源泉〜全ての始まり〜
ガチャコンッ
「ここにはガチャ1つしかないから暇だな〜」
ゴロゴロ
(カランッ ガチャコンッ ゴロゴロ)×4
ここは天界、とても暇なところ。もとい神々の住まう世界。
そして私は輪廻と祝福の神
といっても輪廻の方は技術と工芸の神が作った輪廻の輪が全部やってくれるからやることないし、祝福はする機会が少ない。
つーまーり
ひ★ま
今は運命と恋愛の神が使わなかった幸福のコインでガチャってるんだ。
「あれ、せっかく頑張って貯めたのにコインがもうなくなっちゃった。」
「虚しいものだな〜」
「それで〜?何が出てきたかな〜?」
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祝福のガチャ
オリハルコンのガチャ玉×3
クソ玉×1
アダマンタイトのガチャ玉×1
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「・・・」
「いろいろ運いいな!おいぃ!」
「オリハルコンは豪運で済ませられるとはいえクソ玉まで出るのはおかしいぞ!?」
「今まで入ってるのかさえも怪しいものだったのが何故出てくる⁉︎」
「〜〜〜〜〜ッ!」
ゴホンッ
お見苦しいところをお見せしました。
説明しましょう。まずガチャは
銅→銀→金→アダマンタイト→ヒヒイロカネ→オリハルコン
の順でレア度が上がっていくのですが
これを作った我らの主である創造と破壊の神がクソ玉というオリハルコンよりレア度が高いくせに銅より性能が悪い物を混ぜ込んだとか混ぜ込まなかったとかいってきやがったんですよ
「とりあえず全部開けてみよ」
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アダマンタイトのガチャ玉
「刈る」
オリハルコンのガチャ玉
「創造」
「現象操作」
「自然の恵み」
クソ玉
「削る」
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「・・・・・」
「流石クソ玉中身がクソだ」
「これもらうやつカワウソだし特典つけたげよ」
「・・・」
「・・・・・」
「なんだよ!‼︎」
「"削る"って⁉︎」
「この世でいらないスキル1位2位争えそうじゃねぇか‼︎」
「争うスキル何か知らんけど‼︎‼︎」
ゴホンッ
はたまたお見苦しいところをお見せしました。
ハァ
まあ他のやつはいいな
任意の物を刈ることができるスキル、我らが主の鱗片スキル、理の神の鱗片スキル、自然と美の神の鱗片スキル
どれも有用なものばかり
・・・
どう見ても削るって他のに比べて見劣りするよなぁ!‼︎
ほんっと何あげよカワウソなやつに
まぁいいや、考えても仕方ない
次は選別にレッツゴー
「リストオープン」
「うーん」
「運命と恋愛の神に頼まれた転生の運命を持つ奴はもちろんでしょ?」
「あと、過労死した女の子と」
「理の神の不手際で死んだ少年、」
「それと勝手に召喚の儀で呼ばれた少年だな」
「あと1人はどうしよ」
若い子ばかりっていうのもなんかなぁ
まあお爺ちゃんお婆ちゃんだとしても私からしたら若い子なんだけどね!
やめとこ、自分で言ってて悲しくなる。
人数が少し多いしガチャで渡す祝福を決めよう。
あとで技術と工芸の神に作ってもらお
まずは5人の魂を呼び入れなきゃ。