第百八十四話 何もなかったと言ったのは間違いだった
ナガレと二人、三週間過ごした部屋を後にする。
ドアの先はこの部屋に入れられる前にいたのとまったく同じ、無重力の暗黒空間だった。
そこに帰還者シャナクがいた。だらしなく寝そべって、煎餅を片手に週刊少年漫画雑誌を読んでいる。
「おー、ご苦労さん。終わったか」
部屋から出てきた俺たちに気づいたシャナクは煎餅と漫画雑誌を放り出すと上半身を起こし、お決まりのように胡坐をかいた。
憤怒の形相でナガレが一歩進み出る。
「キスしただけで開くのかよ!」
「あん? キス? 何の話だい?」
きょとんとするシャナク。演技とは思えない自然な表情だ。
俺とナガレは部屋の方を振り返った。
外からだとそこは小さな小屋のように見えた。出てくる時に通ったドアの上に横断幕が貼りついている。部屋の天井に貼られていたものとよく似ていたが、こちらは伏字がなかった。
『力を継承しないと出られない部屋』
その答えに俺たちが唖然としていると、横断幕ごと部屋が忽然と消え失せた。
シャナクの方に向き直ると、奴は煙管を吹かして笑いながら説明をしてくれた。
「ワシはこの魔力の海に身を置いて、二百年に渡って訪問者の力を蓄積してきた。聖杯を現出させて使用するにゃ、そいつをお前さんたちに継承させる必要があったんよ。で、それにはワシの近くでそれなりの時間待機してもらう必要があったんで、あの部屋の中に監禁させてもらったってわけさ」
これにもやはりナガレが噛みつく。
「じゃ、じゃあ何もしないでも出られたのかよ!」
「そう。ま、実際どれくらい時間がかかるかはワシにも分からんかったがね」
「なら最初っからそう説明すりゃよかっただろーが! あの横断幕のせいでこっちがどんだけ苦労したと思ってんだ、クソが!」
「けけけ、どうもお前さんたち上手くいってねーみてえだったからな。同じ苦難に頭を悩ませりゃ仲も深まると思って仕込んどいたのよ。ま、ジジイのちょっとしたお茶目心さ。許してくれや」
シャナクは白い歯を見せて笑い、意味ありげに視線を俺に向けてきた。
聖剣の使用条件である好感度のことを言っているのだろう。確かに今回の件でナガレとの仲は深まった。
俺は苦笑して、黙ってシャナクに向けて頷いた。
「つーか、ホントに力っつーのは継承されたのか? なんも変わったように見えねーぞ」
ナガレが疑わし気に自分の体のあちこちを見る。
俺も同じようにしたが、やはり変化はない。目に見えるような物とも思えないが。
「心配しねえでもお前さんは訪問者として一皮剥けてるよ。具体的に言や、これまでとは別の領域から物品を召喚できるようになってる」
「あん? 別領域?」
「未来さ。正確にはありうるかもしれない未来――分岐しうるいずれかの世界線から物品を取り寄せられるようになってる。マーリアの未来予知とは原理が違うがね」
「あー……それでか?」
難しい説明だったが、ナガレは呑み込めたらしい。ついでに何やら腑に落ちるところがあったようだ。解説を求める俺の視線に気づき、教えてくれる。
「この間、円卓の中で二百年前の記憶を見せられただろ? あれの中に納得いかねーとこがあったんだよ」
「そういやナガレ、また捏造したんじゃないかとかってマーリアの残留思念に噛みついてたね」
「それよそれ。シャナク、てめー、ダブルアクションの回転式拳銃使ってたろ。二百年前ってこたサミュエル・コルトが生まれてもねー時代だ。年代があわねーと思ってたんだよ」
結局よく分からなかったが、要するにシャナクも未来から取り寄せた物品を使っていたということらしい。
ナガレはさらに何かを思い出したように手を打った。
「そうだ、シャナク。てめー、あっちに転移した時、最初にいたのイギリスだろ。だからなんだな。円卓、聖剣、聖杯、円卓の騎士――偶然の一致にしちゃ出来すぎだって思っちゃいたんだ」
「御名答」
シャナクはニヤリと笑い、煙管を魔術師の杖のように振るう。
すると俺たちの前にテレビが出現し、ひとりでに電源がついた。
映しだされたのはよく覚えのある部屋――ウィズランド王国王城の円卓の間だった。
「お、さっすがベスちゃん、いい仕事してんねぇ」
感心した様子で口笛を吹きながら、テレビの中の円卓の間に一人の男が入ってくる。統一王アーサーだ。
どうやらこれは円卓の間が完成した時の様子らしい。海賊女王エリザベスがアーサーの後からついてきて、彼の賛辞に照れたように微笑んでいる。ここの施工をしたのは腕利きの職人でもあったという彼女らしい。
二人の後ろから他の初代の面々もぞろぞろと入ってくる。十三人、全員揃っているようだ。
「で。これ、どこに座ればいいんだ?」
部屋の中に鎮座する巨大な卓を見渡した後、アーサーがたずねた相手はシャナクだった。円卓はシャナクが召喚したものをベースにしていると前にスゥから聞いた覚えがある。
シャナクは入口から見て左側の席――現代ではナガレが座っている第七席のそばまで歩いていき、仲間たちの方を向いた。
「円卓だから上座も下座もねえ。みんな好きなところに座りゃいい……と言いてぇとこだが、アーサー、お前さんだけは固定だ。王は聖剣を刺す必要があるからな。卓に切れ目がある、あの一番奥の席だ」
「はーん。よっしゃよっしゃ、他の席は自由なんだな?」
アーサーはとても王とは思えない小物じみた笑みを浮かべると、魔術師マーリアの手をひっつかんで奥の方まで連行していき、自分の席の隣に強引に座らせた。
「よし、マーリアちゃんはここな!」
「いえ、別の席にしますね」
にべもなくマーリアはすぐに席を立った。が、時すでに遅し。マーリアの席の前の卓上に光の粒が現れて集合し、筆のようにするすると動いてそこに彼女の名を刻んだ。魔女としての“ノルニル”という名ではなく、今の名を。
「わりぃねぇ、マーリア。一度着席したら席替えはできないんだわ」
シャナクが自分の席についてマーリアに向けて手を合わせる。しかし特に悪いと思っている顔ではない。むしろ楽しんでいる様子である。
マーリアは諦めて自身の席に腰を下ろしたが、できる限りアーサーから離れるように身を反らした。
アーサーはそれには気づかず、残りの女性陣へと目を向ける。
「じゃあこっちの隣は誰にすっかなー。うーむ、悩むねぇ」
「いや、悩む必要はないぞ」
アーサーの左隣、現代ではリクサが座っている席に彼女の祖先である双剣士ロイスが腰かける。
アーサーは顎が外れたんじゃないかと思うくらい口を開き、狼狽した。
「なんでテメーが座ってんだよ!」
「お前がマーリアにちょっかい出さないか、ここで見張ってやる」
「うげー、最悪」
二人のやりとりを聞いて、くすくすとマーリアが笑う。
一度座ると変更できないシステムということで、アーサーも諦めたらしく、ふてくされたように卓の上に突っ伏した。
「それじゃ私はここにしますね」
ゴミでも見るような目をアーサーに向けながら、人狼アルマが入口に一番近い席に座った。現代ではシエナが座っている席だ。
他の連中も深く考える様子もなく空いている席に座っていく。イスカはスゥの手を引いて自分が選んだ席の隣に座らせた。もちろん二人とも現代で座っているのと同じ席だ。
「さて。これで聖剣と円卓は完成したわけだが」
全員が着席したのを見て、アーサーが話し始める。
「んーと、ウィズを倒すのに必要なアイテム……は、何にしたんだっけか、シャナク」
「聖杯だよ、聖杯」
「そうそう、聖杯。なんで杯なんだかは知らんけど。どうやって作り出すかなー」
相当な難題らしい。卓を囲む面々はそれぞれ困り顔で黙り込んでしまった。
映像が終わる。それと同時にテレビが消えた。
初代の席次がどのように決まったかは知らなかったが、よもやここまで適当に決めたとは。
「で、いぎりす? とかいうのは、どゆこと?」
ナガレに聞く。
「オレのいた方の世界にある島国の名前だよ。正式名じゃねーけど。そこに円卓の騎士やら聖剣によって選ばれる王やら聖杯やらって感じの伝承が残ってんだ。ウィズランド王国の“円卓”や“聖剣”、“聖杯”ってアイディアは、そこの伝承を元にシャナクが出したってこったろ」
ナガレに目を向けられたシャナクは、得意顔で頷いた。
「そうさ。アイツの名前がたまたまアーサーだったからよ。昔あっちで聞いた伝説を思い出したのさ」
「……ん? 待て待て」
俺は二人を手で制した。
「ナガレ、なんでシャナクがあっちに転移した時に最初にいた場所を知ってるんだ?」
「あ? ああ、夢で見たんだよ。あの部屋に入れられた最初の夜によ。こいつの向こうの世界での行動を追体験するような夢だった」
「それ、俺も見た。やっぱアレ、シャナクの記憶だったんだな」
俺とナガレが目を向けると、シャナクは悪戯がバレた子供のように笑った。
「初日の夜に見るようにセットしといたのよ。色々説明する手間が省けると思ってよ。なかなか面白かっただろ?」
「……まぁね」
あの夢の内容を思い出す。異世界を旅する男の夢。
ある島国――“いぎりす”とかいうところで目覚めた男は長い船旅の果てにまた別の島国にたどり着き、その首都である“エド”で生活した後、こちらの世界への帰還を果たした。
「アンタは十二の月が巡る大地で生まれて、一つの月の大地に転移し、そしてまた十二の月が巡る大地に戻ってきたんだな。だから異名が“帰還者”だったんだ。訪問者じゃなく」
シャナクは返事をしない。しかしそのにやけ面は俺の推測を肯定していた。
だとすれば一つの仮説が成り立つ。
「アンタがあっちに行って帰ってこれたってことは、ナガレもその気になればあっちに帰れるってことか?」
「気づいたか。そう、しかるべき手順を踏めば帰れないわけじゃねぇ。特に今は蝕がちけえからな」
「……蝕? そういや夢の中で最後にそんな単語が出てきたな。何なんだ?」
「“世界蝕”。本来の意味でのワールド・イクリプスさ」
シャナクが再び煙管を振るう。
その瞬間、何もない暗黒の空間は一変した。黒、青、緑。濁った暗色の帯が無数にうねり、無秩序に荒れ狂って流れ始める。まるで嵐で氾濫した河の濁流のように。
「これが魔力の海の本来の姿さ。世界の狭間は常にこんな感じに魔力の激流に支配されている。さっきまではワシが秩序を与えてコントロールしてたがね。ナガレ、お前さんはこっちに来る時にこの流れを見たはずだぜ」
シャナクが煙管で俺たちの背後を指す。
そちらを振り向くと、遠くに煌々と輝く巨大な光の玉のようなものがあった。
「あれが十二の月が巡る大地。……あの流れの向こうにあるモノは見えるかい?」
シャナクが次に指したのは逆方向だった。
俺とナガレは目を細め、そちらを見やる。遥か彼方に見えたのは、星のように光る小さな白い点だった。
「あれが一つの月の大地。かつてワシが数年間を過ごした世界。そこの嬢ちゃんが生まれ育った世界。あの世界とこっちの世界はおおよそ二百年の周期で接近して、ほんの僅かな期間だけ重なるのさ。もちろん物理的な話じゃねぇ。可能性領域が交差するんだ。その現象を“世界蝕”と呼ぶ。その期間だけは低コストでの世界移動が可能になるし、その前後の期間は自分の意志と無関係に世界移動してしまう者が増える。だから“世界蝕”は二つの世界の歴史の転換点になってきた」
語られるのは世界の秘密。
「八百年前の蝕は第三文明期の魔術同盟たちの勢力図を大きく変えた。六百年前の蝕は真なる魔王を世界移動させ、第三文明の崩壊を招いた。四百年前の蝕では真なる魔王が魔族を率いて一つの月の大地に侵攻した。……ま、それはあっちの世界の大英雄に止められたがな。ワシがあっちに世界移動したのはニ百年前――前回の蝕が起きる寸前だった。数年後、色々あって蝕に乗じてこっちに帰ってくることになったんだが、いや、大変だったんだぜ? 真なる魔王の意志を継いだ魔族たちが大挙しておしかけてよ。七人の純潔の魔女どもまで出ばってきやがって、二つの世界で大戦争さ。これもあっちの世界の英雄たち――葡萄月の将軍やプレジデント殿のおかげでどうにか食い止められたがな」
その戦いにこの男も身を投じたはずだ。あちらの世界とエドの街を守るために戦う意志を固めるのを夢の中で見た。
「ま、とにかくだ。魔王や訪問者の力はこの蝕の周期と連動してんだよ。真なる魔王が始祖勇者に討たれたのは三百年前だろ? 一番力が弱まる時期だったってわけさ。今は逆に蝕が近いから魔王や訪問者の力は大いに高まってきてる。そして世界同士が近づいているから世界移動も低コストでできる。だから今ならワシが渡した力を上手く使えば、お前さんが元いた世界に帰れるかもしれねぇ」
俺はナガレを見た。
彼女もちらりと俺を見た。それから真顔のまま慎重にシャナクにたずねる。
「あっちに行ってから、もう一度こっちに戻ってくることはできるのか?」
「そりゃあ無理だ。あっちで手段を探して蝕に乗じれば可能性はゼロってわけじゃあねえが、ワシの渡した力だけじゃ片道切符よ」
ナガレはその答えを予期していたようだ。
僅かに落胆するような様子を見せたものの、すぐに表情を引き締め、迷いなく答える。
「じゃあ戻らねーよ。今のオレはウィズランド島を護る円卓の騎士だからな。それに」
ナガレは俺を見て、揶揄うように笑う。
「これがもしゲームだってんなら、少なくとも全クリするまでは戻れねーだろ。化け物から国を護るゲームなんだか、王様を篭絡するゲームなんだかわかんねーけどよ」
俺はたぶん心底ほっとした顔をしていただろう。ナガレが調子に乗ってニヤついているのがその証拠だ。しかしそんなこと気にならないくらい、俺は嬉しかった。
故郷を捨てるというのは生半可な覚悟でできる選択ではないだろう。そうだ、この目の前の男に至っては、最初の故郷も第二の故郷も捨てている。
「なぁシャナク。アンタは二度とどちらの世界にもいけないし、死ぬこともできないんだろ? そうするしかなかったとはいえ、よくそんな選択が取れたな。あっちの世界を去ると決めたときも未練はなかったみたいだし……」
「けけけ。一つの物にこだわりすぎるのは粋じゃねえからな。だからこそ、その時その時を必死に生きなきゃなんねえんだが」
シャナクは煙管を口から離すと、今までとは変わった少し落ち着いた声音で聞いてきた。
「スゥとイスカは元気にしてるかい?」
「……いつもここから俺たちのこと見てるんだろ? スゥたちのことも見てるんじゃないのか?」
「ああ。だがお前さんたちの口から聞きたくてな」
俺とナガレは顔を見合わせ、それぞれ答えた。
「イスカは元気だよ。元気すぎて困るくらい。二百年前の記憶を取り戻したときは動揺してたけど、ちゃんと立ち直った」
「スゥの奴も元気にしてるぜ。最近は目の隈も薄くなってきたしな」
「カカッ、そうかい。そりゃあよかった」
シャナクは俺たちの返答を噛みしめるように間を置いた後、こちらに煙管を向けた。
「そんじゃ要件もすんだし、そろそろ元の世界に戻してやるか。これが今生の別れになるだろうが……ま、二人とも達者でな」
「ああ。アンタも元気でな、シャナク」
俺が別れの言葉を告げると、俺たちの体は光に包まれた。
視界が真っ白になり、奇妙な浮遊感が生まれる。
「じゃーな、シャラク」
光でその姿は見えなかったが、俺の隣でナガレが確かにそう言った。
気が付いた時、俺たちはシャナクの異形館の中の、あの奇妙な絵の前に立っていた。
すべてが夢の中の出来事のような不思議な三週間だった。しかしナガレの手に残った漫画の完成原稿が、それが現実であったと雄弁に物語っていた。
☆
「素晴らしい。素晴らしいですよ、ナガレ!」
翌日、王城にある俺の自室でリクサが目をきらきら輝かせて喝采を送った。丸テーブルの席について読んでいるのはもちろん、訪問者の部屋で俺たちが完成させた漫画原稿である。
「リクサ。おめー、この手の漫画は守備範囲外じゃなかったか?」
テーブルの向かいの席に座っているナガレが半眼でたずねる。しかしリクサは原稿に夢中で返事をしない。
「……ま、お気に召したんならいいけどよ」
ナガレはサイダーに刺したストローを噛みながら小声で呟く。
その顔はまんざらではなかったし、明らかにテレていた。
「はぁー、面白かったです。こんなものを描いてしまうとは、ナガレは凄いですね」
二度読み終わったリクサは満足そうに感想を言って、それから同じくテーブルの席に座っていた俺に耳打ちしてくる。声を抑えてなかったので、明らかにナガレにも聞こえていたが。
「あの、ところで陛下……異性と二人で三週間も一つの部屋で生活して何もなかったのですか? その、王と臣下としては不適切な行為とか――」
「なんもないよ。なんもない。ずっと二人で漫画描いてただけだよ。な、流々ちゃん」
俺は苦笑いをしてナガレに目配せした。この三週間のことはすでにみんなに話してあったが、もちろん伏せるべきところは伏せた。
ナガレは声を上げて笑い、俺の肩をバシバシ叩いた。相当機嫌がいいらしい。少し勝ち誇っているようでもある。
何かがあったことは察したのかリクサは不満げな様子であったが、それ以上は追及してこなかった。すぐに気を取り直してナガレに申し出る。
「これ、出版すべきではないですか? 出版社には伝手があります。もしナガレが希望するなら紹介しますよ」
「いやー、いいよ。ありがてえ話だけど」
もったいないのではないかと俺は思ったが、ナガレの表情は晴れやかで、その意志は固そうだった。
「やってみたから分かんだよ。作画も話づくりもまだまだ拙いところばっかだ。これをコネで出版しちまったらズルになる。でも次にもっといいやつ――納得いくのが描けたら、その時は頼むかもな」
「次も描いてくれるのですか!」
「ま、滅びの女神をどうにかして、円卓の騎士を卒業してからになるけどよ。もちろんそんときゃまた手伝ってくれるよな、ミレウス」
ナガレは俺の方を見て片目を閉じた。
それから身を乗り出して耳元で囁いてきた。リクサには絶対に聞こえないように声を落として。
「アレの続きもそんときにな」
俺は飲んでいた紅茶を吹き出しかけた。
ナガレが悪戯っぽく笑う。
その笑顔には未練の欠片も見られなかった。
-------------------------------------------------
【第七席 ナガレ】
忠誠度:★[up!]
親密度:★★★★★★★★★★[up!]
恋愛度:★★★★★★★★★★★★★[up!]
-------------------------------------------------
お疲れさマッコオオオオオオオオオオオイ!!!
この第百八十四話を持ちましては第六部の幕間は完結になります。
また思ったより長くなってしまいました……。
次から『第七部 不死身の王と赤騎士の誓い』に入ります。今度こそ短めです(たぶん)。
ダメ卓ももう少しで完結です。
皆様、最後まで応援よろしくお願いいたします。
作者:ティエル