気
『知ってるんですか?』
『お主 ❛ 気 ❜を使えるのか?』
『えっ いやっ 使えると言うか ・・・使っていると言われたんです』
『❛ 気 ❜ってなんですか?』
『・・・』
『タマは知らぬのか?』
『うむ 知らぬのじゃ』
『そうか ❛ 気 ❜とは、体を強化でき、体力を持続させ、自己治癒力をあげられる力じゃ』
『 ! なるほどなのじゃ 今までのリョウに全部当てはまるのじゃ どのギフテッドも当てはまらないと思ったら、別の力じゃったのか』
『そんなに凄いものを俺が使ってるの?』
『しかしじゃ、❛ 気 ❜は大災害前に使える者はいなくなったはずなんじゃが』
『大災害の前に?』
『そうじゃ』
『人間を生き返させる研究をしていたことは、この前言ったな』
『はい』
『聞いたのじゃ』
『その研究をしていた所を、バベル財団と言うのじゃが、バベル財団の研究に反対している一族があったのじゃ』
『人間を使った研究は、モラルに反するとバベル財団と敵対しておったが、大災害の1年前に、バベル財団によって全滅させられた』
『その一族の戦士が使っていたのが❛ 気 ❜じゃった』
『じゃから、❛ 気 ❜の使い方を知っている人間は、いないはずなんじゃ』
『まぁ 生き残りがいた可能性はあるが、とにかく自分より他人を守るのが好きな一族らしく、他人を守ってすぐに死んでしまうらしいのじゃ じゃから500年もたって まだ、❛ 気 ❜を伝えられ、使い手がいるとは思わなかったのじゃ』
『リョウはどこで❛ 気 ❜の使い方を習ったのじゃ?』
『習った? じっちゃんも❛ 気 ❜は使えなかったし 習った覚えはないです ギフテッドだと思って使ってました』
『習ってない?』
『ん〜 全滅させられた一族は龍族と言って謎が多ったから、何かあるのかもしれんのう』
『我の勘じゃが この事は、あまりあっちゃこっちゃで言わん方が良いかもしれん』
えっ!
『言わないほうが良い?』
『そうじゃ その力は珍しすぎる』
また、秘密ができてしまった せっかく生まれる前の記憶の秘密が終わったばかりなのに・・
『わかりました・・・』
『我もわかったのじゃ』
そして、俺は秘密を持ってタマと教会を出た
西の街ヘ帰る為に、林の中を走る
『は〜』
『どうしたのじゃ?』
『また、誰にも言えない秘密ができちゃったなと、思って』
なんとなく秘密というだけで気分が重い
『ハーンとサチには言ってもよかろう でかい玉は、あっちゃこっちゃで言うなと言っておったのじゃ』
『ハーンとサチは仲間じゃ あっちゃこっちゃじゃないのじゃ』
『そうか そうだね』
今までと違い秘密を言っても良い相手がいる 少し気分が軽くなった
そして、しばらく走り西の街の隣の林へ入った時、タマが言った
『林の中に人間が3人おるぞ』
タマは一度あった事のある人間はわかる 知らない人が林の中に3人でいると言う事か 戦いが終わったばかりだ 敵の可能性がある
俺は、タマに誘導してもらい近づきながら、目にギフテッドではなく❛ 気 ❜を使って見た
そして、見えたのは兵士だった
敵の可能性が高いが西の兵士の可能性もある
近づき声をかけようとしたら兵士が剣を抜いて襲ってきた
『タマ敵だ!』
3人の兵士は190センチ 黒髪短髪 銀の鎧 ショートソード
近づいて気づいた コイツらは俺を泥棒にした東の兵士!
『お前ら!』
『拳帝 炎帝をどこにやった!』
?!
俺はパイプを操って3人の腹へ一撃
《ドッ ドッ ドッ》
『ガッ』『ウッ』『ゲッ』
3人同時に気絶させた 動きを見る限り俺よりはるかに弱いようだ
『コイツら炎帝とかって言ってたな』
『・・・リョウ お主 今 怖かったのじゃ 口調も違うし』
『えっ? そう?』
恨みが態度と口調に出てしまったようだ すべての始まりの相手だし、しょうが無いよね
『西の街ヘ連れて行こう』
パイプを東の兵士の鎧へ差し込み操って兵士を西の兵士ヘ運んだ
ありがとうございました




