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いきなり決戦!?いやいや序章!!
緋色は、持っている剣を支えにして、ゆっくりと立ち上がった。尋常ではないレヴェルの魔王の魔法攻撃。立っている地面は抉られ、体力もその多くを削られた。
「緋色、回復よ!」
隣からそんな声が聞こえてきて、同時にライトグリーンに輝く光が緋色を包み込む。回復魔法の中でも最上級の魔法『ヒールグリーン』。右斜め後方に声の主の姿を確認。
「クロエ!!」
「前見て!!集中しなさい!!」
恫喝とも取れるような声に、思わず前を向く。眼前に佇んでいるのは、この世界の魔王、エンドールワ。剣を握りなおす。
そして、握りなおした剣を頭上に掲げた。
「《スキル発動》!!『セッカダンレツ』!!」
閃光。続いて、一閃。眩い光の一線が魔王の体を貫く。魔王城に呻き声が響き渡る。
「ぐああああああ!!」
「よっし!!」
完全に倒した。そう、気を緩めた時だった。
魔王の頭上に巨大の火の玉が浮かんでいる。その火の玉が緋色達を目掛けて飛んできて――――――――――――意識が暗転した。




