ウチュウ
タマは一体何を言っているのだろう 時間が進んでいる?
『タマ よくわからないんだけど・・・』
『うむ 我もよくわからん』
『はっ?』
『ん〜 我の記録に宇宙船で宇宙に行って帰って来ると地上では何百年も過ぎているとあるのじゃ』
う〜ん サッパリわからん
『まず、ウチュウに行って?
ウチュウって所はどこにあるの?』
『ずっと上じゃ』
『上・・・空より?』
『そうじゃ』
窓から空を見た う〜ん ?
『我は地上をすべて見た訳ではないからわからぬが、大災害の後に宇宙に行く技術が残っていたとは考えにくいのじゃ 大災害前に宇宙ヘ行き15〜16年前に地上に帰って来たのではないか?』
『えっ?!』
『つまり・・・俺は・・』
『500年以上前の人間じゃ』
『はっ!』
『えっ!?』
『えっ!?』
ハーンとサチさんが口を開けたま固まった
俺は、今日一日で色んな情報が入ってきて・・・頭が処理しきれなくなって倒れた
〈ドサッ〉
『リョウ!』
『キャ リョウさん!』
『あっ リョウ!』
このまま次の日の朝を迎えた
『うっ ここは?』
『リョウ 大丈夫か?』
『うん・・・』
タマが枕元にいる 周りを見るとあまり広くない部屋にベットが2つに応接セットがある 宿屋のようだ
『タマ 俺はどうしたんだっけ?』
『お主は我の話を聞いて倒れたのじゃ』
そういえば 俺は500年前の人間だと言われた後の記憶がない
『ハーンとサチさんは?』
『アオホリ街の街長に呼ばれて役場に行っておる』
『そう・・・・』
『タマ 俺はどうすれば良いんだろう?』
『ぬっ? 別に今までと何も変わらんじゃろ』
『お主はじっちゃんはじっちゃんで今までと変わらないと言っておったし 後は、ただ500年前の世界から来た人間じゃというだけじゃ』
えっ
『我だって500年前に作られた命じゃ』
『それに、なんじゃ 500年前に戻りたいのか?』
『いやっ 戻っても知ってる人がいる訳じゃないし 大災害なんて経験したくない』
『うむ それにお主の親なのか わからんが大災害から宇宙ヘ逃して命を救ったのかもしれんから戻ってしまったら恩を仇で返す事になってしまうじゃろうからな』
そうか 赤ちゃんを一人でウチュウとやらに行かせるには、それなりに理由があったはず タマの言ったように俺を助ける為にやった事かもしれない
俺はちゃんと生きないとだめなのかもしれない
『そうだね 今までと何も変らないね』
『そうじゃ』
俺はタマのお陰で立ち直った
この後ハーンとサチさんが役場から戻って来た
目を覚ましたことを喜ばれて役場で話した事を教えてくれた
北の大地の南の街のA級兵士と特務は俺達が来る前に旅立ち、西の街ヘ向かった為に南の街を取り戻した事を知らないそうだ 特務は優秀だからすぐに気づくだろうと言われたそうだ
アオホリ街にいる南の街の人達は明日帰る予定だそうだ
俺達は俺が目を覚ましたらいつでも旅立って良いと言われたらしい
そして、ここから一番近い街の場所が書かれた地図をもらってきていた タマがそれを見て3日ほどで行けると言っていた
旅の準備はないし体も疲れていない為、明日の朝に旅立つ事にする 頭は疲れているが
ジャンさんとヨシさんとポーさんに明日街を出る事を伝えた
ヨシさんとポーさんに「やめても良いんだよ」と言われた
相変わらずだと思った
ジャンさんとは、じっちゃんの話をした じっちゃんの話が出来て嬉しかった
そして、次の日 旅立つ為にアオホリ街の出入口に来た
見送りにジャンさん ヨシさん ポーさん ワークさんが来てくれた
『リョウ リーの話をもっとしたい 絶対生きて帰って来いよ』
『うん』
『今からでも行くのやめても良いんだよ』
〈グスッ〉
『そうだぞ』
『心配してくれてありがとう ヨシさん ポーさん』
ワークさんが小声で言ってきた
『リョウ君 アオホリ街にも東の街の潜入がいたんだよ』
『えっ そうなんですか』
『この先の街にもいるかもしれないから気をつけてね』
『わかりました』
そして、俺達はアオホリ街から旅立った
ありがとうございました




