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目を覚ましたときは、戸惑った。
全く知らない風景に知らない人たち。
でもすぐに理解した。
私は生まれ変わったのだと。
周りから情報を集めてここがどこの世界なのかすぐに分かった。
前世で読んでいた小説なのだと。
ここでは何でも私の言ったことはなーんでも叶う。
こんなに人に愛されたことがあっただろうか？
ホントはあっちの世界が夢で今の世界が本当の私がいるべき世界だったんだ。
宝石もドレスも何でも手に入る。
私が少し涙目でお願いしたらみんな何でもくれる。
さすがヒロインなだけある。本物のお姫様だ。
お姫様には王子様が必要。
でもこの小説に出てくる王子様はみんな私好みだし、誰か一人なんて選べない。
それに王子様達に会えるのが学園に入学する時。そんなの待てない！
ここは私が主人公。みんな私の事が大好きだから私のお願いは絶対に叶う。
入学前に会えるようにパパにお願いしなくっちゃ！
そうと決まれば
新しいドレスを作ってもらって、ドレスに合う宝石もそろえなきゃ！
会うのが楽しみだな～
待っててね！私の王子様！
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
