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ここに、泊まるために夜ご飯の、兎のモンスターを4羽狩り、渓流で処理をして戻ると、タマとサチさんでサチさんの過去の話をしていた


『船に乗った記憶がないのか? どうやって海をこえてきたのじゃ?』


『海? 海なんて超えてきてないよ 川なら泳いで渡ったけど・・・』


『? サチのいた場所からここに来るには海を超えねば、来れぬぞ』


『う〜ん わかんない』


俺はサチさんなら可能性があると思い言ってみる


『サチさん』


『あっ おかえり ありがとうございます』


『ただいま』


『サチさん しょっぱくて飲めない川を、泳いで渡って来たんじゃないの?』


『うん そう 珍しい川でした』


〈!!!!〉


俺達はみんなで言った


『それ海だ!』


『はい?』


どうやらサチさんは海を泳いでこちらへ来たようだ

俺とハーンは、あんなに泳ぎ辛い海を凄いと思ったが、 ダースさんとタマは凄いと言うか異常だと言う顔をしていた 俺とハーンとは違い、距離や本当の大変さをわかっているみたいだ


『サチ とんでもなく凄い事じゃぞ とにかく体力が異常じゃ』


『やっぱり・・・』


そして、サチさんが俺が狩ってきた兎の肉を焼きながら言った


『東の村で暮らすようになってから気づいたんですけど、私って他の人より疲れてからの回復が、凄い早いみたいなんです』

『今考えれば、そのお陰で5年間森の中を移動出来たんだと思うけど・・・』


俺は、サチさんが、森の中を移動していた年齢や年数を間違えていると思っていた 子供が一人で森の中を5年間も過ごせる訳が無いと思っていた しかし、あっているみたいだ 体力回復が凄いから、モンスターから逃げられたり捕まえたりできていたんだ


そして、タマが言った


『もしかしてじゃが、ギフテッドではないのか?』

『 Ⅸ が、超体力回復とかあり得るのではないか? 疲れて、回復して、疲れて、回復してを、短い時間で繰り返したなら海を泳いで、来れたのも うなずけるのじゃ』


〈!〉

俺は、なるほど絶対そうだと思った

 ギフテッド研究所から逃げた森の中 アメリカ村から南の街ヘ向う途中の、後ろ向き走りをした時 どちらも疲れてはいたけど、最後まで倒れる様な事はなかった それどころか余裕があった 普通はダースさんの様に辛くて諦めるか 動けなくなったりすると思う


『サチさん 良かったね Ⅸ の力が、わかって 一生わからない可能性だってあったんだよ』


『う〜ん ギフテッドで体力を回復するって事は、疲れたら、その間ライフルを撃てないって事なんですかね?』


『この前は、どうだったの?』


『わからないです 疲れて 撃てなくなって 休んで 撃てる様になって また疲れて 撃てなくなって・・・う〜ん 当たり前の事を繰り返したような気がします』


『今度は、ライフルを撃つのと体力回復を意識的に振り分けてみたら?』


『それがいいのじゃ』


この後サチさんは考えたり試したりしていたが、よく わからないそうだ


そして、夜になり見張りをタマに任せて俺達は寝た




次の日、朝ご飯を食べてから、みんなでクルマをみた


〈グイッ〉


ハーンがクルマの下を持って持ち上げた


『えっ! ハーン軽いの?』


『あぁ そんなに重くないぞ』


反対側をサチさんも持ち上げた


〈グイ〉


『本当ですね 軽いです』


クルマは完全に持ち上がった


『もしかしてそのまま上に上げられる?』


『あぁ 出来そうだな』


『はい 出来そうです』


『やってみてくれなのじゃ』


〈ホイ〉


〈ズンッ〉


クルマが地上へ上がった


ダースさんが言った


『人呼ぶ事ないな 見た目より軽かったんだな』


そう言ってダースさんがクルマの下を持って持ち上げようとしたが、ビクともしなかった


『・・・』


『とりあえず、このままお昼まで待てば良いんだな』


『そうじゃ』


俺達はゆっくりお昼まで待つことにした


タマが焚き火に薪を入れながら言った


『ところでリョウ ❛ 気 ❜の事をでかい玉に聞いて来るのを忘れたのではないか?』


『❛ 気 ❜ってなに?』


『何じゃ 忘れたのか? 聞くのを忘れてのではなく、そもそも❛ 気 ❜の事を覚えておらんのか』


❛ 気 ❜? あれっ どこで聞いたんだっけ 確かに、聞いた事あるな


『タマ どこで聞いたんだっけ?』


『青い人間がリョウの体の一部を強化する力は、ギフテッドではなく❛ 気 ❜じゃと、言っておったのじゃ』


そうだ! 言っていた

完全に忘れていた 


『タマ ありがとう 次、行ったら聞いてみるよ』


『うむ』


もう、少しでお昼だ


読んでいただきありがとうございました 

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