街道パトロール 2
インスブルック砦の新兵、オットーの活躍です。
残虐なシーンがあります。苦手な方は読まないでください。
お願いします。
俺は斜面を下りながら、どの家屋を調査するかヘルマンと話していた。
「とりあえず、すぐ近くの家でいいんじゃないか?」ヘルマンはあまり遠くに行きたくはないようだ。街道に戻るためには斜面を上がらないといけないからかもしれない。それに同時に他のバディたちも活動しているので、彼らの領域を侵したくない気持ちもあった。
「そうだな。それなんかどうだ?」俺はすぐ前に見える廃屋を指さした。
「いいね。そうしようか」
俺達の任務は、空き家というより廃屋の中の調査だ。魔物だとか盗賊が根城にしていないかを検めるってことだ。このあたりは村だったようで、短い草に覆われた斜面にかつては家だったものが点在している。
これらの家々を眺めていると、複雑な心境になってくる。2百年前には、このそれぞれの家に、人々が暮らしており、幸せな生活を営んでいたのかと思うと悲しくなるからだ。
このインスブルックは悪魔軍と人間の戦場になったのだった。
俺達は街道から斜面から真っすぐ降りたところにある廃屋を調査しようと歩いて向かった。下りは楽だった。
廃屋は、石を積み上げてモルタルで接着し、壁にした造りで、屋根は木材で梁をかけ、その上を草で葺いたものだったようだ。すでに屋根は落ちており、なんとなくまだそこに残っている感じだ。このあたりの建築様式なのだろう。他の家も同様な造りだ。
前に、同じこの街で、教会の跡地を見たことがあったが、そこは焼き払われたか火事にあったようで、石積みの壁しか残っていなかった。石の壁以外は全て野ざらしとなっていたが、ミサをあげた祭壇だけは、石でできていたため、野外にある祭壇のようで不思議だった。
たまたまその時に日差しもあたっていたので、いい雰囲気ではあったが、これもまた見ていると悲しくなってくる。
ヘルマンは一通り廃屋を観察し、さらに周囲を一周して眺め、また歩いて正面に戻ってきた。俺は玄関だったと思われるところで、隊長が言っていた前回中を検めた日付がないかを確認している最中だった。
「おい、オットー。これ、屋根が半分ぐらい崩れているし、人は住んでいなさそうだぜ」
「人っていうか、魔物だろ。盗賊だって屋根がないと住まないよな」
「で、どうなの?日付あった?」
「いや、それがないんだよ。それらしいものがね」
「雨で流されたのかもよ。何しろ屋根もなくなっているんだからな」
「この家って、街道から結構近いよな。チェックされていないなんてないよな」
とりあえず、中に入ってみることにした。扉は内開きだ。屋根は崩れているものの、部分的には残っており、玄関と思われるところの上には結構残っていたため、ドアも腐っていなかったようだ。鍵は掛かっておらず、押すだけで軽く開いた。ただ、蝶番からは嫌な音が鳴った。ギ~って音だ。この時、記号もないのに鍵が開いていたということに気付けばよかったのかもしれない。
その長方形の扉は厚い木材を並べて造られていて、それを鉄と鋲で補強しているものだった。これは天候が悪いことが多いからか、盗賊対策なのだろうかと考えながら、まずは、俺から中に入ることにした。中は意外と奇麗だった。というか何も残ってない感じだ。床が見えている。屋根は崩れているものの、この上の部分は残っているからだろうか、少し暗い。
何もないのは、出ていく時に家財道具と一緒に引っ越したか、泥棒に盗まれたかだろう。
「どうだ?オットー。何かあるか?」外で待機しているヘルマンが大きな声を出している。
「いや、今のところ何もない。大丈夫だ」外に誰かが待機していると内部に潜んでいるかもしれない連中に思わせることが肝心だと隊長が言っていたのをそのまま実行しているだけだ。俺がもし中に潜む盗賊だったら、戦わずに逃げようと思うだろう。大事だ。
俺は早速、居間と思わる部屋の中に足を踏み入れた。玄関の近くには、上にあがる梯子があった。恐らくだが、中2階みたいな感じなのだろう。梯子は天井にあけてある四角い穴に差し込まれている。屋根の三角形の中に部屋を造るような感じなのだろうと思った。
この中2階へのアタックはヘルマンに譲るとして、俺は居間を少し歩いてみた。外から見るよりも狭い感じがするのは気のせいだろうか。
ぐるっと一周部屋を歩いているうちに床の音が一部違う場所があることに気付いた。玄関の近くだ。家は長方形なのだが、玄関は長方形の短辺側についていて、斜面の下がる方向に長辺側が伸びている。玄関を入って左側の壁近くの床が、音が確かに違うのだ。俺はヘルマンを呼んだ。
「ヘルマン、一応大丈夫なようだ。中に入ってくれ」
ヘルマンは盾を構えながら中に入ってきた。ヘルマンは俺が立っているのを見て安心したようだ。
「よかった。盗賊につかまって首にナイフを立てられた状態で、俺のことを呼んだじゃないかとか思ったぜ」
「なんだ、それは?」
どうもヘルマンの冗談にはついていけないと思いながら、俺は不機嫌な顔をしたのだと思う。
「まぁ、冗談だよ。そう思ったのなら応援を呼んでるさ。すぐ近くに皆いるんだからな」
また、隊長のおすすめ作戦だ。近くに味方が沢山いることを匂わす作戦だ。
「これみてくれないか。このあたりだけ音が違うんだよ」
俺は歩いてみせて、足音が変わるのをヘルマンに聴いてもらった。
「それ、たぶん地下室だろう。うまく隠しているけど、板の継ぎ目が多分入り口だよ」
「地下室?そんなことあるのか?」
「ああ、ここ傾斜地だろ、建物の基礎を作る時に雪に備えて高く作って、下がっているところに地下室を造るのさ。ちょっと見せてみろ」
ヘルマンはしゃがみ込み、床をチェックして、怪しい所にナイフを差し込んでいった。
「お、ここだな」
ヘルマンはそう言って、床の板を一枚持ち上げた。そうしたら、床板は一枚だけでなく、複数枚が纏まって持ち上がった。ヘルマンは得意そうな顔をして俺をみてウインクした。
「な?だろ?」
「へ~、大したもんだ。地下室ね・・・」
ヘルマンは俺に中に入れと合図した。中は暗いが真っ暗というわけではないようだ。恐らく明かり取りがあるのだろう。俺は恐るおそる中を覗いた。石でできた階段があるのが見えた。
「これ、松明用意しなくても大丈夫か?」俺はヘルマンに言った。
「なに、眼が慣れるさ。さぁさぁ、オットー様の冒険の始まりです」
俺は、ちょっとムカッとしたが、好奇心には勝てず、中に降りていった。ひんやりとした中は暗かったが、ヘルマンの言う通り段々目が慣れてきて見えるようになってきた。
「ヘルマン、特に何もないようだぜ。これ、食料庫だったみたいだな」
壺やかごなどが棚の上に並んでおり、かつてはパンだったと思われるものや瓶に入った謎の液体などが目に入った。しかし、殆どものが形を保つことなく無くなってしまっている。
地下室は全体的に黴臭かった。カビも食べるものを食べつくした感じなんだろうな。分解し尽されて何も残っていない感じだった。一通り奥まで歩いていくと、木造の間仕切りがあり、その端に扉があった。俺は思い切って扉を開けた。そこには、なんと上にあがる石の階段があった。
「ヘルマン、上にあがる階段があるんだが・・・来てくれないか?」
「まて、そこで俺らが一緒になると何かあったときに対処できないぜ。思い切り背中で押し上げてみろよ。少しでも上がるようなら教えてくれ」
俺は少し頭にきながら、でもヘルマンの言う事が正論だと思って階段を上って、扉と思われるところを背中で押し上げてみたが少しは動くが、びくともしなかった。
俺は、扉を押し上げるのを諦めて、もとに戻り、石の階段を上り1階に戻った。石段を上がるとヘルマンがニコニコしていた。
「おい、どうだ?地下室とここの居間を比較して、何か感想はないか?」
「ああ、そういえば、地下室の方が広いというか長いというか・・・あ、そうか、さっきの階段は」
「そうだろうな・・・多分、この居間のどこかに隠し扉があるのか、もしくは中2階から降りるといけるのかもしれないが・・・」
俺はヘルマンの顔を見た。ちょっと変な表情をしている。
「どうしたんだ?変な顔しているぞ」
「あはは、もとから変な顔だよ」
ヘルマンはそう言いながら、近づいてきて、俺の耳元に小声で囁いた。
「上から変な音がしたんだ。何かいるかもしれない」
俺も小さな声で訊いた。
「上にあがってみるか?でも屋根が崩れていたよな」
「まぁ、リスだとか小動物かもしれないが・・・よし、俺が上がる」
ヘルマンはそう言って、中2階にあがると思われる梯子に手を掛けた。
「オットー、すまん。俺の槍を持っていてくれ、登りにくい」ここからは聴こえるような大きさに戻った。ヘルマンは槍を俺に渡した。そして、登っていった。
すると、上で誰かが走る音がした。俺はヘルマンが小動物でも捕まえようとしているのかと思った。次の瞬間突然黒っぽいものが飛び降りてきた。その黒いのは刃物を持っていた。おれは咄嗟にそいつの手首を掴んだが、勢いがあって、一緒に倒れてしまった。一瞬ではあるが、顔と顔を突き合わせるような感じになった。
その生き物の顔は一生忘れないだろうと一瞬思った。目がぎょろッとして、口は裂けているように大きく、そして何より口が臭かった。更に強烈な臭いが身体全体から発生しているようだ。
俺は、転びながらも、そいつの腹を足でけり上げるように頭の方向へ投げ飛ばした。そして落ちてしまった俺の槍を拾い、丁度立ち上がろうとしていた、その黒っぽい奴に突き立てた。槍はそいつの腹に突き刺さり、血が噴き出した。すこし返り血も浴びたようだが、必死で訳が分からなかった。
上ではまだ音がしていた。どうやら格闘しているようだ。俺は、ヘルマンを応援するために、剣を抜いて、梯子に手を掛けて上がっていった。次の瞬間、俺は頭に強い衝撃を受けて、梯子から落ちてしまった。ヘルメットをかぶっていたので助かったのだと思う。頭から突っ込んでいったので、そりゃ頭を攻撃されるというのは、後でそう思ったが、その時は必死だった。
俺は、床にそのまま真っ直ぐ落ちたが、梯子の縁を掴みながら落ちたので、態勢を維持できた。俺が床に両足をつけるとすぐに上からさっきの黒っぽいやつとそっくりな顔をした生き物が足から落ちてきて、俺の背中側に飛びながら逃げようとしたので、俺はそいつの背中にむけて、ボディアタックをかまして、突き飛ばした。小柄なそいつとは体重差があるためか、俺のアタックは相当威力があったようだ。そいつは変な形になって玄関の分厚いドアにあたって崩れ落ちた。変な形になったのは、ドアに当たってからかもしれないが、記憶が定かでない。まぁ、骨がだいぶ折れたんだと思う。何しろ興奮しまくっていたのだ。すごく長い時間が経ったような気がした。
とりあえず、俺はまた落としてしまった自分の剣を拾い上げ、止めをそいつの背中に刺した。そいつは変なうなり声をあげながら事切れた。相当な力で突き刺したようで、剣はそいつの身体を貫通したようだ。床に血が広がっていくのが見えた。
ふと正気に戻り、ヘルマンはどうしたものかと、天井を見たが、激しい音は止んでいた。俺は心配になって、天井の開口部に向けて声を掛けた。
「おい、ヘルマン、大丈夫か?おい!ヘルマン」
俺は心配になった。もしかして、やられたかもしれない。あいつらは最低でも3匹いたようだ。もしかするともっといたのかもしれない。
すると、声がした。
「俺だ。オットー、助けてくれ。梯子の下まで来てくれないか?」
俺は、ヘルマンの要望通り、天井の開口部の下に立った。梯子は先程の戦闘で外れてしまって床に落ちていた。すると何かが開口部から顔を出した。それはさっきから戦っている魔物と同じ顔だった。俺は驚いて、尻餅をついて、もう一本床に落ちている筈の槍を探した。やばい、殺される。そう思って必死で探した。そうヘルマンから預かった槍をだ。心臓がバクバクして破裂しそうだ。
「俺だよ。ヘルマンだよ。魂が魔物と入れ替わったみたいなんだ。助けてくれ」
どうも変な感じがしたので、よく魔物の顔を観察すると喋っているのに口が動いていない。先程と同じ位置でこちらをじっとみているだけだ。しかも、そもそも魂が入れ替わって魔物の口で喋るなら、声がヘルマンの筈がない。
「おい、冗談も大概にしろよ。お前、頭がおかしいんじゃないか?
いい加減に無事な顔を見せろよ」
「わかった。こいつの死体を床に落とすので、ちょっと下がってくれ。そしたら梯子を掛けてくれないか?」
すぐに魔物の死体が床に落とされた。俺はやっと精神的余裕が出てきた。死体は変な形で転がっているので、梯子を立てるために、そいつを足で横に動かした。そして梯子を天井の開口部に立てかけた。
「ダンケ!恩にきるぜ。これ、なんか倒れ止めがあったんだが、どっかに吹っ飛んでいったみたいだな。倒れないように支えてくれないか」
俺が梯子の後ろ側に回って押さえるとヘルマンが下りてきた。
梯子の前後でヘルマンと目が合った。お互いに笑いだしてしまった。極度の緊張感から解放されたからだろう。
「本当、大変な目にあったな。ヘルマン」
「そうだな。ていうか、お前、ヘルメットすげえ凹んでいるけど、大丈夫か?」
「あ、さっきの一撃か。クッソーあの野郎」
俺は急いでヘルメットのあごの革ひもをほどき、ヘルメットを外した。
「・・・嘘、すげぇ凹んでる。やばいじゃん」
「オットー、お前、頭痛くないか?ちょっとコイフも脱げよ。傷を確認してやるよ」
俺は鎖帷子の頭巾コイフも脱いだ。その下にパッド入りの布でできた頭巾も被っているのだが、それも脱いだ。ヘルマンは、俺の頭をそっと触った。
「痛くないか?たん瘤ができているみたいだな」
俺は、そっと、腫れ物に触るように頭に触れた。本当に腫れ物になっていた。
ヘルマンは笑って言った。
「まぁ、良かったよな。これで叩かれたんだな。ヘルメットが丸いから力がすこし逃げたんだろう。まぁ、無事で良かったよ」
ヘルマンは、床に落ちていた小さな手斧を拾い上げた。それは石斧だった。
それから、俺らは家の外にでて、呼子の笛を吹き鳴らした。俺達のチームの音を鳴らしたのだ。まず、隊長が走ってやってきた。隊長は家の外でだらしなく座り込んでいる俺達を見て、ほっとしたようだ。
「無事だったか。心配したぞ。一体どうしたんだ?」
「この廃屋の中で、魔物に遭遇しました」
「で、魔物はどうした?逃げたか?」
「いえ、ヘルマンと俺で倒しました」
「一匹か?」
「いえ、三匹です」
隊長は明らかに驚いていた。
「この廃屋だよな?」
「そうです」
「扉の鍵はどうした?かかっていただろう?」
「いえ、開いていました」
「何?そうか、魔物が開けたのだろうか。ここの家は昔から鍵が掛かっていて、開けられないものだから、開かずの小屋として有名だったのだ。ドアの周りに印が無かっただろう?」
俺は理解した。最初からその情報を知っていれば、今回みたいな危険に合わなかったのだ。報連相の大切さを身をもって知った次第だ。
それから、皆がやってきて、魔物の死体が外に引き出された。魔物はゴブリン亜種だそうだ。よく言われる小鬼だ。しかも、地上種ではなく、地獄種だそうだ。つまり、悪魔軍とともに地獄から地上に登ってきた種類だそうだ。
ゴブリン達の死体は、廃屋の外側に並べられている。隊長は忙しく色々調べている。俺達は戦いに至った経緯などを事細かく訊かれた。やつらの武器は研究のため、砦に持って帰ることになった。
俺達はそれから、廃屋の調査を行った。
驚いたことに、中にはフレッシュな人間の死体があった。どうやら盗賊の死体らしい。状況からみて、小屋の鍵を得意の技術で開けて中に入ったが、後からゴブリン達が入ってきて、その盗賊は殺されたのだろうとのことだった。
死後硬直は済んでいたので、大体の志望時刻が判明した。盗賊はかわいそうなことに内蔵をすべて食われていたそうだ。俺達が突入しなければ、時間を掛けて解体され、やつらの鍋というか、シチューになっただろうとのこと。
そのあと、砦から応援も駆けつけて、大変な騒ぎになっている最中に、俺達は砦に向けて歩き始めることになった。
ゴブリンの死体は、小屋の前に放置されたままにするそうだ。周囲には、狼の群れがゴブリンの内臓を食おうと待ち構えているらしい。狼にとってはご馳走だそうだ。そうでなくても血の匂いが色んな動物を刺激しているようだ。
あと、盗賊の死体も小屋の前に放置されるのかと思ったら、ご丁寧に砦に運んで火葬にするらしい。聴くところによると、人間の内臓や肉の味を野生動物たちに覚えさせないためだそうだ。
隊長によると、狼達は賢く、砦の人間はまずくて固い、歯が立たない金属の毛皮を着ているから、襲ってもうまみがないと思っているだろうとのこと。それに時々魔物の死体を置き去りにしてくれるから、一種の共生関係なんだそうだ。街道を歩き始めた時に、遠吠えが聴こえたので怖いと思ったが、隊長がそんな話をしてくれて、砦の人間は襲われないという話をしてくれた。納得したし、ありがたかった。
砦に帰ってからは、多くの人から話しかけられて賞賛を浴びた。恥ずかしかった。特に俺は一度に2匹もゴブリンを倒したので、凄い奴だと言われているらしい。自分の塔に戻ると、皆が祝ってくれた。ご馳走も用意されていて、酒も出た。なかなかこういうことはないそうだが、砦の貴族の子爵様が命じられたとのことだ。
俺はゴブリン殺しのオットーと呼ばれることになった。なんか、いまいちだよな。どうせなら、ドラゴン殺しのオットーが良かったぜ
いかがでしたか。
オットーの意外な活躍と飄々としたドイツ人らしからぬヘルマンの言動。
オットーは補給基地生まれの設定で、元々はバイエルン人の設定です。
ヘルマンはミュンヒン生まれです。日本語ではミュンヘンですが、実際の発音を
聴くと、ミュンシェンに近いです。
場所的にはアレマン人の住む地域で、インスブルックはスイスです。
インスブルックは古くからラテン人が移住しています。
ドイツ人、オーストリア人、スイス人といっても、実はかなり多種多様なルーツを
持つ人々なんですね。
オットーの物語は一度ここで停止。次回は、実際にある湖を舞台にした戦いを描きます。
ご期待ください。