=つべこべいわずに、やってみよ!=
思いつきで書いていこう
2138年8月小笠原諸島沖太平洋海上
彼女の名前はオリオン、20歳、海上で夏の夜空を見あげている。
胸元にはキラリと光る大粒のダイヤ、その大きさ110カラット。
首からかけているだけで肩がこりそうなダイヤだが、
あふれんばかりの双πにより差ほど肩はこらない様子だ。
オリオンを眺めている私は、ジェノ。
オリオンのバディすなわち相棒である。
右手には長年愛用しているティーカップ、中身はアールグレイ。
いい男にはうまい紅茶が似合う等と考えながら自分のナルシストぶりに自嘲気味に笑う。
オリオンと私は夜空を見上げながら今後の仕事について考える。
あまり公に言える仕事ではないのだが、オリオンと私の仕事は暗殺だ。
それも、過去に行き未来に影響を与えそうな人物を中心に殺すのが仕事である。
まず今回の依頼内容を振り返ってみよう。
=依頼通知=
オリオン様、ジェノ様
場所:Japan
日時:現地日時 1582年6月2日
暗殺対象:明智光秀
目的:織田信長の暗殺阻止
理由:織田信長が生きていた時世界はどう変わるのかが知りたいから
ざっと表してみたがこんな内容である。
クライアントは地球の歴史の観測を専門に行っているアイリス。
本人曰くこの世界の創造主、神だそうだ。
神の気まぐれで変えられてしまう地球の歴史が気の毒でならないが仕事なのできっかりまっとうしよう。