地下
でかい玉の家には人間の生活出来る物が揃っていた
ロウさんがたまに来て泊まっていくそうだ よく聞くとロウさんが【皇帝】でロウさんに別の大陸にいる時、助けてもらって今のこの場所で平和に過ごせるようになったみたいだ
昔のロウさんは冒険家で筋肉モリモリ 剣の達人 相手と目があうだけで動きを止めるギフテッドを使い無敵だったそうだ
今では、ガリガリで剣を杖替わりに使っている状態だが【皇帝】が戦えないとひろまると、東の街が攻めて来るかもしれないから内緒にしてると言っていたらしい
しかし、今はバレたと思う ワークさんが潜入した東の兵士に兵力の情報は全てバレたと言っていた だが、南の兵力は皇帝だけではない 帝はついていないが、かなりの実力者は揃っているし兵士の数もこのあたりでは一番だ 心配ないだろう
でかい玉はその他にもいろいろ話してくれた
でかい玉は大災害を経験して生き延びた一体だそうだ
何をしたのかわからないが大災害は人間が引き起こしたかもしれないと言っていた その時、タマなどを作り実験していた施設も爆発し妙な薬が世界中にばらまかれ今の人間にギフテッドみたいな力が備わってしまったと予想しているそうだ
あくまでも予想だと言っていた
俺はもしかしたら生まれる前の記憶もそれが関係しているのではないかと聞こうかと思ったが止めた でかい玉が予想と言ってるのにギフテッド以外の生まれる前の記憶の事まではわからないだろうなと思った それに聞いてわからなかったら俺は変人ですと、発表するだけになる
でかい玉はギフテッドの種類はわからないがギフテッド自体には詳しかった
今までいろんな状態を見てきたようだ
自分のギフテッドのせいで全身石化してしまった人や全くギフテッドが使えず悩んでいて、それは正常だと言っても聞いてくれないとかあったそうだ
ギフテッドは長時間使えば量が増え強くなると言っていた
俺はだから急に足が速くなったりしたのかと納得した あの時パイプに常にギフテッドを流し続けていた
使い続ければサチさんのように勝手に体から出るぐらいの量になるみたいだ サチさんはおそらく子供の頃に無意識にギフテッドを数年使い続けて今の状態になったのではないかと、でかい玉は予想していた
サチさんは心当たりがあるのか黙っていた
とりあえずサチさんが自分の身を守れるようにでかい玉の言っていた銃が必要だ
もしかしたら俺の元の家の地下に焼け残っているかもしれないから見に行って来ることにした
次の日
『それじゃ 行って来ます』
『私の為にすいません』
『いいえ タマ行くよ』
『わかったのじゃ』
〈ポヨーン ポヨーン サシュ〉
タマが俺の鞄に入った
そして、俺とタマはでかい玉の家を出た 階段を降りて振り返ると家は無く林になっていた
『タマ 帰って来れるかな?』
『大丈夫じゃ このへんの木を覚えたのじゃ 問題ない』
さすがはタマ 俺は安心して元の自分の家を目指して走り始めた
西の街の脇の林を通り夕方に着いた
地下の入口は俺が寝ていたベットのしたにあった 全部燃えてしまってわからないと思ったがすぐにわかった やはり地下まで燃えたようで多少の真っ黒な木をよけたら大きくなった入口らしき物があった 上からでも地下の様子がわかる
階段があったはずだが燃えてなくなっているし棚などがあったはずだがない
下に飛び降りた
この時タマも鞄から飛び出した
『あっ タマ危ないよ』
『うむ 大丈夫じゃ』
〈ポヨーン ポヨーン〉
タマは尖っている所を上手に避けながら跳ねている
地下を見渡すと所々壁の木がなくなっており土が見えている
これは銃は残っていないと思ったが奥に小さな部屋がある そこを見ようとしたらなくなっていた 横壁の土が崩れて見えなくなっていた
もしかしたらこの奥は無事かもしれない
『タマ この奥にもう一つ部屋があるんだけど土が邪魔だから銃でふっ飛ばすから下がってて』
『わかったのじゃ』
土の量は多くない 俺は銃を両手で構えてギフテッドを流し込んで引き金を引く
〈ドン〉
〈バズ〉
山になっている下の方へ撃ち込んだ
〈ズザザザザザザザザザ〉
土が崩れて土埃が凄い
『ゴホ ゴホ』
土埃がおさまって奥の部屋の扉が見えた
『タマ やったよ 燃えてない』
タマを見たら元の青色ではなく灰色のタマがいた
『後で綺麗にしてほしいのじゃ』
『うん』
しかし、嬉しい じっちゃんとの思い出の物が残っているなんて思わなかった 土が守ってくれた
この奥の小さな部屋は特別でドアは観音開き出っぱてる物を押しながらじゃないと開かないし椅子は同じ方向に4つ並んで全面窓だ
俺とタマは扉を開き入った
中も前のままだ
するとタマが
『車ではないか』
クルマ?・・どっかで聞いた事があるような
『タマ クルマって何?』
ここで生まれる前の記憶が“移動する為の乗り物”と言った 久しぶりでビックリした
そして、タマも
『移動する為の乗り物じゃ』
『乗り物って確か船みたいな物だよね・・・』
『船が水の上 車が地上を人間を乗せて移動する物じゃ』
うわっ! このただの小さい部屋だと思っていた物があの大発見の船と並ぶ物なの?!
『どうしよう タマ』
『どうもせん 銃は?』
えっ そうか そうだよね別に誰かに言える訳じゃないもんね
落ち着いてクルマの中を見てみると天上に1メートル50センチぐらいの銃がかけてある
『タマ あった!』
『良かったのじゃ これでサチも戦えるのじゃ』
でも、どうやってダイヤモンドを取り付けるのかわからないけど、でかい玉に聞けば何とか なるかな
それにしても懐かしいな 家が燃やされる何年も前からここには来てなかったし
クルマの中を見渡していると、じっちゃんが若い時着ていたと聞いた服があった
今の俺なら丁度サイズがあいそうだ これも持って行こう
そろそろ暗くなってきたから外に出ようと思ってタマを見るとクルマの奥の方にいた
『タマ どうしたの?』
『この車は我の生まれた時代の物じゃ』
『ふ~ん』
『そろそろ出るのか?』
『うん 夜ご飯の準備をしないといけないから』
俺とタマはクルマを出た
そして、燃え残った木などを重ねてクルマを隠した
珍しい物だからじゃなくじっちゃんのぬくもりがある場所だから
地下を出ると夜になっていた でも、大丈夫だ 昨日の残りの枯木がある それを使って焚き火を作った ご飯は狩ってこなくては駄目だがいる場所はわかっている そして、予想どうり兎のモンスターを狩って焼いて食べた
『我は元気じゃ 見張っておるから寝ても良いぞ』
『うん ありがとう』
じっちゃんのぬくもりを少し感じれて良かった
そして、寝た




