第五話 王都観光したのが間違いだった
俺とリクサがラヴィを連れて、馬車で王都に戻ったのはちょうどお昼時くらいだった。
別荘地へ行くときに乗っていた馬は、後で王城へ送り届けてもらう手はずになっている。
さて、遊び倒すには十分な時間が残っているが、まずはどこへ行こうか。
「劇場行こうよ。昔、流行った喜劇の再演がやってるんだよ!」
待ちきれないといった様子でラヴィが俺の手を引き、一番街を歩いていく。
劇場か。そういや聖剣を引っこ抜いてなかったら、今日行くはずだったんだよな。修学旅行の一環で。
「あの、お話をするのではなかったのでは」
やや不安そうにリクサがついてくる。
ラヴィに目配せをして先に行かせて、事情を説明する。
「急がば回れだよ。この手の人にはまず外堀から埋めていかないと。いきなり本題を切り出しても逃げられるだけさ。猫に餌付けするようなもんだよ」
「なるほど、そういうものでしょうか」
この人はチョロすぎるな。
今のところラヴィもだいぶチョロい感じがするが。
☆
聖イスカンダール劇場。
国内最大の収容人数と最新の舞台装置を誇り、ウィズランド王国の文化的流行を日夜作り出しているその施設は花咲く春通りに面している。
貴族から一般庶民にまで広く愛され、連日満員になると言われるこの劇場だが、この日は幸い最上階のボックス席が一卓空いていた。
チケット代は俺のバイト代三年分ほどだったが、財政出動から取り出すのには三秒も掛からなかった。本当に金銭感覚が壊れそうである。
この名実共に王国一の大劇場のことは雑誌の特集で何度も読んだことはあった。
だが実際足を踏み入れてみるとやはりというか、圧倒されるものがあった。
王城の大広間をも凌ぐ大ホールに整然と並んだ上等な観客席、重厚なカーテンが締め切られたステージの周囲には大小さまざまな舞台装置が設置されている。
小さな舞台であれば地元で見たこともあったが、これは規模も質もまったく違っていた。
張り出しから身を乗り出して階下を見下ろし、その非日常的な光景を眺めていると自然と感嘆の声が漏れた。
「これは凄いなぁ」
「なんだミレくん、来るのは初めてかい」
ラヴィは席についたまま、砂糖バターを絡めた煎り豆を頬張っている。
ボックス席なのでコース料理が出るプランもあったのだが、食事はまた別の場所でしようということで売店で軽食や飲料を買うだけにしたのだ。
というかミレくんて。
「田舎育ちだからね。王都に来たのも一昨日が初めてだよ」
「アタシも似たようなもんだったよ。ここ入ったのも円卓の騎士になってからだったし」
彼女も一般庶民の出ということだろうか。
お金や楽な生活に固執するあたり、確かにいいところの出には見えない。
逆にどこからどう見ても名家の生まれであるリクサは慣れた様子で炭酸水を飲んでくつろいでいた。
俺とラヴィの視線に気付き、話に加わる。
「私は子供の頃に何度か父に連れて来られたことがあります。でも観るのはだいたいいつも難しい戦記物のオペラでしたので、あまり楽しめませんでした」
「だったらちょうどいいじゃーん! 今日のは絶対面白いから!」
と、ラヴィはリクサの背中を叩いて太鼓判を押した。
卓に備え付けてあったパンフレットを見ると、今からやる演目は統一王の功績を喜劇風で描いたもののようだ。
我が同級生たちも今日この劇場に来るはずだが、見るのはこの演目ではなかったしチケットも一階の一般席のものだったはずだ。僅か一日でずいぶん運命が変わったものである。
上映開始のアナウンスが響いた後、照明が薄暗くなる。
しんと静まり返る場内。
楽団の演奏が始まると共にステージの幕が上がり、吟遊詩人が英雄譚の序章を詠う。そして今を時めく花形役者たちが、伝説の人物たちに扮して登場してくる。
統一王の英雄伝説は子供の頃から耳にタコができるほど聞かされている。知らぬものなどこの国にはいない。
まず流浪の冒険者に過ぎなかった統一王が群雄割拠の混乱期にあったウィズランド島を訪れ、戦乱に巻き込まれる。
次に魔術師マーリアやコーンウォール公、この劇場の名前の元にもなっている聖イスカンダールなど初代円卓の騎士たちと運命的な出会いを果たす。
そして第一文明期の終わりからこの地で眠りについていた魔神と天聖機械が復活し、統一王たちがそれを討伐。その武勲を引っさげて島内を統一し、ウィズランド王国が成立するというのがあらすじだ。
それらの物語が面白おかしくアレンジされて、奇想天外な仕掛けの数々と共に舞台の上で繰り広げられる。
「うわ、見て見て、ミレくん! 剣から火が出たよ、火が!」
「なんで統一王がマーリアを口説いてんだよ! 人妻だぞ!」
「聖イスカンダールが空飛んでる! 空飛びながらなんか歌ってる!」
「コーンウォール公、統一王を殴りすぎでしょ! どんだけ嫌いなの!」
ラヴィと二人、腹を抱えてげらげら笑う。
よく知った筋書きなだけに親しみやすかった。
リクサは楽しめているだろうかと見てみると、俺達ほどではないが目を細めてくすくすと可笑しそうにしていた。
統一王がうっかり遺跡の仕掛けを踏んでそこに眠っていた魔物を呼び起こしてしまうシーンなどでは手を叩く仕草すら見せた。
「こういうお芝居なら子供の頃に観ても楽しめたと思います。いいものですね、喜劇は」
リクサの方から感想を言ってきた。
お気に召したようで、なによりである。
☆
次に来たのは大陸にもその名を馳せる王都発の高級服飾専門店リリ=ララ、その本店。
庶民お断りと書いてあるかのような煌びやか店内を歩いていると、店員にそれとなく止められた。
見た目から貧乏人と思われたようだが、金貨をジャラジャラと出してやるとすぐに態度を変えた。やはり世の中、お金なのか。
「ねえねえ、ミレくん。買ってよ買ってよ」
「しょうがないなぁ。一着だけだよ」
「わーい!」
一番高いものならば一着だけでも先ほどの劇場のチケット代よりも高くつくが、今の俺なら店ごと買い取ることさえ可能だ。
甘やかしているだけに見えるかもしれないが、これもきちんとした策である。
俺も自分用のフォーマルスーツを選ぶ。
不安そうについてくる副団長にも声をかけた。
「好きなの一着買ってあげるから選びなよ。リクサは家に帰ればこれくらいの服いくらでも持ってそうだけど」
「か、買っていただく理由がありません」
「この後ドレスコードのある店いくからね。必要経費だよ」
と、俺とラヴィで強引に彼女の服を選ぶ。
結局、胸元の大きく開いた水色のショールドレスを買って、彼女に着せた。
☆
予約が取れないことで有名な三ツ星レストラン。
紹介なしでは入店もできない高級カジノ。
王立競馬場にダンスホール。
宝飾店に擬似投影館。
俺達が遊び疲れて聖剣広場近くの喫茶店のテラスに落ち着いたのは、夕暮れ時だった。
今日購入したものはすべて宅配で送ることにしてあり、すでにみんな元の楽な格好に戻っている。
辺りを通るのは夕飯の買出しをする主婦や少し早いが呑みに出かける職人、それに熱心な行商や仲間たちと騒ぐ学生。
王都は本当に賑やかである。見ていて飽きない。
隣の席とは離れているが、それでもリクサは小声で尋ねてきた。
「あの、ミレウス様。ラヴィとお話をするとのことでしたが、半日の間ただ遊んでるだけのように見えましたが」
「楽しかったね」
「それは……ええ、そうですが」
リクサは困惑した様子で、苺を乗せたミルクセーキを口に含む。
俺の意図が分からず、かといって追求するわけにもいかず、といったところだろう。
彼女自身、楽しんでしまった負い目もあるのかもしれない。
「こんな風に遊んだのは初めてだったので、なんというか……疲れました。悪くはなかったと思います。いえ、よかったと、思います。ただ、今はこんなことをしていていいのかと……」
ごもっともな意見だが、一応それなりには意味はあったのだ。
小腹が空いていたのか、フレッシュピクルスのハンバーガーを頬張ってラヴィがからかうように笑った。
「リクサも普通の女の子なんだねぇ」
「当たり前です」
憤慨するようにリクサは眉根を寄せたが少し思うところがあったようで、残りのミルクセーキをゆっくり飲み干してから俺に言ってきた。
「ミレウス様も、普通の男の子なんですね」
「そりゃそうだよ。昨日まで俺はそこらにいる学生だったんだから」
彼女の眼差しは幻滅したという風ではなく、むしろしっかりとこちらを見てくれるようになったと感じた。
もしこのまま王を続けていくのなら、ずっと一緒にやっていく相手だ。変な幻想を抱かれたままでいられるよりいいだろう。
しばし奇妙な沈黙が流れる。
リクサは本題に入るのを期待するように、俺とラヴィに交互に視線を投げかけた。
「んー、よし分かった。ちょっとミレくんと二人きりで話をさせてくれないかな」
先に切り出したのはラヴィだった。
ハンバーガーの残りを平らげると俺の手を取り、席を立つ。
慌ててリクサが制止した。
「二人というのはちょっと。ミレウス様を守るのが、私の役目ですので」
「それはアタシの役目でもあるじゃん。同じ円卓の騎士だよ。任せてよ」
周りには聞こえないように、声を落としての二人の会話。
ラヴィの説得はもちろんするつもりだったが、リクサには聞かれるわけにいかない内容だった。
二人きりというのは俺としても都合がいい。
「大丈夫だよ、リクサ。俺を信じてくれ」
彼女はまだ渋っていたが、すぐに戻ることを約束してどうにか承諾させた。
ラヴィと二人、喫茶店を離れて三番街の方へ向かう。
冒険者の宿や大衆酒場、恋人向けの休憩所なんかがある歓楽街だ。修学旅行では自由時間にこっそり来るくらいしかできない場所。
ここも王都のほかの通りに負けず劣らず賑やかで、並んで歩く俺達に客引きが次々に声を掛けてきた。
ラヴィはそれを慣れた様子であしらって、先へ進む。
だいぶ元の喫茶店から離れた。
そろそろいいだろう。
「あのさ、ラヴィ。一生遊んで暮らしたいって話してただろ。俺思ったんだけど、円卓の騎士って王が――」
こちらの話を遮るように。
ラヴィが突然俺に抱きついてきた。
「え?」
「今日は凄く楽しかったよ。ありがとね」
俺の背中に手を回し、体をぎゅっと押し付けるようにしてくる。
彼女の赤髪のポニーテールが視界を塞ぐ。
想定外の出来事に、体が硬直する。
これは俺も背中に手をやるべきなのだろうか。
いや、しかし。
「……あれ? んん?? お、おかしいな。なんでだ」
狼狽するような声を出し、ラヴィは体を離した。
怪訝そうな顔でこちらを至近距離で見つめてくる。
次の瞬間、俺は突き飛ばされていた。
「ごめん、ミレくん! アタシやっぱ働くとか無理だわ!」
ラヴィは一目散に近くの路地へと逃げ込んだ。
彼女が逃走するというのは、ここに誘い込まれた時点からまったく予想していなかったわけではない。
すぐに立ち上がり、追いかける。
彼女が最初の角をどちらに曲がったかは見えた。
次の角も。
その次の角も。
しかしその次の角は分からなかった。
逃げ足が速すぎる。
一か八か、より奥に入り込む汚い小道へ足を向けた。
するとそこで短剣を手にしたガラの悪い男が二人、ラヴィの行く手を遮るように立っていた。
三人揃って、驚いた様子で俺を見る。
「お。へへへ、なんだ、にぃちゃん、追いかけてきたのか」
後ろにいる背の高い男が声を掛けてきた。
冒険者……ではないだろう。
一般市民にも見えないが。
「もしかして気付いたのか? いや、そんな面じゃねえな。この女、にぃちゃんの財布をスろうとしてたんだぜ。盗るもんなかったのか、失敗してたがな」
あー。さっきの『おかしいな』はそういうことか。
急に抱きついてきた謎が解けた。
前の髭面の男が下卑た笑みを浮かべて、ラヴィに詰め寄った。
「お前、未登録者だろ。この王都でギルドへ挨拶もなしに仕事しようとするやつは、なにされても文句が言えない決まりだ。なぁに、ちょいと店で働いてもらうだけさ。お前さんならすぐに稼げるようになる。赤髪は貴族連中に人気だからな」
盗賊ギルドの構成員か。
地元の街にも支部があったけど、本部はもちろんこの王都にある。掟を破ったものと未登録者には容赦がないと聞く。
彼女が何をさせられるか、わかったものではない――いや、まったく予想がつかないわけではないけども。
ともかく俺はラヴィと男達の間に割って入った。
昨日ヂャギーが円卓の間で暴れたときに比べれば、怖くはない。
「この人は俺の……俺の恋人だ。さっきのはただの痴情のもつれの喧嘩というやつで、財布をスろうとしたのもただの悪戯みたいなもんなんだ」
「にぃちゃん、かばうのかい。優しいねえ。だが素人かプロかなんて手口みりゃ分かるんだよ。こいつはプロだ」
やはり諦めてくれない。
髭面の男がこちらへ歩みだそうとしたところで、俺は聖剣エンドッドを鞘から抜いた。これで退いてくれればいいのだが。
チンピラ二人はきょとんとしたかと思うと互いに顔を見合わせ、人を小馬鹿にするように笑った。
「やめときな、にいちゃん。震えてるぜ。剣なんて振るったことないんだろう」
バレてる。
それでも刃物を持てば多少なりと威圧できるのではないかと期待したが、男二人はまるで動じていないようだった。
相当、場数を踏んでる。
髭面の男が懐から、短剣を取り出す。
「痛い目見たくなかったら、今すぐ後ろを向いて今日あったことは全部忘れて、おうち帰りな。そんで母ちゃんにでも慰めてもらえ」
そう言われても地元は遠いし、義母さんは慰めてくれるような人ではない。
リクサが助けに来てはくれないだろうか。
心配して今頃探してくれているだろうとは思う。しかし場所が分かるまい。
ヂャギーの猛攻を凌いだ彼女のあの剣技ならば、きっとこんなチンピラ、物ともしないはずなのに。
……いや、待てよ。
思い出す。
先代は言った。
この剣の別名は『絆の剣』。
俺に好感を持つ円卓の騎士たちが、未来に、俺のためにしてくれる行動を前借りすることができる剣だと。
例えば、その騎士の持つスキルを使えるようになると。
リクサの忠誠心はもうたいしたものだ。
それは体感だけの話ではなく、昨夜、聖剣エンドッドの刃に表示された光でも裏付けられている。
だからすでに何かが使えるようになっているはずなんだ。
そう思ったとき、はっきり気がついた。
俺は、使える。
手の震えが止まる。
ニヤニヤ笑いの髭面の男が短剣でこちらの剣を弾くような動きを見せる。
巻くように、その手を剣の腹で打ち据える。
左へ、右へ。
あのときのリクサのように流れるように剣を振るい、男の髭だけを切り落とす。
そして唖然とする男の胸元へ、エンドッドの鋭い剣先を突きつけた。
「テ、テメェ、ふざけやがって!!」
もう一人の背の高い男が激昂して腰の短剣に手をかけた。
だがそれを抜く前に、その喉元が後ろから掴まれ、そこへ鋭い針のようなものが突きつけられた。
「動くな」
今までとはまるで違う、低い、静かなラヴィの声だった。
確かに先ほどまで俺の後ろにいたはずなのに、今は男達の背後に回っている。
気付かれずに回りこめるような広い道ではないのだけど。
「やりたかないけど殺しの訓練も受けている。死にたくなかったら、さっさと消えな」
顔つきもそれまでの緩みきった面倒くさがりのものではない。
裏の世界の住人の、それだった。
「文句があるならアンタのとこの頭に言いな。ラヴィに手を出したら、やられましたってね」
「お、覚えてやがれ!」
俺とラヴィが武器をひくと、月並みな捨て台詞を吐いて男達は退散していった。
誰も怪我させることなく事態を収められたことに安堵し、その場にへたりこむ。
ラヴィはばつが悪そうな顔で、頬を掻いていた。
「あー、アタシ、円卓の騎士になる前は南港湾都市で[怪盗]やってたんだよね。今はギルドも抜けたけど。……ひいた?」
「いや、心強いよ」
素直な感想を述べると。
「あ……そ、そう」
と頬を紅潮させて、ラヴィは視線を逸らした。
「あ! こ、心強いなんて思われても、困るんだからね! 別に働いてあげる気が起きたわけじゃないし!」
これは先ほども言おうとしたことだが。
「それなんだけどさ。円卓の騎士って王が退位したら解散するんだよね。そしたら領地も失って収入なくなるよね」
「お、脅してるの? アタシが働かないなら、王様辞めるって」
「いや、違う。歴代の王の在位期間は知ってるかい? だいたいみんな四、五年しかやってないんだよ」
ラヴィの反応を見る限り、知らなかったわけではなさそうだ。
しかしよく考えてはいなかったらしい。
「四、五年分の税収だけじゃ、一生遊んで暮らすのは難しいよね。……少なくとも、今日みたいな豪遊を毎日はね」
これはビジネスの話だ。彼女が元盗賊だと言うのなら、通じるはず。
「もし俺が王をやってる間、ちゃんと働いてくれるって言うなら、便宜を図ってもいい」
「一生面倒見てくれるってこと?」
「働き次第だね」
ラヴィは屈んで、俺の顔をじっと見てきた。
先ほどと同じくらいの至近距離だ。
信用できるか判断してるというより、何かを値踏みするような視線である。
やがてラヴィは照れくさそうに、また少し顔を赤くした。
「分かった。……ま、いいか。君が王様ならね」
「商談成立だね」
握手をするようにラヴィの手を借り、立ち上がる。
これで一件落着のはずだったが、そういえばと彼女は首を捻った。
「なんでさっき財布盗めなかったんだろう」
「たぶん、これ。レクレスローンの力だと思う。まさか【スリ】にまで有効だとは思わなかったけど」
「ああ、前にリクサから聞いた気がする。危険を未来に先送りする鞘だって」
うん? ということは。
財布を盗まれるという危険が先送りされるというのなら。
ラヴィの手の中に、黒い革袋がひとりでに現れた。
目が合う。
俺が手を伸ばすのよりほんの僅かに早く、彼女は脱兎のように逃げ出した。
☆
この後、リクサと一緒にラヴィをどうにか捕まえて、財政出動を使えるのは俺だけだと説得するのに、深夜までかかった。
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【第二席 リクサ】
忠誠度:★★★★★★
親密度:★[up!]
恋愛度:
【第十二席 ラヴィ】
忠誠度:
親密度:★
恋愛度:★★★[up!]
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