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不倒不屈の不良勇者━ヤンキーヒーロー━  作者: トロ
第四章【えんたー・ざ・やんきー!】
176/192

第四章人物紹介・世界設定番外編

※注意、必ず前書きを読んでください※


四章のネタバレを含みますので、まずは四章を読んでから読むことをお勧めします。これについてネタバレ云々の苦情は一切受け付けません。

早森いなほ

種族・ヒューマン(?)

ランク・B+(A-)

年齢・20歳

身長・202センチ

体重・512キロ。現在も増加中。


詳細

やっぱりいつもの筋肉ヤンキー。見た目からは信じられないほどの質量の筋肉を搭載するに至った。

ジューダスとの激戦によって、ランクがA-の域に手が届くところまで到達するまでに能力が向上したが、エビル・ナイトリングやトール・ディザスター、そして早森ころねという規格外の力を立て続けに見せ付けられたため、本人は自分が強くなったという自覚があまりない。

これまでも幾度となく強敵と戦ってきて、そのすべてを己の拳や魂で乗り越えてきたが、今回はその両方を砕かれてしまった。

あくまで余談だが、今回の敗北は異世界に来た当初よりもその心は随分と弱っていたことが原因の一端でもある。これは、彼自身の『本能』が『理性』に比べてあまりにも『現実的な思考』をしているせいとも言える。誤解されがちだが、いなほは本能で生きているように見えて、実は理性的に無茶や無謀を行っている狂人である。詳しくは過去の戦いの描写を読んでいただければ納得できるかと。

この点が他者が理解出来ないいなほの行動理念に繋がっている。そしてそれは、同族であるエリスやころねにも通じるものであり、彼らは人間的な強みである理性、つまりは心の在り方をとことん突き詰めた異常者なのである。

だがこれまでの戦いで、いなほの理性が己の最強というものについて無意識のうちに疑問を抱いてしまったのが、今回敗北を認めるという結果になってしまった。

四章終了時、復活も早々に、トールを連れてアードナイ王都へと向かうことに。本人は振り切ったつもりながら、その胸の内に沈殿した汚泥がどのような結果を生み出すのかはまだわからない。

ちなみに気絶している間に誕生日を迎えていた。やったね。





トール・ディザスター

種族・願望種・『世界法則第三法端末(セフィラ・ウイルス)』。

ランク・A+

年齢・?

身長・176センチ

体重・62キロ


詳細

『傾いた天の城』所属。アースセフィラ全域で僅か百八体しか存在しないA+ランクの第三十席に座る超越種。

ギルドを離反したジューダスを追って、リリナ・ジュエルビーと共に各地を放浪していた。だがリリナの妨害や、その見た目に反して本人自身の恥ずかしがりやな部分が災いし、ジューダスとは随分と長い間いたちごっこを繰り広げていた。

普段は目が見えないため杖を頼りに歩いているが、実際は杖がなくても普通に行動が可能どころか、周囲の風景の把握やら、文字を読んだりといったことも出来る。ただ、トール自身が日常的に感覚を杖に頼るというよくわからないトレーニングを行っているので、杖を使っている。

その能力の詳細は別途で語るが、実は四肢解放状態での戦闘力はA+ランクで最弱。一応、敵性存在が第四位、『災厄招来』ゼウシクス・ディザスターの実子。

あくまでこれは余談だが、元になったのは作者が中学生の時に妄想した主人公。なんか四属性の刀を使う主人公がどうたらこうたらー、みたいなお話のやつをちょっと設定変えてそのまま流用した。まさに中二の塊。

そのくせして、同じ総隊長のレイス・オーバーレイという彼女が居たりする。

四章終了時、色々あってころねから逃れたトールは、甲斐甲斐しくいなほの世話をしていたせいで、一部のアレな女子から変な噂話が広がることになる。ドンマイ。


ちなみに、初出は日常平和録だったり。全身を云々っていう描写でちゃっかり出てる。





リリナ・ジュエルビー。(リーナ・ラグナロック)

種族・ヒャッハー!

ランク・変身前はC。変身後はG。バスト的に。

年齢・フォーエバー14。

身長・100センチから178センチまでご自由に。

体重・20キロから61キロまでご自由に

B・ドーン! W・くびれ H・安産型


詳細

強い! 絶対に強い! 詳しくはwebで。


というわけで詳しく語る。

『傾いた天の城』のアイドルにして、今、巷をにぎわせている小動物系ギャルとして人気を出し始めている彼女、その正体は敵性存在が第三位『超越生命』リーナ・ラグナロックだったのだ!

そんな感じで、今回のめちゃくちゃ役。実はトールにいなほが早森であるということを上手くぼかして自己紹介をさせているところから、色々と確信犯的なところがある。

とはいっても、まさかこんなにも早くいなほところねがぶつかり合うとは思ってもいなかったみたいで困惑中。

四章終了時、トールといなほの治療を行ってから、何処かへと消え去ってしまう。五章冒頭にて、少し語られるのでお待ちを。





エビル・ナイトリング

種族・ハイエルフ

ランク・A

年齢・約4500歳

身長・180センチ

体重・78キロ


詳細

『傾いた天の城』の十三隊『ジューダス』の隊長。ギルド内では異端である、魔族のみで構成された部隊を率いている。

元はハイエルフの中でも王族に連なる男だったが、ある日を境に故郷の者を全員『暗球』に取り込み、自身を魔王として世界に覇を唱える。その結果、彼を打倒すべく現れた勇者すらも滅ぼし、世界全てを『暗球』で飲み干した。

その後、広大と広がる世界の海を単身で渡り、アースゼロに辿り着く。ここでも全てを飲み干そうと画策するが、彼にとっては不幸なことに、『傾いた天の城』の総隊長が一人、アルバトロス・シュナイダーの手によって容易く屈服させられて、そのままギルドに強制的に加入させられる。

そんなエビルの元に集まった部隊員は、同種からも嫌われるほどの異端な者ばかりであり、ギルドが管理、更生させるために部隊を作り上げたのだが、そんなギルドの意志など知ったことではないとばかりに離反。そのときに第一隊の副隊長から奪い取った魔法具によって、体に刻み込まれていた『暗球』使用封印の術式を解除する。

その後は己を敗北させたギルドの幹部連中を打倒するために、虎視眈々と力を蓄え続け、自分を追っているのがトールだと知ってからは、ギルド内の情報を集めたりしながら、いつかその全てを奪い去る日を狙っていた。

そして数ヶ月前、ローレライ・ブレイブアークと遭遇。トールを迎え撃つ場を提供してもらう代わりに、『周囲の目を引き寄せる餌』として大々的に活動を始めた。

最終的に敗北した彼だが、その生き様はいなほに何かしらの影響を与えることになる。

四章終了時、ローレライの思惑通り、ジューダスが暴れた跡地をアードナイ王国を含めた四大連合の王国が調査することになり、その毒牙はするりと王国内部へと侵入を果たすことになるのだった。





クー・ライク

種族・ハイヒューマン

ランク・B

年齢・28歳

身長・161センチ

体重・47キロ

B・80 W・51 H・80


詳細

ジューダスの副隊長。魔族揃いのメンバーではほぼ唯一の人間族。元は小国の姫だったが、戦乱の中で国は滅び、何もかも失った彼女をエビルが拾い上げた経緯がある。エビルからすればとりあえず使えそうな駒を拾ったという感覚だったが、彼の指導を受けて成長したクーからすれば、エビルは肉親以上に父親のような存在だった。

使用する武器である天魔は、その小国でクーが持ち出せた唯一の武器で、封印処理をされていた禁断の武装であった。だが元が闇に特化していたクーとの相性は抜群で、天魔を扱うクーの戦闘力は格上の相手にすら近接戦闘では匹敵するほどまでになる。

度重なる激戦で疲弊したいなほの心臓を止めるところまで追い詰めたが、死地を乗り越えて再び究極に至ったいなほの拳によって死亡。

四章終了時、唯一無事だった天魔はリーナがちゃっかり回収して、謎カスタマイズを施した上で、失われた左腕の魔法具の代替品としてトールに埋め込んだ。






『ジューダス』の部隊員

カースト

ムジカ

エス

竜人

鬼人


詳細

それぞれがギルドのエース級に匹敵、あるいは凌ぐほどの戦闘力を保有する。とはいえ戦いの最中で成長してA-に迫るほどとなったいなほを相手にしては一人ひとりでは分が悪い。それでもいなほを半死半生にまで追い込んだ猛者。もしリリナに向けた分をいなほに差し向けていたならば、勝敗は変わっていたかもしれない。





早森ころね

種族・妄想具現

ランク・A+

年齢・24歳

身長・162センチ

体重・少なくとも100トンは超えている。

B・69 W・55 H75


詳細

四章ではリーナ以上に理不尽な存在として物語終盤に突如として現れたもう一人の『早森』。地球出身者のみが発現する能力、『妄想具現』によって、魔力と老化を代償に無限に成長し続ける肉体『肥大筋肉(オーバーマッスル)』という固有の能力を手に入れた恐るべき野獣。

いなほと同じく、見た目からは想像できない質量があり、彼女の着るドレスは体重を身長に合った適正なものであると世界をごまかす機能がついている。尤も、実際にぶん殴ったりすれば彼女の実体重とまともにぶつかることになるため、いなほではころねを吹き飛ばすことは出来なかった。

数年前、いなほとは違って真っ当な方法で異世界召喚され、その圧倒的な身体能力で魔王を打倒するに至ったが、彼女の能力を恐れた仲間の一人の手によって闇討ちされる。瀕死になった彼女は、己への憤りから妄想具現を発現させて一気にランクを向上させ、国家はおろか世界を丸ごと潰してみせたことがある。

その後、様々な因果が重なり、ローレライ・ブレイブアークと激突。その力の前に敗北をして、現在はその食客として帝国に身を寄せている。

現在、最有力の敵性存在候補であり、順当に成長を続ければ、その一角に収まることが宿命つけられている。

今現在の彼女の生身の身体能力だけを見るならば、敵性存在も含めて全生物最強である(尚、魔力による強化を含むとまた別)。なので、生身で己に対抗できる存在を欲しており、ようやく出会えたいなほには並々ならぬ関心を寄せている。

互いに早森であり、しかも身体能力を自慢とする異端。果たしてこの共通点は偶然なのか、あるいは何かしらの意志によるものなのか。

彼女が言った『何処かの地球』という単語も含めて、早森という存在の謎は深まるばかりである。

四章終了時、色々あっていなほとトールを逃した彼女は、時期尚早と考えて王国を去る。一応、つまみ食いしちゃったのは反省しなきゃなーとか位は思っていたり。







番外編。設定解説。『世界崩壊級(Aランク)』



銀河系とか余裕で飲み込めるほどに巨大な星であるアースセフィラに点在する幾つもの世界。世界と世界の間に広がる海の広さは、平均として五十万キロから六十万キロほどの距離が離れている。

それら世界一つが保有する戦力の平均は以下の通り。

A-ランクが一体。

B+ランクが五体。

Bランクが四十体。

B-が百体。

その他ランクがちらほらで、平均的な人口数は人族、魔族合わせて大体四十億人程度となっている。

つまりAランクという存在はこれらの戦力を単体で打倒するほどの能力を保有しているということになる。だがいなほの居るアースゼロのように平均値がものすごく高い世界も存在すれば、Bランクすら存在しない世界もある。尚、現在の平均ランク最高値は、アースベルセルクの平均Cランクで、A+ランクの一割が存在しているヤバイ世界。ただしこの平均値には敵性存在などといったランク外の化け物は加えない状態である。





次回はA+ランクの第五十席まで

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