1/1
2025.10.02.
人々は、死んだ人間の精神にあたる部分を、見えないながらにあるものとして
「幽霊」と名付けた。
現代では意味は広くなり、実際にはいることにはいるけれどもいないのと
同等な者を指すこともある。
幽霊部員、とかいう単語が最も有名な例だろう。
自分、浦尾樹は、所謂後者の意味での幽霊だ。
別にサボり癖があるわけじゃない。
周りが自分を幽霊に仕立て上げたのだ。
何故かは知らないし理解してあげる気も無いが、
彼らは自分の中性的な容姿が気に入らないらしく、
小学校・中学校ではあからさまに嫌がらせ
(主にシカト、あとは物取られたりとか)を受けていたし、
高校になってからは目立ったことは無くなったものの、
未だに避けられてはいる。
自分は何も悪くないのに。
理不尽、これが世界の本質ということだ。
そしてその理不尽は一部の人間に集中しがちである、というのが自分の見解。
一昨日は「存在感なさすぎて避けられずぶつかった」という理由で
ガラの悪いお兄さんたちに絡まれ、
昨日は自販機の釣りが帰ってこなかった。
ほら、今日だって足元に急に魔法陣が現れて……
……は?魔法陣??




