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Act.08 ―後始末― ⑤

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 『憂ちゃんは神様じゃないから、みんなを救う必要ない』はこゆみの弁。

 もっというなら、『自分を虐めてきた奴を救う必要がない』ということ。

 これは少し道徳的には正しくないので、批判をされるかもしれない。

 しかし、友達ならいざ知らず、なぜ友達でもなく、むしろ敵ともいえるような奴を救う必要がどこにある?

 憂はそうではなく、自分は友達ではない相手を救うことが出来ないと思っている。

 憂は使命感で動いているわけではないし、実際に彼らを救い出すのは無理だろう。

 純粋に人が困っているから助けたい、でも自分にそんな力があるとは思えない。

 こゆみは友達を助けたいと思っている優しい憂が大好き。

 たとえ、実行に移せなくとも――


 『普通に優し過ぎる』は陣の弁。

 いくらお節介な憂でも、物語の主人公のように誰もかれも助けられはしない。

 それが普通で現実――

 そして事実、朝熊と五良月が引き籠りになっても憂は助けられない。

 薄情だが、友達ではない相手なら救えないと思うのは当然のことで、無理のないこと。

 陣も友達を助けたいと思っている優しい憂が好き。

 自分にその力がないと思っている憂が大好き。

 

 主要人物である憂の出番が何か少なかったような気がしなくもないが、それでも憂を中心に物語は進んでいた。

 本人の(あずか)り知らぬところでも――

  

 『普通に優し過ぎる憂』

 『憂ちゃんは神様じゃないから、みんなを救う必要ない』

 

 優しいと正しいは別の話――――





 to be―――― or not to be

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