吾輩は猫であるんだにゃ!。
吾輩は猫であるんだにゃ!、名前は「くろ」でジャパニーズボブテイルと言う・・まぁ~早い話が日本猫の猫種にゃんだな!、んで、雄猫だっ。
吾輩は普段から喫茶店の中にいる、今流行りの猫喫茶ではにゃく普通の喫茶店だ。
カウンター4席、4人掛けのテーブルが2組の小さにゃ喫茶店だ。
ここの喫茶店には吾輩の他にマンチカンと言う足の短い猫種の「まるた」もいる、こいつも雄猫だ。
「まるた」の名前の由来はベージュの短い体毛で短足で丸太に見えるからと付けられたらしい、ここの主人のネーミングセンスはとても変である、・・・ちにゃみに、皆さんが察する通りに吾輩は黒猫である、解るよにゃ!?主人のネーミングセンスの無さが!。
喫茶店の営業時間だが、昼の部は午前11時から午後2時まで、夜の部は午後5時から午後8時までで、休業日は土日祝祭日、主人の気まぐれでこのようににゃっている!、吾輩達にとってもストレスににゃらにゃい程度でやっていけるから都合が良い。
この喫茶店にはルールがある。
1、ペット同伴お断り、これは吾輩達がいるからだ。
2、吾輩達にしつこく付きまとう行為はお断り。
3、吾輩達に飲食物を与えにゃい事。
4、店内禁煙。
5、店の外に子猫を置いていかにゃい事。
午後12時30分、ランチで訪れる客で混み合っている。
吾輩はこの時間はいつも店の奥の床で寛いでいるのだが、時々吾輩を見つけた女子達が寄って来ては吾輩を撫でていく、これはこれで気持ちが良いものだが、女子達から発っせられている香水の匂いが臭い!、人間には良い匂いであっても猫には臭いもんである。
他に、週に2回ほどランチで訪れる高齢の女性も吾輩達を撫でていくのだが、この女性は女性で臭い!、若い女子達とは違い珍味臭い匂いがする!?、これは珍味を食べたからではにゃく体臭にゃんだろう??、このようにゃ人にこそ動物には低刺激にゃ香水を付けて欲しいもんだ。
サラリーマンのおっさん達はおっさん達で加齢匂が酷いもんである!、あいつらは近寄って来て欲しくにゃい生き物の1種だ。
そして、おっさん達よりも近寄って来て欲しくにゃいやつらがいる、それは子供だっ!、やつらは吾輩達を見かけるとまるでゾンビのようにわらわらと近寄って来ては力任せに撫でるもんだから、吾輩達の毛並みが乱れるから嫌にゃのだ、でも、お客様は神様、我慢だ我慢!。
しかし、子供達による吾輩達への扱いがエスカレートしてきた時は吾輩がやつらの手の届かにゃい高い所に逃げる事にしている。
でも、吾輩は高い所に逃げられるから良いが、短足のまるたは高い所が苦手らしく、いつも子供達に捕まり力任せのモフモフをされている!。
そんにゃ日々を過ごしていたある日、急に人間達が吾輩を撫でる事をしにゃくにゃった!?、どうしたのだろう?。
と、言うか客が最近激減している?。
TVを見るとコロナウイルスと言う訳の解らにゃい物で世間の有り様が変わってきているらしい!?。
まるたも客の吾輩に対する扱いの急変差に困惑している!。
まるた
「おぉ~い、くろさんや。」
くろ
「ん!、どうかしたか??。」
まるた
「どうもっこうもっあるかいっ、最近、客達がおまえさんを撫でる事が無くにゃったがどうしたんだろうねぇ~?。」
くろ
「さぁねぇ~、吾輩に対する流行が去ったんじゃにゃいのかにゃぁ~?。」
まるた
「そんにゃもんかねぇ~?。」
くろ
「そんにゃもんだろっ、ついこの前までアメリカンショートヘア―がもてはやされていたと思えば、次はメインクーンだ、次はスコッテシュフィールドだ、次はマンチカンだ、次はラグドールだ、とか、にゃんだかんだと騒いでいるようにゃ者達だからにゃ!。」
まるた
「人間達があれだこれだ言っても俺達は俺達にゃんだがにゃぁ~。」
くろ
「そうにゃんだけどにゃぁ~!!。」
午後6時、仕事帰りのOLが入って来た。
OL
「まるたぁ~、ただいまぁ~、今日も癒されに来たよぉ~。」
まるた
「にゃあぁ~(ここはお前の家じゃにゃいぞ。)」
OL
「マスター、いつものをお願いします。」
マスター
「はいっ、かしこまりました。」
30分後
OL
「マスター、ご馳走様でしたぁ。」
マスター
「ありがとうございます。」
OL
「まるたぁ~、お前1人になっちゃって寂しいねぇ!、マスターっ、くろ、残念でしたね。」
マスター
「はい、ありがとうございます、亡くなったくろの事を思っていてくれる人がいるのはとてもありがたいですよ、くろもあの世で楽しく暮らせている事でしょう?。」
OL
「じゃあ、ご馳走様でした。」
マスター
「またのお越しを。」
どうやら、吾輩はこの世から亡くにゃっていて、まるたにしか吾輩の姿が見えていにゃいようである?。
へっ?!?、吾輩は猫・・・の幽霊にゃの?!・・・であるっ??。
終わり。
今回の主人公は亡くなった猫の幽霊であって、化け猫ではありません。