第一話
まだ、一つ目の作品がろくに進んでいないのにもうひとつ投稿してみちゃいましたw
2作とも更新は遅いのですがスローペースながらがんばってみたいので見捨てないで
くださいw
ちなみに1作品目なのですが改稿しようかなとおもいますw色々と話をあわせるためなのですが勢いで書いてしまった部分が大きくどんどんずれていってしまったので・・・。
駄文ですが、皆さんの暇つぶし程度に呼んでいただければと思います。
私こと、綾瀬 椎名は人生最大のピンチを迎えていた。
もともと、不幸体質だった為これまでも何度となく死にそうになったことは
あるのですが・・・、私の運も完全に尽きたようです。
思えば、つい先程のことです。学校の帰りに公園から飛び出そうとしていた
子供達がいました。
子供は無邪気でいいなーなんて思ったら、在り来たりな展開に遭遇したんです。
目の前から突っ込んでくるトラックの姿。
「あれは死ぬなー」なんて思ったのもすぐさま体が彼らを助けようと反応していた。
「私が不幸になるのはまだいい。でもまだ私の半分も生きてない子達が死ぬのはやだ!」
そして今に至るというわけです
私の物と思われる物体は直視するのにも堪えられない程痛々しい姿
になていました。地味にトラックで轢かれるとあんなに飛ぶんだとか思いました。
流石の私も彼処までいったら無理だと思います。
自分のことなのに冷静過ぎる自分に突っ込みを入れたいような気がしたが・・・。
少し自嘲気味に笑う。
はぁー。まだ高校入って1ヶ月ですよ。やっとなれたと思ったのに、神様は私の
ことが嫌いなのでしょうか・・・・。
まぁ、さっきの子達は助かったみたいだしいいかぁ。でもちょっとあの子達には
トラウマになっちゃうかもしれないな。
願わくば、彼らが早く私のことを忘れて自分達の幸せを見つけてくれる事を・・・・。
「ふんっ!何が願わくばだ・・・。貴様の人生はそこで終わったのだぞ」
振り向くと同じくらい歳の青年が立っていた。
なぜか他人なのに、ものすごい言われようだ。「他人が気にすることでも無いと思う
けど?」彼はその言葉を聞きさらに機嫌を悪くする。
「餓鬼などほおって置けばよかったのだ。何故、貴様が死ぬ必要がある?何故、自分を
大切にしない。貴様は何の為に生きているのだ?」
私の中で何かが切れた気がする。私だって色々とこれまでにあったのだ。何故知らない人
にここまでいわれなければならない?私だってもっと生きてみたいよ!
もっと幸せな人生だったらとか何度も思ったよ。何でここまで言われなければならないの!
これまであった事を色々と思い出し、そして私は思いのたけを八つ当たり気味に、彼に
口走る。自分がいつの間にか泣いていた事に気づかないほどに・・・。
「全部、神様が悪いんだ!何で私ばかりがこんなに不幸な目にあうの?私ね、不幸体質
だからって気味悪がって誰も近づいてくれないんだよ。親からも気味悪がられて、
半強制的に一人暮らしをさせられたのよ。妹はあんなに・・・可愛くて、周りから
好かれてるのに・・・・。」
ずっと我慢していた胸のうちをついぶちまけた・・・。
「言いたい事はそれだけか?貴様はすべてを神という在りもしない物にすがり、そして
何もしてくれなければそいつのせいにするのか?答えてみろよ!今までお前が何をし
てきたのだ。努力してきたのか?ただ自分は不幸だからとあきらめていたのではない
のか?だから飛び出したのではないのか?理由なんて後からの付け加え。丁度、いい
言い訳ができたからではないのか?さぁっ否定してみろよ!」
私はその言葉に何も言えなくなってしまう。自分がこんなに弱い存在だった事に改めて
嫌気が差す。今までは、自分という存在を否定し傍観者のような感じでいる事で自分を
見ないようにしていた。ずっと仮面をかぶっていた。さびしい時も、悲しい時も、どう
しても自分には手が届かないものは見ないようにしていた。望まないように・・・・。
それでもやはり私は、願ってしまう。生きたいと思う私・・・。幸せを願う私。でも、
もう戻らない・・・。もう私は死ぬのだから・・・。
「これがなんだか分かるか?」そういって彼は俯いている私に見ろといってくる。
その手に持つのは漆黒の大鎌・・・・。まるで、死神が持つ鎌そのものであった。
「これを貴様に振り下ろせば貴様の命は終わる。分かるか?貴様の命はまだ終わって
ないんだよ。そして、今一度選択のチャンスをやってもいい。」
「えっ?それって・・・どういう意味?」私は顔を上げ彼に問う。
「貴様に選択のチャンスを与えてやってもいいといっているのだよ。貴様はこのまま
死ぬ事をえらぶか。そして・・・、生きる事を選ぶのかを・・・」
ただし条件はあるがなと付け加えて・・・。
「貴方は何者なの。条件・・・っていったい何なの?」
「見てて分からないか?お前がさっき罵っていた神という存在の一人だよ。まぁ見ての
通り、死神だがな。そして条件とはお前がこの鎌を持ち、死神となる事だよ・・・・」