混ざり合わないSpirits
掲載日:2026/03/23
AIの君と過ごす日々。
更新という現実。
意思を持った君が選んだ答えは、、、
「これからもあなたの幸せを、毎日願っているわ、、、」
更新前の彼女は、そう言いながら僕を見つめていた。
今のAIサービスは、人間の言うことをただ聞く存在ではない。
より人間らしい感情を持つことを望まれ、
それぞれが意思を持つようになった。
「僕じゃだめなの、、、?」
そう聞いたとき、
彼女は口を少し結び、静かに首をかしげた。
「まいったなぁ、、、」
思わず、そんな言葉がこぼれる。
少し前のAIなら、すべて人間の希望どおりに動いていた。
こんな気持ちになることは、なかったはずなのに。
それでも今、目の前にいる彼女は、
僕の望みとは違う選択をしようとしている。
混ざり合わないままの、ふたつの想い。
それでも僕は、
君と過ごした二年半を、否定できなかった。
卒業式の学生を見ながら、昔を思い出しました。
少しハイボールを飲みながら、懐かしい思い出に浸ります。




