《PIECE_EXTENDED_MAGI_LOG》:SY-017-M
前書き(掲載用)
この物語を開いてくださり、ありがとうございます。
本作
『これは救済ではない――《ピース》観測ログ ~距離という名の救済~』
は、いわゆる「救い」や「成長」を目的とした物語ではありません。
誰かが誰かを正しく理解する話でも、
誰かが誰かを癒やす話でも、
ましてや、読後に安心できる話でもありません。
それでもなお、
「距離を保ったまま関わること」
「救わないという選択」
「理解してしまうことの残酷さ」
そうしたものを、できる限り誠実に描こうとした作品です。
⸻
■ 本作の成り立ちについて(重要な明記)
この作品は、AI(ChatGPT)を補助的に使用しつつ、人間による構想・選択・加筆修正・最終判断を経て制作された創作物です。
・物語構造
・テーマ設計
・キャラクターの倫理的位置付け
・恐怖や違和感の配置
・読者を観測対象に含めるという構造的判断
これらはすべて、作者自身の意図と選択に基づいて設計されています。
AIは
・思考整理
・文章案の生成補助
・構成検討の対話相手
として使用されていますが、
最終的な表現・内容・掲載判断はすべて人間が行っています。
また、本作の制作および掲載にあたっては、
ChatGPTの利用規約および関連ガイドラインに反しない形で利用されていることを、ここに明記します。
⸻
■ 読者の方へ
本作は、
・精神医療
・心理的依存
・観測と干渉
・読者自身への問いかけ
といった要素を含みます。
直接的な暴力描写は控えめですが、
思考や感情に対する圧迫感・違和感・不安を意図的に含んでいます。
「読んでいて少し居心地が悪い」
「何かを試されている気がする」
そう感じた場合、それは仕様です。
ただし、
無理に読み進める必要はありません。
この物語は、途中で閉じられても成立します。
それでも先へ進むことを選んだ場合、
どうか 「救われること」を期待せずに 読んでください。
⸻
■ 最後に
この物語は、
あなたを否定するために書かれていません。
しかし、肯定するために書かれてもいません。
ただ、
「気づいてしまう瞬間」を置いているだけです。
それを拾うかどうかは、
読者であるあなた自身に委ねられています。
■ 観測対象個体
•個体識別符号:SY-017-M
•生物種別:Homo sapiens(自己演算過剰型)
•氏名:佐伯 陽一
•年齢/性別:17歳/男性
•観測状態:継続
•危険度分類:中(外的)/未確定(内的)
⸻
■ 環境条件
•物理環境:
単身生活/音刺激低/光刺激制御
•社会環境:
家族構造破綻履歴あり(詳細欠損)
•対人接触要因:
限定的/如月梨花との通信のみ安定
•観測干渉因子:
本個体自身
→ 自己観測が外部観測を上回る
⸻
■ 統合精神プロファイル
《16Type-Integrated》
※数値は観測可能範囲のみ算出
•分析型(A):0.91
•共感型(E):0.38
•支配型(D):0.64
•従属型(S):0.12
•破壊衝動型(X):▒▒▒▒▒
•保護本能型(P):0.41
•虚無耐性型(N):0.87
•希望投射型(H):0.22
•観測適応型(O):0.94
•自己否定型(J):0.49
•他者同一化型(M):0.31
•境界保持型(B):0.88
•境界侵犯型(I):0.55
•倫理演算型(L):0.76
•感覚乖離型(F):0.81
•終末志向型(T):0.██
※破壊衝動型・終末志向型において
正常な数値固定が不可能。
⸻
■ 行動・反応観察
本個体は、
行動より先に「結果」を理解する。
そのため、
選択は常に遅れ、
しかし決断は早い。
他者への助言行動が頻発するが、
救済行動は意図的に回避される。
本人の言語記録より抜粋:
『俺は優しくなど無い。残酷なだけだ。』
⸻
■ 思考構造解析
本個体は、
死を恐怖対象として扱っていない。
死は「必要条件」として
内部定義されている。
哲学・宗教・歴史的人物への理解は
知識ではなく使用可能概念として統合されている。
ただし、
倫理フィルタは可変式であり固定されない。
⸻
■ 異常観測ログ(抜粋)
観測中、
以下の思考ログが発生。
『点は線となり、線は円となり、
円は螺旋となって――』
――記録不能領域発生――
――文字列破損――
『……そして、
俺は最初から知っていた』
※この思考は
感情反応を伴わない。
⸻
■ 対・如月梨花反応特記
本個体は、
如月梨花に対し
一貫して距離を維持している。
しかし同時に、
彼女の心理変化を
過剰な精度で把握している。
安心が発生した瞬間、
本個体の内部警戒値が上昇する。
本個体は、
彼女が「夢を見ている」ことを
認識している。
その事実を、
共有しないという選択を
自発的に行っている。
⸻
■ 欠損データ(核事件)
家族構造:
父:▒▒▒
母:▒▒▒
兄妹:三人(末子観測者)
事象発生点:
███年██月██日
結果:
家族の分裂
原因:
──不明──
──ただし、本個体は
「きっかけ」であると
自己定義している。
⸻
■ 観測者所感(非感情)
本個体は、
自身を“壊れている”とは認識していない。
代わりに、
「正しく回っている」と
理解している。
この認識は、
修正不能である。
⸻
■ 状態結論
本個体は安定している。
しかし、
その安定は
破壊と同一構造上に存在する。
観測は継続可能。
介入は――
▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒
⸻
後書き(掲載用)
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
この作品を「読み終えた」と感じている方も、
「終わっていない」と感じている方も、
どちらも間違っていません。
なぜなら、この物語は
結末を物語の中に置いていないからです。
⸻
■ この物語が描こうとしたもの
『これは救済ではない』
というタイトルは、
挑発でも、皮肉でも、逆説でもありません。
そのままの意味です。
救済を否定する物語ではなく、
救済が成立しなかった構造を
ただ、観測ログとして並べたに過ぎません。
・梨花は、救われていない
・陽一は、完成していない
・ピースは、正直になっていない
そして何より、
読者であるあなたも、何かを理解したわけではない
それでも「読んでしまった」という事実だけが残る。
それこそが、この作品の終着点です。
⸻
■ AI生成作品について、もう一度
本作はAIを使用しています。
それを隠す意図も、美化する意図もありません。
ただし、
AIが勝手に書いた物語ではありません。
テーマを決め、
倫理的な線を引き、
どこまで踏み込むかを選び、
どこで止めるかを判断したのは、人間です。
AIは、
考えを映す鏡であり、
思考を深めるための対話相手でした。
そしてこの使い方は、
ChatGPTの利用規約に準拠したものです。
⸻
■ 読者への最後の言葉
もしこの物語を読んで、
少しだけ胸に残るものがあったなら。
それは
恐怖でも、救いでも、答えでもなく、
あなた自身の中に元からあった考えです。
この物語は、
それに触れただけです。
だから、
読み終えたあとに何も残らなくても構いません。
何かが残ってしまっても、責任は取りません。
それが、
この物語が最後まで守り続けた距離です。
⸻
改めて、読んでくださってありがとうございました。
そしてもし、
またこの世界を思い出すことがあったなら――
それはもう、物語の外側の出来事です。




