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不登校少年小野啓太  作者: ウラビス
1/1

不登校少年小野啓太 上

これはフィクションであり、実在の物とは一切関係ありません

「はぁ?なんだよこいつキモ過ぎだろ!」

カーテンを閉め切り冷房ガンガンで

平日にネット掲示板を見ている

この男は小野啓太

この男はいわゆる不登校だ

なぜこの男が不登校になったのか最初に説明しておこう…

時はさかのぼり3ヶ月前

入学当初平凡な人生を歩む予定だったこの男…

事件は入学から1ヶ月後に起きた

授業中この男は机に突っ伏していた

眠たいわけでも授業がだるいわけでもない

ではなぜ寝ているのかそれは…

とてつもなく腹の調子が悪いからだ

腹が痛いのならトイレに行けば良いだろうと

突っ込む人もいるだろうが

普段静かな男が授業中に立ち上がるんだ

注目を浴びてしょうがない

だからこうして机に突っ伏して便意が

下がっていくのをかれこれ20分待っている

残りの授業の時間は20分…

この男は腹に具合を聞いた

返事はグゥゥゥとなるだけ

もう腹は限界を迎えそうだ

周りからクスクスと笑い声が聞こえる

「腹減ってんのかな」や「寝てんのかな」

などの声が聞こえる

実際はそれ以上に辛いんだが…

すると先生が

「おい啓太寝てるんなら授業の機材を取ってこい!」

怒っている先生だがこの男からしたら

神様でしかなかった

そう言われた直後この男は「ハイっ!」

と歓喜の声を漏らす…と同時

ブリュブリュブリュっとクソも漏らす

喜びで腹が緩んだんだ

男子から「え?なにあいつ漏らしたの?w」

とか「うわっwあいつのケツ茶色w」

散々なことを言われ女子から

「汚い…」や「不潔」などさめた目で見られた

不潔じゃなくて…汚ケツ(おけつ)なんだが…

すると先生がすかさずフォローに入る

「おぉ!啓太!どうした!腹でも痛いのか?」

出てしまったクソを見て笑いを堪える教師

教室にたまたまあったオムツを渡し

(なぜ教室にあるのかは学校の七不思議)

いまさら心配する教師

その行動にこの男は怒ったような声で

「今笑ったやつブッ飛ばす!」

と威圧感マシマシで言ったのだが…

教室の生徒は完全に聞き間違いをし

「え?あいつまた出す気なのか!?」

「ブッと出すはおもろすぎるw」

などとバカにされる

それに俺は悔しくて涙が出てきた

「クソっ…!絶対に復讐してやる!」

と言い残し(クソも残ってます)帰って行った

敵に家族を殺され復讐を誓う主人公のようだが

実際はトイレに行きたいと言えなかった

この男が悪い

そんなことがありそれから

この男は学校に行けずじまいであった

そして現在に至る

今はネット掲示板でレスバをしてる最中である

「ふぁwこいつアホすぎて草w」

日光の入らない場所で敵と戦う日々

聞こえはかっこいいかもしれないが

ただの暇つぶしである

「ん…?なんだこれ」

あるスレッドが目に入った

「「元いじめっ子だったけど復讐したった」」

内容を見てみると

自分と同じような境遇の人が

様々な方法で仕返しをし

そして最後には女の子が

たくさん寄ってきてハーレムになった話だった

明らかに作り話だ

だが不登校のこの男からしたら

そんなことどうでもいい

ただ復讐しモテた!

この話が面白くて仕方なかったのだ!

そこからこの男ただの不登校から

復讐鬼になったのだ!

…だがよく考えて欲しい

この男は完全に自業自得なのである

それなのに復讐するとは言わないのではないか

これは完全なる八つ当たりである

クソ(漏らし)男の八つ当たりの物語なのである

この話はフィクションですよ

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