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病院



次の日 朝からエセノさんが来た


『リョウ ハーン おはよう』


『おはようございます』

『おはようございます』


『体は大丈夫?』


『うん もう、何とも無い』


『僕も大丈夫です』


俺は、ハーンは化物だと思った

昨日 大砲をくらい血だらけボロボロだったのに、今日はもう、元気いっぱいピンピンしている 上薬草を食べ、薬草風呂に入ったとはいえ異常だ

あっ! アメリカ村で俺もこんなふうに思われていたのかもしれないと思った



『ハーン 昨日の話を旦那にしたら急に泣き出しわよ』


『・・・』


『なんかね、ハーンのお母さんの事を本当のお母さんだと思うぐらいに慕っていたみたいね』

『思い出し泣きしていたわ』


『はい 知ってます』


『ハーンの事も気にはしてたみたいだけど、何も出来なかったみたいね』


『当然です 過去の事とはいえ当時の街長に隠し子がいたなんて言えませんから』


雷帝とハーンの父親は前の街長だったのか 

街長の席は子供に受継がれるからハーンがいるのが知られると、お家騒動になっちゃうんだろうな

ん? でも・・・


『雷帝は街長を継がなかったんですか?』


『んっ リョウは知らないか』

『うちの旦那は雷帝兼街長だよ』

『でも、実際問題として両方は急がしくて出来ないから、街長の仕事をしてるのは、旦那の叔父の副街長だけどね』

『ハーンにとっても叔父にあたる人だよ』


知らなかった 偉いさんの誰にもあった事はないから当然だけど 

でも、という事はエセノさんは街長婦人だったんだ


そして、ハーンが言った


『僕も、雷帝がまだ街長をしてるなんて知らなかったです』


『えっ!』

『えっ?』


ハーンはこれからいろいろ勉強してもらうとエセノさんに言われていた

 将来の西の街の為に・・・


この後、少し話をして 俺とハーンが元気なのを良かったと言ってエセノさんは帰って行った



そして、お昼ご飯を食べてゆっくりしてる処へ、タエさんが来た 隣の部屋からサチさんとタマも呼ばれたのだろう一緒にいる


『元気そうで良かった』


『タエさん』


二人は丸椅子に座りタマはサチさんの膝の上に乗った



『昨日は、ありがとう ジルさんも来る予定でしたが、ジルさんがまた兵士長をする事になり、急がしくて来れなくなりました』


『ジルさんなら間違いないです』


『うむ それでわかった事や、決まった事などを、君達にも話しておこうと思って来ました』


そして、タエさんが話しだした


今日の朝から、東の街の親方様ヘ尋問を始めたが、信じ難い事を聞いたそうだ


なぜ、今攻めて来たのか聞いたところ

 カミ様が現れて 「南の街の下等生物達を排除するなら今だ」 と言い渡されたそうだ

A級兵士がいない事はわかっていた為、さすがはカミだと思い信じて攻めたそうだ そして、勝った


さらに、すぐに「西の街も攻めろ 赤髪を使え」と言い渡された 

多くの兵士は南の街にいる為少なく、東の街を守る兵士はいなくなるが、カミの言い渡しだから大丈夫だと信じ攻めたそうだ


尋問中 ずっと高飛車な態度で下等生物を見るような感じだった為、本当の事を言っているかわからないが、作り話にしてはバカすぎる為、信じる事にしたそうだ

他にもいろいろ聞いたが 「全てはカミ様の為に」 とか言ってるばかりで話にならなかったと言っていた  



東の街は今後しばらくは、風帝と西の街の兵士100人で街人を監視するみたいだ 何もなければ、街長を決めるのを手伝い、決まって落ち着いたら引き上げて来るそうだ




タエさん達南の兵士は街の取り戻しを考えているそうだ

特務と連絡が取れたらモンスターを操っていると見られるコントローラーを奪った後、攻める予定だそうだ

特務はそのような仕事が得意らしい 今は、A級兵士と海の向こうに行っている為、少し先になるみたいだ

そして、特務とA級兵士が海の向こうに行った理由が、カミにかかわる事らしい もしかしたら特務とA級兵士は、南の街から罠で、遠ざけられたのかもしれないと言っていた


『リョウ君たちが見た青い人間の形をした物は、カミに関係があるかもしれない』


『・・・カミ』


『リョウ君 体が回復したら教会で聞いて見てくれないか?』

『私は部下がいるからここを離れられない』


『はい 今から行っても良いですが』


『それは、待って下さい 今日の夕方に、街を守った君達と兵士は、街の中を歩く事になっているんです』


『えっ!?』

『えっ!?』

『私も?』


ここで生まれる前の記憶が“パレード”と言った


『パレード?』


『 ? パレード?ってなんですか?』


また やってしまった・・

ここでタマが言った


『パレードと言うのはタエがさっき言った事じゃ 街を活気づける為に、するんじゃろ?』


『そうです』『私の知らない言葉ですか・・』

『とりあえず 今日は街歩きがあるので明日以降にお願いしたい』


『明日、教会に行くのは良いのですが パレードは・・・』


ずっと子供の頃から目立たないように生きて来て、わざと人前にでるなんて考えた事もなかった パーティーの時とは人の数も内容も違う 

するとハーンが言った


『リョウ 街の為になるなら行こう』


!! 

街の為か 戦うのもパレードも同じ街の為


『わかった』

『サチさんも行こう』


『はい』

 

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