当に知らないだけで、強いと分かった今でも、その認識は変わらない。


「どうせ俺のほうが強い」


 それだけで十分だ。その強烈な自負に、ハナは昂るでもなく、ただ純粋に愛おしげな眼差しを向けた。


「もう、そういうセリフ、女の子は誰でもときめいてしまいますわよ?」


「おい、いかれたって言葉が抜けてるぞ」


「酷いお方。私みたいな美少女をいかれてるなんて言うのはいなほ様とミフネ様くらいですわ」


「自覚があるみてぇで助かるぜ」


「殺人的に愛してあげますわよ?」


「生憎だけどお断りだ」


 いなほは疲れた風に肩を落とすと、目の前のベッドに横たわる男を見た。

 そこには未だに目を覚まさない剣客が一人。静かに眠るミフネ・ルーンネスがいた。今は戦いの最中に見せた鬼気などどこにも感じられず、麗しの王子という言葉がその姿にはあっている。


「驚いたのですが、ミフネ様とユミエの傷は、後は自然治癒で全快する程度には持ち直しました。ユミエはともかく、ミフネ様はおそらく数十年、もしくは二度と元の実力には戻らないと思ったのですが……嬉しいことに、ここにはまだまだ面白いお方がいたようで」


 しとやかに笑うハナが思い描く人物は、きっといなほが考えている人物と一緒だろう。何とも言えない溜息を吐きだしたいなほは、共に充実した時間を過ごした友の姿を見ただけで満足した。

 そんないなほの手をそっとハナが握る。


「もう少し一緒にどうですか?」


「こちとら病人だぜ? テメェの相手して疲れたりしたくねぇんだよ」


「折角ですしよろしいではないですか。退屈凌ぎの面白いお話をいたしますわよ」


「……聞くだけならな」


 ハナの手を振り払って、いなほは椅子に体重を預けた。軋む椅子の音すら優しい旋律となるような穏やかな雰囲気の中で、ハナは静かに語り始める。


「神楽逸刀流、そしてその剣客のために刀を作る私達風花家は、人族の中でも異端とされるエルフの中でも、さらに異端な家です」


 普通の人族が知っているエルフとは、森の中にひっそりと住み、独自の文化を築き上げた、戦いは好まないが、他種族を軽視しているという、長命の種族だ。

 その能力は高く、数百年は超えるという生命力に、成人するだけでランク持ちになる実力は、確かに他種族を見下すのも当然である。

 基本的に、彼らは戦いはしないが、いざ戦いとなればその圧倒的な魔力を用いて、多種多様な魔法と、弓矢による遠距離攻撃を得意としている。だからといって格闘が苦手と言う訳でもないが、やはりエルフといえば魔力に物を言わせた魔法による怒涛の攻撃を思い浮かべる者が多いだろう。


「ですが、そんな彼らの中に神楽逸刀流が始祖、メリクリウス・ルーンネスと、キリエ・カゼハナは現れました。唐突に現れた彼らは、既存のエルフとはまるで違う戦闘方法、つまり、近接戦闘に長けていたのです」


 最早数えるのも億劫なほど遥か昔、エルフの里に現れたその二人は、当時のエルフ王であるハイエルフを容易に圧倒し、エルフの里の一角を無理矢理奪い取った。


「そして、メリクリウス・ルーンネスは、強引に当時のハイエルフに自らの子どもを産ませ、キリエ・カゼハナは寝食すら忘れて無心に鋼を打ち始めた」


 その時に出来たのが、劣化心鉄金剛。そしてその試作品の心身合刀。この二つの異常な刀剣は、理由はわからないが各地に、それこそ世界を超えてあらゆる場所に流出した。


「……初代は、その中でも最も完成度の高かった劣化心鉄金剛を持って出て行ったきり、二度と帰ってくることはなかったと言います。そして、キリエ・カゼハナも百の劣化心鉄金剛と、千の心身合刀を作りだした後、それらに全ての命を吸い込まれたかのように絶命したらしいです」


 その後、残された化け物の遺児は、化け物の息子らしく化け物の剣術を研鑽し、化け物として己を極め続けた。


「とは言っても、私達以外の神楽の使い手と心鉄刀匠はいなくなりましたけど」


「……なんでだ?」


「血が薄まったのでしょうね。狂気の剣術を学ぶ者は次第に薄れ、最後に残ったのは私達だけ……そして、エルフの里はここぞとばかりに私達を追放しました。まぁ表向きは武者修行に出ていけということでしたけど。あれは都合のいい言い訳でしょう」


 だがそれに憤っているかと言えば、ハナの気軽な口調から見てそうでもないのだろう。本当にどうでもいいのだ。あるのはひたすら強者のみ。それ以外は眼中にない。


「ま、ちょっとムカついたので、行きがけの駄賃にその決定を下したハイエルフの腕を斬り落としていきましたが」


 しれっと言った凶行が面白かったのか、いなほは肩を揺らして豪快に笑った。


「けけけ、駄賃にしちゃ豪勢じゃねぇか」


「私達、欲張りですからね」


「クソがつくくらいにな」


「……いずれにせよ。そんな私達の我がままに付き合っていただき、ありがとうございました」


 改めて、ハナはいなほに一礼をした。

 それは彼女なりの誠意なのだろう。そもそも異常な戦いをしなければいい話なのだが、それを言うのも野暮というものだ。


「ケッ……謝るなら俺じゃなくてあいつらに謝るんだな」


「えぇ、キース様とネムネ様にも、いずれ必ず」


 しとやかに笑う彼女の顔は晴れ晴れとしていた。憑き物が落ちたというのだろうか。充分満足のいく戦いを行った彼女達は、一時ではあるがその身を突き動かす本能も鳴りを潜めているのだろう。

 実際、いなほも今は戦いをするという気分ではなかった。トロールキング戦後のように、胸に穴が空いたような感覚。だがその穴もまたすぐ埋まるのだろう。

 どうしようもないな。そう自嘲したいなほの隣でハナも苦笑した。きっと、考えていることは一緒だ。


「……ミフネ様は、飢えておりました。あの日、里を決別してから、幾多の方々と戦いましたが、ミフネ様は強かった。強すぎたのです。さらにエルフであるということが、さらに拍車をかけました。ミフネ様と戦う者は、あるいはエルフであることに畏怖し、ある者はエルフだから負けるのだと諦め、次第にミフネ様と戦おうとする者すらいなくなりました」


 いっそ、そこでカゼハナ姉妹のように、本当の修羅に落ちて手当たり次第に強者に挑めばよかったものの、ミフネは一般的な常識に捉われていたのだ。

 だから戦いを拒む者に無理して挑まない。殺気をまき散らせど、それに乗らぬ者には刀を抜かない。無理矢理相手を引きずり込むことを良しとしなかった。


「私達よりも殺し合いを望んでいるのに、その実、そんなミフネ様こそが最も修羅になることを恐れていました……」


 矛盾している。そう言うしかなかった。いなほは黙ってその言葉を聞き、眠るミフネを改めて見た。

 そして、嬉しそうに喉を鳴らす。


「つまんねぇ奴だな」


「ふふ、そこは私も同感ですわ」


 だがその矛盾は、きっと素晴らしいものなのだろう。一重に正当な決闘を、その誇りがミフネの修羅を抑え込んでいたのだ。


「さて、じゃあそろそろ行くとするか」


 随分と話しこんでいたような気がする。いなほは座っているだけで痛む体を無理矢理立ちあがらせると、今度こそハナに背を向けて病室を後にした。


「また、戦ってくださいね」


 そんなハナの言葉に手を振って答えて、いなほはそそくさと自室に戻った。


「あ、お帰りなさい。いなほにぃさん」


「おう」


 リンゴを食べていたエリスに返事をして、いなほはゆっくりとベッドに体を預けた。

 意味なんてない会話と会合だった。改めて確認をしただけで、それ以上の意味はない。

 いなほはエリスの切ったリンゴを噛みながら思い返す。

 あの時、限界を超えた刹那、確かにいなほは己の真理に辿りついたはずだった。だというのに、手に入れたはずの真理が今ではさっぱりわからない。掴みかけた真実は、まるで泡沫の夢のように弾けて消えた。

 だが感触だけは残っていた。唯一無事な剥き出しの左手を握りこむ。連動するように体中に激痛が走るが、それもあの戦いの名残なら喜びこそあれ、苦痛は些細なものでしかなかった。


「いなほにぃさん?」


 バナナをもぐもぐするエリスは、己の拳をじっと見るいなほの姿を不思議そうに眺めた。

 何よりも、誰よりも、信じ続けたこの拳。その手が確かに掴んだ残滓を手繰り寄せるように、いなほは静かに拳を己の胸の上に置く。


「……もちっと」


「もちっと?」


 吐き出すように、願うように。いなほは初めて、祈りを捧げた。


「強くなりてぇな」


 今までの自分なら、考えられない言葉だった。勿論、自分が最強だという自身は揺るぎない。

 ただ、最強たる自分こそ、超えるべき最強の敵なのだと気付いただけの話。ミフネとの戦いで現れた最強の自分を超えた最強の自分。それが堪らなく悔しくて。

 そんないなほの気持ちを察したのか、エリスは握りこまれたいなほの拳の上に掌を重ねた。


「強く、なりましょう。私は、私も強くなるよ。いなほにぃさん」


 くしゃりと微笑むエリスは、いなほと同じように、強く、強く、己の拳に強さを誓う。

 今よりもっと、もっとよりさらに、さらによりもその上へ。理想の自分、最強の己すらも凌駕するくらいに強く。

 そう、あの瞬間を思い出せ。天高く掲げた左腕、握った拳に誓ったのは。


 この零秒の先の果て。


「あぁ、俺は、俺を超えていく」


 その先にある、最強を信じて。





【SUPERYANKEE】end


next【Bless The Beast And Child】




ここから先は長い後書きとなりますので、そういうのが苦手な方は読み飛ばしてください。






というわけで、第二部、SUPERYANKEEはこれにて終了です。いやもう、終わり方的にこれで第二章完!とか言えるくらいですが、まだ終わってませんからね!


さておき、この二章での主題のテーマとでも言うべき『在り方の証明』というのは、バトルシーンのためにストーリーを削った中でも、なんとか削らずに書けたと思っています。キースとネムネ。今回の主役、というか、テーマ的な中心はこの二人でした。一章では、早森いなほという男の在り方、カッコよさ、そう言ったヤンキーの『正の部分』を書きましたが、この二章ではそのいなほの在り方を、二人にはあえて否定してもらいました。


いなほの生き方は、見る分には羨ましいものかもしれません。私自身も、こういう生き方をしたい。という願いがいなほに込められていないと言えば嘘になりますし。


ですが、いなほの在り方は、言ってしまえば常人の枠組みから圧倒的にずれています。だから一章では、いなほは己と同じ常人の枠組みからずれたエリスに魅せられたのでしょう。


はっきり言って、いなほの生き方、在り方は歪です。理不尽に立ち向かい、理不尽を踏破する。響きはいいでしょうが、本来は不可能であるそこにあえて挑もうとする姿勢は、狂気的としか言いようがありません。


普通は逃げます。立ち向かわなくてすむ理不尽があるなら、あえてそこに飛び込むよなやり方はしません。そういった部分を否定し、「お前は凄いが、間違っている」と叩きつける役として、キースとネムネ、特にキースに関しては、一章で出したころから下準備はしていました。


ただの少年が憧れで変わり、憧れに近づくため努力し、その憧れはそのまま、自らの道を進もうと決意したその時、憧れに追いつく。端的に言えばキースのこれまではこういった王道な在り方です。ですが、この王道は、主人公以外の脇役がすることによって、結構違う捉え方になるはずです。


つまり、先ほど書いた、主人公の否定です。早森いなほは間違えている。キースの価値観はいなほを間違いと断じました。ですがキースの価値観が合っているかと言えば、そういうわけでもありません。価値観は人それぞれで、大切なのは自分の心の芯となっている価値観を、自分から曲げないこと。これがテーマである価値観の証明に繋がります。


盲目的に主人公の価値観や考えに従うだけのキャラなんて木偶人形と同じです。イエスマンは仲間ではなく単なる下僕でしかない。信頼と服従は別物でしかないです。


とまぁそんなこんなで、一皮むけたキースとネムネに、いなほはようやく信頼を置きました。自分を否定してくれるその強さは、その在り方が普通だとしても、尊いものに違いありません。そんな彼らが後ろにいるということも、隣でともに無謀を歌う相棒と同じくらい、いなほには必要な人材でした。


さてさて、ちょっと恥ずかしい自分語りはここまでにして、二章もようやく佳境に入ってきました。結局進展すらしなかった本筋はどうすんだよ!?と思う方もいるでしょうが、安心してください。そこは我らがアイリスさん。実は削ったストーリー部分というのはアイリスの活躍だったんだよ!


なんてことはありません。アイリスは今回空気のままです。ですが裏でしっかりストーリーは進みました。読んでいただけた皆さまは既にわかっているかもしれませんが、メイリン・メイルーがいなほの戦いを観戦した。ストーリー的にはこれだけで及第点なんですマジで。


では二部の話はここまでにして、ここからは人物の紹介となります。


ミフネ・ルーンネス。この男を語らずには二部を締めくくることは出来ません。いなほを極限まで追いつめた剣客である彼は、エルフでサムライという、気が狂ったようなキャラクターとなっています。もう出た当初からあふれ出る中ボス臭のした彼ですが、ふたを開ければラスボスだったというオチでした。

本編中では語っていませんが、彼のランクはCです。いなほとの差はほとんどありませんが、彼がいなほを追いつめたのは、単純に技の技量がいなほを遥かに上回っていたからです。極限の鍛錬によってCランクに至った達人である彼は、二部ラストで見せた通り、そのスペック自体はこれより先も鍛錬を続ければ、いずれアート・アートに一撃かませる変態性能になるのは確約されています。まぁその過程でおそらく人類種ではなくなりますけど。

そんな彼がいなほと戦ったことにより、いなほも引き上げられるように、本当の強さをかいま見ることが出来ました。その点でも、ミフネは重要なキャラであったともいえます。

アート・アートとマドカを除いた中で、本編中最強のキャラとなった彼の今後も、こっそり期待していただけたらと思います。




では、随分長くなりましたが、まだもう少しだけ続く第二章『絶命ヤンキー』を、是非読んでいただけたら幸いです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ