水を創ることは国家転覆罪
地球温暖化の影響で世界は砂漠化が進んでいた。
地球上にある水は今となっては石油より希少になっていた。
日本は水を管理する組織(REAL)を立ち上げ日本における全ての水の所有権をREALが管理することとなった。
REAL以外で水を創ることは日本で一番罪が重い国家転覆罪となり、極刑となる。
地球温暖化の影響で世界は砂漠化が進んでいた。
地球上にある水は今となっては石油より希少になっていた。
日本は水を管理する組織(REAL)を立ち上げ日本における全ての水の所有権をREALが管理することとなった。
REAL以外で水を創ることは日本で一番罪が重い国家転覆罪となり、極刑となる。
水は生命における全てに関わっていると言っていい。その水が希少になるということでどんな生活を虐げられるか想像できるだろうか。
自動販売機は今の値段の約十倍にまで跳ね上がるだろう。
水道は富裕層でしか使うことができないくらい高額なものになるだろう。
日本人の主食である米も砂漠化が進めば希少になるだろう。
他にも水が希少になることでこの地球上で生息する生物のバランスが崩れ当たり前が当たり前でない世界が創造されるだろう。
水が希少なら創るしかない。例えば濾過だ。自身から排出される不純物を濾過することで生成される少量ではあるがお金を使わずにッッ
「だ〜めなんだよねぇ。それぇ。」
「?!」
「どうも~REALの柳ですぅ。」
細身の金髪の三十代ぐらいの男性が反逆者の腕をつかむ。
「なにこれぇ?濾過してたの?知ってるそれ、国家転覆罪。」
「知らないわよ!あなたここが私の家のトイレだということを知ってるの!?変態っ!どこから入ってきたの?!」
「知らないじゃぁ済まされないんだよねぇ。この国では極刑なんだよ。それにぃこの国にいる中では全て監視されてると思ったほうがいい。方法は秘密だけど。」
逃げ出す反逆者を柳は拘束し連行する。
その後はご存じの通り極刑である。
当たり前が当たり前でない日常を書きたくなった。