表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星の賢者と召喚された姉と俺  作者: 秋見 京也
不帰都市の領主 編
15/33

15話 夜空の大きな星

 ベッドからは外が見える。窓の形に切り取られた星空には一際眩しくて大きな光が1つ。


「なー、姉ちゃん……あれが月だったりするのかな」


 セイカは眠たそうな声のヨウキに話しかけられた。


「月よりもずっと小さいから、星の範囲内だよ。……きっと」

「おー、今日は星って言葉をよく聞いた気がするな」

「フロディさんが食前のお祈りとして言ってたね」

「そういえば言ってたかもな」


 神秘的な輝きの星だ。神格視されていても全く不思議ではない。


「あれのことだな」

「どうしてそう思うの?」


 セイカの質問に「うーん」と軽く唸って考え始めたはずが、途中でスゥ……スゥ……と聞こえてきた。寝ているんじゃないだろうか。


「ヨウキ?」

「ハッ……なんだっけ?」


 絶対に寝ていただろうヨウキにセイカは一点を指さしながら言う。


「フロディさんたちが言っていた”星”がどうしてあれだと思うの? って」

「ま、眩しいから……」


 ヨウキの答えにセイカは軽く吹き出した。


「あはは、予想外の答え。眩しいならカーテン閉めようか」

「ううん」

「閉めなくていいの?」

「うん……閉めたら寂しそうだから……」

「ヨウキ?」

「ごめん……眠くて何言ってるか自分でもわかんないや」

「寝たほうがいいね」

「ん……おやすみ」


 すぐにヨウキからは規則的な寝息が聞こえてきた。


「思い入れのある世界、どっちも……」


 セイカは星空のもっとずっと先を眺めながらポツリとこぼす。その目には一体何を映しているのだろうか。


 微かな光に照らされたヨウキの寝顔を見て安心した顔になると、セイカは目を瞑る。

 次第に二人分の寝息が重なっていった。

この話を書いていたとき、なぜか作者も眠くなりました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ