安全帯を取り巻く宗教団体その名はシャャ教
朝礼の最後にみんなで
「ぬわぁぁああんにぃぃ!!」
という叫び声みたいなやつは
「ご安全に」
と、いっているよ!
おっす
プラントおじさんだ!
今回はシャャ教についてお話しするよ
そのまえに、少しだけ安全帯についてお話しする必要がごぜぇます。
安全帯とは(めっちゃ簡素に説明します)
高所作業時に作業者を墜落から防止する保護具で
腰に巻いたベルトに、一本ロープがにょろりとでて
そのさきに外れ防止付のフックがついている
高所作業時に、そのフックを適当な場所に引っかけて作業すれば
いざ落っこちたときでも、空中でブランブランして
すごく恥ずかしい!!
というものです。
一回だけ若い兄ちゃんがブランブランしてたのを見たことがある。
その安全帯の使用前チェックとして。
貨物列車のコンテナを二か所くりぬいて、トンネル状にしたようなものが
建設中の建屋の前においてあり
中には側面を沿って入口から出口にかけて、パイプが溶接されている。
そのパイプに安全帯のフックをかけ引っ張ったりして
安全性をチェックするという
すごく単純なもんなんですが……
そんなことしてる奴はいない!
シャャ教とは!
そのパイプにフックをかけ
シャャという音を出し、ただ出口へ向かう
前だけを見た者たちのことをいう!
あたしもその一人だ!
ちなみに熟練者となるとフックさえかけず
パイプにフックを当てて、シャャという音だけをだす
そんなおっさんもいる。
確かにいる!
あたしはこの目でみた!
十年以上前
あたしが初めてこの所作をしたとき
苦労人の二十以上年上の先輩おじさんにこう言われた
「これは儀式だから」
先輩おじさんの目は死んでいた
死んだ魚の目をしていた
虫の息だ、いや、虫だ!コオロギだ!
そんなコオロギ先輩だけど、
儀式中だけは前をみていた。
あ、以上になります
追記
今回話した安全帯は胴ベルト型の安全帯でして
それ、もう使えないです
法改正で今年(平成31年)2月より
全てハーネス型の安全帯になりました
あたし、まだかってないよ。やべえ