運命のあの人
これは思いつきで書いた作品なので、誤字などがありましたらスミマセン。
俺はこの前運命の人に出会った。
初めて出会ったのは、廊下。俺が前を見ずに走っていたらぶつかってしまったんだ。
「いったぁ~。」
「す、すみません!大丈夫ですか。」
俺は慌てて立ち上がって手を差し出した。
「ありがとうございます・・・」
その時、俺は見てしまったんだ。
少しうねり気味の柔らかそうなこげ茶の髪に、まつげの長いパッチリとした瞳。スタイルはそこまで良いってわけじゃないけど、小柄で華奢な体。
その姿を見たとき、心臓が跳ね上がった。バクバク五月蝿いくらい音を立てて、思わず外に聞こえないか心配になった程だ。
「あの・・・手・・・」
「! す、すみません!!」
赤くなった顔を見られないように、急いでパッと手を離した。
「いえ、こちらこそ。それじゃ・・・」
「あっあの!」
「? なんですか?」
「いえ・・・何でもありません。」
「そうですか?では・・・」
彼女はそういい残すと立ち去ってしまった。
―ヤバイ、俺どうしちまったんだ?
彼女が立ち去った後も俺の心臓はバクバクと音を立てていた。