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リョウ



ジャンさんが俺に問いかける


『リョウ 確認するぞ』

『お前の亡くなったじいさんはリーと言う名前で、見えない刃のギフテッドを使い 体術を得意としていたんだな?』


『うん・・・』


『・・・』


ジャンさんの顔が今まで見た事のないくらい真剣だ

じっちゃんとジャンさん 皇帝ロウさんの間に何かがあるみたいだ 良い事では無い雰囲気


『ジャンさん じっちゃんの事知っているんだよね』


『うむ・・』


『教えて じっちゃんと何かあったの?』


ジャンさんとロウさんが顔を見合わせている


そして、頷きあった


ジャンさんが話始めた


『リョウ お前はもう15才、大人だ』

『そのつもりで話すぞ』


『うん』


『お前のじいさん リーとロウさんは、ワシの遺跡発掘の旅の護衛をしてもらっていた』


『えっ!』


『リーと初めて会ったのは、30年前 幼馴染だったワシとロウさんは遺跡を探して大金持ちになろうと、ここから海を越えた西の大陸に渡ったときだ』


ここで生まれる前の記憶が“ 中国? ”と言った


『遺跡を探して旅をしていると20人しか住んでいない村を見つけそこにリーはいた』

『その村の人間は皇帝ロウさんが驚くほどの身体能力を持っていて、その中でもリーは飛び抜けた力を持っていた』

『そこでワシとロウさんがリーを旅の仲間としてスカウトして一緒に行動するようになったんだ』


じっちゃんとジャンさん ロウさんの出合い


『それから色んな場所ヘ一緒に旅をして15年ほど過ぎてオーストラリアと言う場所にいる時、空から炎の塊が降ってきて地面に到達 大爆風が起きた ワシらからは、かなり離れていたがそれでも爆風が凄かった リーのギフテッドで守られていなかったら間違いなく死んでいた』

『何が降ってきたのかとワシらが見に行くと大きくえぐれた地面の中心に 今まで見てきた遺跡とは全く違う物を発見した』

『直径10メートルほどの円柱状の物だった』

『扉がありそこを開け中に入ると外から見たより中は狭くスイッチの様な物が沢山あった』

『扉から奥と言うか下に降りて行くとまた扉があり中に入るとそこには・・・』


・・・・


ん? ジャンさんが黙ってしまった ここでじっちゃんと何かあったのかな・・・ 


『ジャンさん?』


『リョウ ・・・その扉の中には、お前がいたんだ』


『えっ!? 俺!?』


『うむ リーには15年前に子供はいなかった あの空から降ってきた物の中で見つけた赤ちゃんが間違いなく リョウ お前だ』


混乱! じっちゃんとジャンさんとロウさんに何か嫌なことがあったと思って聞いていたら 俺!?

えっ?なに?どうしたらいいの?泣けばいいの?怒ればいいの?

えっと なに? 空から降ってきた物の中に赤ちゃんがいてそれが俺?


ここで生まれる前の記憶が” ウチュウセン “と言った


しかし、今はそれどころでは無い!


『ジャンさん えっと 俺はジャンさんやロウさんやじっちゃんに拾われたの?』


『そうだ』

『その後、リーは赤ちゃんを育てると言って生まれ故郷に帰った』

『だが、その数年後リーの生まれ故郷が何者かに襲われて全滅したと聞いていたからリーも赤ちゃんも死んだとワシらは思っていた』


・・・・

じっちゃんはじっちゃんじゃなくて・・親父は行方不明じゃなくて最初からいない 俺は空から降ってきた人? なに?人なの?

俺はどう考えたら・・


『リョウ お前を見ているとリーは愛して育てたな思う 愛して育てなければリーと同じく他人の為に命をかけられる人にはならない』

『リーとは血はつながっていないがリーとそっくりだ』

『お前は間違いなくリーの孫だ』


『ジャンさん ありがとう』


俺はジャンさんの言葉で何とか冷静を保てた 


『リョウ すまない この事を言わなくても良かったかもしれないが、一生本当の事を知らないのは良くないとワシは判断した』

『ワシもロウさんも年だから今、言っとかないと言えないままになる可能性がある』


『何も知らないままより知れて良かったよ』


この後、ジャンさんとロウさんは、なぜじっちゃんは故郷から遠く離れた場所で、隠れるように山に住んでいたのか?

南の街にはジャンさんとロウさんがいるのに、なぜ会いに来なかったのか? と不思議がっていた


俺はジャンさんのお陰で冷静でいられたが、タマに聞いてもらいたいと思い宿屋へ行く事にする


アオホリ街の中を歩く その途中 銀行の受付の女の人に会い挨拶 雑談をした 南の街はすでにユウ君が取り戻してくれた事を教えた


宿屋についてタマだけではなくハーンとサチさんにも話した

・・・

みんな黙ってしまった 


少ししてタマが話しだした


『リョウはじっちゃんの事を今どう思っているのじゃ?』


『じっちゃんは、じっちゃん 何も変らないよ』


『そうか 良かったのじゃ それなら問題ないのじゃ』


『えっ なんで?』

『俺は空から降ってきて人間なのかもわからないんだよ』


『間違いなく人間じゃ』

『リョウがいた円柱状の物は宇宙船と言って我が生まれた時代では普通にある物じゃ』


『えっ そうなの』


そういえば生まれる前の記憶も“ ウチュウセン ”と言っていた

良かった 俺はとりあえず人間みたいだ ジャンさんの前では言わなかったけど、それが一番不安だった


『じゃが・・・う〜ん』


『なに?』


『・・・』

『リョウは15才じゃから大人だよな?』


うわっ 今日2回目の大人だから話すみたいな事


『我の記録によると、宇宙に行って帰って来ると時間が進んでいるみたいなのじゃ』



病気です

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