海〜陸地へ
陸が近づいてきて気づいた
この辺りは崖だ クルマが海から陸に上がれない
『うむ 街ヘは、ここを真っ直ぐ行けば着くが、行けぬか』
『リョウ 陸に上がれる場所を探すのじゃ』
『うん』
海岸を進み陸に上がれる場所を探す
今は、夕方 暗くなる前に陸に上がりたい
しばらく進む
『砂浜無いな〜』
『港の場所を聞いて来るべきじゃったな』
『港に行ってもクルマが陸に上がれたか、わからないよ』
さらに、進むと砂浜ではなく岩場だが海と陸地の段差があまり無い場所を見つけた
行って見ると何とか陸に上がれそうだ クルマを陸に向け進める 岩にぶつからないように気をつけながら進めて陸地に上がれた
『ふ〜 緊張した』
『暗くなる前に陸地へ上がれて良かったのじゃ』
『じゃが すぐに暗くなるのじゃ 今日はここで休んだ方が良いと思うぞ』
『そうだね』
そして、俺達は岩場で泊まる準備をする
俺は焚き火 クルマから枯れ木と枯れ葉を出して火をつけた
ハーンとサチさんはサメのモンスターを食べられる様にさばいてくれた
鉄の串にサメのモンスターの切り身を刺して焼いて食べた
『タマ かなり元のルートから外れちゃったけど街の場所はわかる?』
『大丈夫じゃ 方向だけで進んで来たわけじゃないのじゃ 空と地面があるなら迷子にはならん』
そうだった タマは太陽の位置や星の位置でも自分の位置がわかるように勉強してきたんだった 羅針盤がなくてもタマと一緒ならどこへでも行けそうだ 何も無い海でも・・・んっ!
『海に出て改めて思ったけど、サチさんよく海を泳いで超えられたね』
『はい 私も自分で思います』
『海だとわかっていたら怖くて泳いで渡れなかったと思います 川だと思っていたから渡れたと思います』
『あの時 サメのモンスターに襲われていたら生きていませんでした』
知らないからこそ超えられたんだな
『ハーンは迷いなく海に入ったけど、サメのモンスターと戦った事あったの?』
『いやっ 無い』
『でも、港で死んでいるサメのモンスターを触った事があったから、柔らかいのは知っていた』
それで、海に入って接近出来れば倒せると、わかっていたのか
この後、タマが見張りしてくれると言ったので、俺達は寝る事にした
そして、次の日の朝 4時頃
タマが叫んだ
『モンスターが近づいて来るのじゃ!』
俺達は飛び起き武器を手にした
『どこ?』
『海じゃ!』
海から水しぶきを上げながら見た事のないモンスターが近づいてくる
サチさんがライフルを構えてモンスターめがけて撃った
《ドン》
《バチッ》
〈!!〉
サチさんの撃った光の玉はモンスターに当たったが、気にする様子もなく突っ込んでくる ダメージが無い?! トラやクマのモンスターを消滅させる事の出来るサチさんの光の玉がきかない?
陸に上がって来て目の前までモンスターが来た!
体長3メートル 両腕に大きなハサミ 全身鎧の様な体をしている ここで生まれる前の記憶が“カニ”と言った
右腕のハサミが俺に向けて振り下ろされた 俺は後ろへ飛び かわしながら銃を抜いて撃った
《ドン》
《バン》
やはりダメージをあたえられない サチさんの撃った光の玉がダメージをあたえられないのに、俺の撃った光の玉がダメージをあたえられるわけが無い
さらに、サチさんが撃つ
《ドン》
《バン》
ダメージをあたえられない!
硬い 今まであったどのモンスターよりも硬い
カニのモンスターは両腕のハサミを振り回し攻撃してくる
ハーンに襲いかかる
カニの右腕のハサミを大盾で受け止める
《ガン》
左腕のハサミにランスの一突き
ハサミに刺さった
《ザク》
カニのモンスターの動きを止めた
ここで俺はダガーを抜き❛ 気 ❜を腕に全力で使いカニのモンスターの腹ヘめがけ刺しに行った
《ザクッ》
刺さった そのまま縦に切り裂く
《ザシュ》
カニのモンスターの腹から血が噴き出し後ろへ倒れた
《ドサ》
『ふ〜』
倒せた
『危なかったね』
『あぁ 僕はこんなモンスター初めて見た』
『私もです』
『俺も初めて見た カニって言うモンスターらしいよ』
海を渡って強いモンスターがいる事が知れた 気を引き締めて行こう
この後、ジルさんにもらった食べられるモンスター本に、カニが載っていたので丸焼きにして硬い皮を剥がしながら食べた 凄く美味しかった
そして、街に向けて出発して2時間ほどで街が見えて来た
ありがとうございました




